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なんで自分に怒ってくる人がいるのか?

皆さん、こんにちは。
一週間が早いですね。
特に精神の学びをやっていると
奥さんともつい何時間もおしゃべりしてしまって
毎日何かしらの「そうだったんだ~!」の
アハ体験があるので
ゾーンに入って話をしていると
あっという間に寝る時間になってしまいます。

このアハ体験って
まさに謎が解けた!!みたいな瞬間で、
これまでずっと疑問に思い続けてきたことが
急にパ―――っと視界が開けるような、
爽快な体験なんですよ。
頭に抱えていたことが
ふわりと軽くなって
どうでも良くなる瞬間なんです。

悩みの中にいる人が
少しでもそうした体験で
抱えているものが軽くなれば良いなと
引き続きブログ更新していきますね。


さて、前回までに
人が指摘をしたくなる心理については
ご理解頂けたと思います。

しかし経営者の方たちでは
こんな悩みもあります。

「経営的なことを考えると
ついガミガミ言ってしまうことがある。
なんでもいいよいいよというわけにもいかない」

「下の人たちが言うことを聞かないと
どうしても強く言わざるを得ない」

これはお母さんたちも
わかるところがあるんじゃないかなと思います。

こういった方たちに共通しているのは、
「責任をとる立場にある」ということですね。

子供が何かをしたら
その尻拭いをするのは親だし、
社員が何かミスをしたら
会社全体に影響することだってある。

だから「自分の身を守るために」も
強めに言わないといけない場面があるんです。

上司や親が厳しくて、うるさくて
嫌いだと思っている人は少なくないものですが、
このことをわかってあげて欲しいんですね。

自分が何かミスをしたときに、
その「嫌いな人」が
最後は責任をとってくれる人なんじゃないですか?


スポーツの強豪校というのは
決まって鬼コーチがいたりします。

何か規則を破るようなことがあれば
何周も走らされたり
坊主にさせられたり、
もちろん怒鳴られることもあるでしょう。

そんな厳しい環境にいるからこそ
精神が鍛えられて
自分の能力も高まっていくんです。

コーチが優しくてフレンドリーで
なんでもいいよいいよと
甘やかしてくれるような人だったら、
なかなか限界を突破することは難しいでしょう。

人間というのは
甘やかされればされるほど
堕落してしまう傾向があります。

もしもこの世界が
何でも自由にしていい世界で、
お金の心配もない、住むところの心配もない、
仕事もしなくても食べるものは与えられる、
周りの人もみんな優しくて何も問題がない、
そんな世界だったとしたら
皆さんは平和な世の中になると思いますか?

それはよっぽど我々ひとりひとりの人間が
精神性が高くて、節度を守ることができて、
人に迷惑をかけることもなくて、
感情を乱すこともなくて、
奉仕の精神で人に良い行いだけをして…と
そんな「できた人」の集団でないと成り立たないんです。

前回の記事でも言いましたが、
人間というのは
一人の人の中に天使も悪魔ももっているもの。

普段は天使の人だって
何かの拍子に悪い気を起こすことだってある。

何もかもが与えられている甘やかされた世界では
堕落して悪さをする者が中には出てくるんです。
そしてそれに影響される者も出てくる。

良い人の顔をしながら
陰で悪いことをする者も出てくる。

よく人のために働いて動く者もいれば
何もしないで恩恵にあやかるだけの者も出てくる。

そうこうしているうちに
このよく働いていた者たちは
不公平ではないかと反乱を起こすようになる。

そうして結局誰しもが
天使も悪魔も内側に持つようになってしまう。

これって、、結局は今のこの世界のことですよね?

だから人間ひとりひとりが
意識を変えていって
自分の中の悪魔に憑りつかれないように
常に気を引き締めて、
この世のトラップにハマらないようにして…って
学びをやっていかない限りは
エデンのような平和な環境にはならないんです。

今の資本主義の世界に
文句を言っている人は多く見られますが、
実際にお金が関係のない世界になったとき、
今の人間の精神性のままであったら
頑張り屋さんが損をする世界になるでしょうね。

そうしたら結局は
その頑張り屋さん、働き者の人、賢い人、
能力の高い人、そういった人たちは
みんな不公平だと不満になるだけなんです。

人間が精神の学びをしないといけないのは
こういったところにもひとつ理由があります。


そして上司や親がガミガミ言うのは、
ある程度 世の中の秩序を保つために
そういった厳しい人が
一定数いてくれないと、
世界がダメダメになってしまうからなんです。

みんなが「何しててもいいよ~」と
フレンドリーな緩いタイプの人たちだったら
人間はダラける一方なんです。

だからといって
この上司や親たちも
闇雲に感情的になっていいわけではない。
もちろんそれはそう。

上司も親も、人間だから
その人たちも学びはしていかないといけないし、
完璧な人はいないんです。

それは前回のブログで説明していることにも繋がるので
そちらをお読みになって頂きたい。

指摘する側もされる側も、
相手の立場を理解してあげる、
相手の背景を理解してあげる、
そして節度を保つということが大事なんですね。

言う側は
「自分のためなのに、考えを押し付けになっていないか?」

言われる側は、
「自分にだらけてたところがあったから
喝を入れられてるだけなんじゃないか?」

そうして自分自身の内面、考え、行動、
常にそれを見つめて内省していくしかないんです。

相手は変わらない、
「自分が変わっていくしかない」
とはそういうことになります。

自分の内側を見つめていく。
そうすることで自然と周波数が変わっていく。
そうして次第に
周りから問題を起こす人がいなくなっていきます。
怒る人がいなくなっていきます。
ガミガミ言ってくる人がいなくなっていきます。

今日も優しい自分を思い出して穏やかな一日を。

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