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[ep.3]硫黄山を過ぎて、つつじヶ原自然探勝路の道中

【メインテーマ】
100km歩こうよ大会 in 摩周・屈斜路 2019の実行委員がリアルに100kmを歩くことを決意し、実行したらどうなるのか?

●国道391号から硫黄山へ

コースのおさらいです。今は画像右下辺り、「川湯温泉」と書かれたJRの駅の近くを歩いています。

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スタートして約30分ほどで、国道391号を右折して硫黄山に向かいます。写真ではわかりづらいですが、左側には「川湯パーク牧場」という牧場があり、馬やポニーが牧草を食べたり寝たりしています。

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右折した後に、程なくして距離表示の青看板が出てきます。

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第1CPの砂湯までは、道道52号を道なりに進めば11kmです。我々がこれから歩く道は道道52号を外れて散策路に入るので、砂湯まできっちり11kmではないようです。

まもなく硫黄山入口の看板が出てきて、

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左折すると、目前に弟子屈町が誇る奇観を目の当たりに出来ます。

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進んでいくと駐車場があり、ぐるりと時計回りで外周を一周してから散策路に入っていきます。

途中には、観光地で多く散見される「自然を大切にしましょう」という看板も。

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過去にどなたかのお話(記憶が正しければ、それはアメリカの大学研究結果だったような)で聞いたのですが、目標を達成するにはその目標を日頃から目に見える場所に掲示しておくと、掲示しないよりも達成できる可能性が11倍ほど上がるそうです。この理論から言えば、掲示しないよりも11倍の確率で「自然を大切に出来る」と言えるのでしょう。

間髪入れず、硫黄山の麓に辿り着きます。

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硫黄山は、地学的にも歴史的にも興味深い場所です。概要については弟子屈町の観光ガイドHPである「弟子屈なび」の「硫黄山」の項にて紹介しています。このWebでは、これから歩くこととなる散策路についても案内がありました。

●突入せよ!つつじヶ原自然探勝路

環境省がおすすめするコースを逆走する形で、硫黄山を背にして南から北に移動します。

つつじヶ原自然探勝路に入ると、アスファルトから未舗装時になります。(入口の看板には「つつじヶ原探勝路」とあるのですが、どのガイドブックやサイトも「つつじヶ原自然探勝路」と「自然」という文字が記載されているので、これが公式の名称なのでしょう)

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歩き初めは、河の跡のような場所を歩いていきます。荒涼とした地面が特徴的でもあります。

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前述の弟子屈なびの表記によると、この散策路は約2.5kmくらいあるそうです。荒れ果てた大地も、少しずつ緑が増えていきます。ところどころに木杭の距離標も建てられています。

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この距離標を過ぎて間もなくして、いきなり辺りの風景が緑色に包まれてきます。

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道の途中で、展望台のようなものが見えてきます。

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左に行くと「ハイマツデッキ」という展望台があるようです。時間に余裕があれば立ち寄ってみたかったのですが、とにかくタイムアップは避けなければならないという思いから、断腸の思いで正規ルートである「→川湯温泉」と書かれた右側の道へと体を向けました。

この散策路は、非常に曲がりくねっています。先の見えないカーブや、

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鈴鹿サーキットのS字、あるいはイギリスにあるシルバーストン・サーキットのマゴッツ・ベケッツ・チャペルの複合コーナーを彷彿とさせるような風格を感じられるワインディングロードです。

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もう少し時期が早ければ、白つつじ(エゾイソツツジ)が満開に咲き乱れて、仲夏を彩る幻想的な風景を味わうことも出来ました。毎年の気候にも因りますが、6月中が見頃であることが多いようです。

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それでも、緑の葉と細い白樺の幹とのコントラストは、これだけでも一見の価値があります。

散策路はあともう少し続きますが、未舗装時から舗装時に変わるタイミングを迎えたところで、今回のレポートは終了します。まだ第1CP「砂湯」までは半分行くか行かないかくらいのところじゃないでしょうか。

[ep.4]自分に「また会いましょう」をタグ付けしてみる につづく