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ニーアオートマタクリアしたぞ~~~~~~~~~!!!!!!!!

画像はイケメンすぎる2Bさんにシビレた大好きなシーンです。


お久しぶりですこんばんは。
というわけで(?)ニーアオートマタの感想です。ゆっくりしていってね!!(インターネット古代語)

・マジの初見プレイ
・A~Dエンド あとアジも食べた
・トロフィー50%くらい
・ニーアレプリカントクリア済(だいぶ記憶が薄れてる)
・ネタバレしかない。クリア済の人向け

あとゲームがヘタクソすぎて序盤で相当死んだので、EASYおかんモードを選択しました。とにかく話が読みたかったので、アクションを楽しむよりも先に進むことを優先したためです(言い訳)。

 地獄みたいな展開が大好きなので、どんと来いや~~!って感じで突き進んでいったんですけど、普通に満身創痍になりました。しかしこの満身創痍っぷりも癖になる。いいなあ、壮大な虚無。(マゾすぎる)

Aルート

 2Bと9Sのやり取りに微笑ましさを覚えながら、この先絶対ろくなことにならんから二人を好きになんてなりたくない、という屈折した感情を抱える。おねショタじゃん!最高!って最初はしゃいでたんです 最初は

 異星人が実はもう滅んでいたという衝撃の事実を知ったとき、「もしかして人類もいないんじゃ…?」と不安にかられ、機械生命体とアンドロイドは、創造主を失ったまま、もはや意味もない戦いを続けているだけなのでは…?と思ったりしたのですが、当たってて最悪だった。

  しかもよく考えたら、「ニーアレプリカント」の時点で、人類滅ぶの確定してたの忘れてたわ。ガハハ!

 正直、これをクリアしただけではなんもわからんかったけど、この二人の光ある未来を願わずにはいられない…と思っていたのに、その淡い希望はDルートで粉々に打ち砕かれた。あーもうめちゃくちゃだよ

Bルート

 てっきりAルートの続きかと思っていたので、ハガレンのアルみたいなことになった9Sを引き連れていくのか…?と思っていたら、同じ話を9S視点で進めるようで安心しました。(ビジュアル大事)
 9Sは2Bと異なり、「ハッキング」によって攻撃するスタイル。このシューティングゲーム、難しすぎません?EASYじゃなかったら絶対クリアできてない。でもEASYなので余裕です。この威力が強すぎて元に戻れない体になってしまった

 ハッキングて、要するに機械生命体の内部に侵入してぶっこわすので、『意識』に触れることになるんですよね…
 つまりAルートで小出しにされてたボスたちのバックボーンが明らかになるわけで…
 「私らが悪魔じゃん」という罪悪感で死にそうになるんですね
 森の王とかやめろやめろやめろ!!!!!!!って感じでしたね。
 店で売ってる「断末魔」とか趣味が悪すぎる(褒め言葉)


 さて、Bルートではアダムに囚われてる間の9Sサイド(画像のちょっと前のシーン)をプレイすることになり、そのときのテキストで性癖をバチボコに刺激されてびっくりした。
 2Bへの気持ちは、いろんなものがないまぜになったものなんだろう。ジャッカスのクエストで、「戦闘中の高揚は性的衝動に似ている」みたいなこと言われていたので、自分でも区別できないものになっているのかな。これも優秀なスキャナーモデルゆえの苦悩なのだろうか。
 

画像1

(心を穴だらけにされながら)(Dルートのメンヘラっぷり最高でしたね)(正直メンヘラな9S、ものすごく性癖に来るんですよね…)

 「機械生命体のやることに意味なんてない」「あいつらに心なんて無い」と頑なに言い続ける9Sが、ハッキングで機械生命体の内部にアクセスすることによって、寧ろ逆の現象を目の当たりにするのが皮肉すぎる。感づいているからこそ否定するのかもしれない。機械生命体とアンドロイドが同じだって思ってしまったら、アイデンティティを保つことはできなくなる……
 まあそもそもヨルハ型が機械生命体のコアを元に作られてるんですけど………(この設定地獄か?)

 Bルートで一番好きなのが、エンディングです。「Weight of the World」が流れる中、9Sを操作するあれです。なんかぐっときちゃった。曲も大好きなので…
 そしてここで、A&Bルートが序章にすぎず、俺たちの戦いはこれからだ!そして地獄もここからだ ということが明らかになりました。
 え・・・?これから先もっと辛いんですか・・・・?(そうだよ)

C&Dルート、全体の総括

 さて、A&Bがプロローグ的なものだったという衝撃を抱えたまま、C&Dに入ります。AとBが表裏一体だったように、こちらのルートは9SとA2を操作し分けながら同時進行するもの。『塔』で二人が合流するまでの演出アツかった。
 そしてここでもいろいろな事実が明らかになり、親しい人を手に掛けたり(オペレーターさん…Dクリア後にクエストやって更に辛くなった)、9Sのメンヘラが加速し、相互理解絶対無理エンドになり、「ニーアレプリカント」要素が未プレイ勢を置いてけぼりにするレベルで出てきたりした。
 またデボル・ポポルと戦うのかと思ってビビりましたが違ってよかった(よかったのだろうか…)。

 A2!見た目だ~~いすき!て思ったら断髪してシュン・・・としたんですが、その理由が「(2Bの)追悼」ということらしく、正座しました。A2、かっこよくて、ぶっきらぼうで、頼み事断れなくて、好きだよ…もっと君のことが知りたかったな……

 2Bがまさかの退場のため、必然的に9Sの話ばかりになってしまいますが。
 Cルートで、仮にA2によって救われていたとしても、もうこの世界に生きてる意味は無いわけで…。かといってDルートは死ぬのでもう本当に虚無
 このDルートの最後にある、『方舟』の選択肢も、1つめは去る選択をする理由が悲しすぎるし(とはいえ事実であるのだ…)、2つめは全てを諦めてしまったのが悲しすぎた。そのうえ2Bの幻覚(映像すら見えていない)を見て動作停止するという終わり方。
 好きなんですよこういうの。今際の際に死者の幻を感じるやつ。最後にちょっと希望が見えてるじゃないですか。愛するひとに会えて死ねた、みたいな。でもこれはそういうんじゃないので………希望とかなく、もう本当に”終わり”なんだ。信じたものも愛するものも全部もうない。ヨルハ型はもう全滅。バンカーもない。生きた証がなんも残らん。
 どうしてこんなことするんですか……?

 A&Bルートをやっているときは、人間とアンドロイド(と機械生命体)を分けるものはなにか?とか考えながらプレイしていたんですけど、もう人間滅んでま~す!てわかってから、全部吹っ飛びましたね…だってもうその次元ですらなかったんだから…
 誰も生きた人間を見たことがないのに、記録を頼りに、何度も試行錯誤をする。ゴールのない迷路で、互いに殺し合いながら、ずっと堂々巡りをしている。
 機械生命体の創造主は異星人だけど、その異星人を滅ぼしたあとに参考にしたのは、結局人間のデータだった。
 「やめていい」と命令してくれる存在はもうどこにもいない。

 そう思うと本当に虚無 何が君の幸せ 何をして喜ぶ わからないまま終わる そんなのはいやだ 俺らこんなゲームいやだ 俺らこんなゲームいやだ(好きです)

 しかし、気の遠くなる時間をかけて情報ネットワークを構築した結果、『方舟』を飛ばす選択をするに至った機械生命体は、もう”新しい種”と定義してもいいんじゃないか?
 むしろ最初から破棄される前提のヨルハ型のほうが本当に詰んでるのはなかろうか。心さえ 心さえ 心さえ なかったなら
 ただアンドロイドも、『自我』を得ていたのは確実なので、いつか同じ選択をするようになるかもしれない。でもヨルハ型に先はないんだよな 

一番辛かったこと

 メインだけでなく、クエストでもじわじわと心を削ってくるオートマタですが、全部ひっくるめてダントツで辛かったのがパスカルと村のくだり。
 最初、「いつかこの手でこの平和な村を燃やすことになったらどうしよう」と思ってたんですが、もっと最悪なのが来たのでゲロ吐くかと思った

 自死を選ぶ機械生命体の子どもたち。『知識』を得たゆえの悲劇。じゃあ無知のほうがよかったのか?と問われると、なんもいえないですね 本当に なんもいえない……… 哲学を学び、それを実践したパスカルも、な~んも悪くなかった。誰も悪くない、悪くなかったんだ……誰も……
 その後村をたずねたら、記憶消去したパスカルが、村人の残骸(※子どもたちのコアも含む)を「ガラクタ」と呼んで売るのが無理すぎた 最高に悪意を感じる

 ここマジで深夜にやるんじゃなかった 直前に村のほのぼのシーンを見せてきたり、クエスト受注させるのが最悪すぎる 人の心とかある?

(※パスカルの村人を全滅させるエンドとか、Cルートで出会い頭にパスカルを殺すエンドとか、子どもたちを先にこっちが殺すエンドとか用意されてるらしくてシンプルにドン引きしました。何?)

よくわからんところ

 設定資料集未読、各1回しかプレイしていないので見落としも多いかと思いますが…

・2Bが「何度も9Sを殺している」の、なぜ何度も殺す必要があるのかよくわからない。クエスト「記憶喪失」でE型モデルが仲間のアンドロイドを何度も手にかけたことを言っていたので、E型の任務の一つなのか?(このクエストも最高に悪意ありましたね!)
 E型はいずれ来るヨルハ破棄のために作られたモデルで、同族殺しが可能なのかと思えば、ヨルハ型を攻撃できないロックは普通にかかっていたりするので、わからん・・

おわりに

 戦争や何かの侵略によって世界が極限状態にある中で、登場人物たちがどう選択をして生きていくか/何を遺すかっていう話や、異能力者やアンドロイド等、「人間ではないもの」と扱われる存在を通して「人間ってなんだろうね…」ということを問うみたいな話が好きで、ニーアオートマタもそういった興味の延長線上にあったんですね。
 
 これほんとに虚無だった。虚無の申し子じゃん…(?)

 いや何も無かったわけじゃないんですけど…A2は「世界が美しいこと」を知ることができたし(死ぬ間際に)、2Bも9Sとの日々を「光のような思い出」だと思うことができたし(ダイイングメッセージで)…でも9Sは………
 
 PVやCM見返したら「無意味な存在」であることが強調されてて、最初から言われてたや~~~~ん(ズコーーーー)てなりました。
 ヨコオタロウ氏、そういえばこういう類の虚無だったな…ということを思い出して(思い知って)だいぶ疲弊したんですけど、これからYエンド見るためにがんばります。待っててねエミール。

壮大な虚無をありがとう、ニーアオートマタ。大好きです。

BGMが5000兆点なのでぜひ聞いてください。私は「遊園施設」「曖昧ナ希望/氷雨」「Weight of the World」が好きです。ここには入ってませんがamazarashiの「命にふさわしい」もあわせてどうぞ。


クリアしたあとしばらくうなだれてたし生きる意味ってなんだ?幸せって・・一体・・って茫然自失状態だったので、どうぶつの森やって寝ました。島、楽しいな~~~(死んだ魚の目)


おわり(PS4のニーアレプリカント楽しみですね!)