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2023年・超個人的この商業BL漫画がヤバい⑦(R18): ヒロハルヨシ先生、さとう蜂子先生、イクヤス先生

こんにちは。仕事のストレスにより相変わらず空いた時間はほとんどBLを読むことに費やしています。現世の辛さを忘れさせてくれるのはBLのみです。

よい作品を読んだあとはニコニコして眠れる。ありがとう作家さんたちよ…!!

今回はエロ描写が特に良かったなという作品を挙げて行こうと思います。



ヒロハルヨシ『ないしょのストーカーさん』

頑張り屋で優しい性格ゆえに仕事を押し付けられがちな角谷。
彼には、とある「秘密」があった。
それは、姿の見えない誰かと奇妙な共同生活をしているということ。
疲労困憊で家に帰れば温かいご飯とお風呂の準備がされている。
そして夜になると…
──『彼』がそばにきて、俺を抱く。
家事から性欲の発散まで超完璧にサポートされてしまいもう彼なしには生活できない…!?
新感覚のお世話系溺愛執着BL!!

コミックシーモア 紹介文より引用

最近出た作品で一番私の中でスマッシュヒットを飛ばしたのがこの作品。

お人好しで気弱、要領が悪くて仕事を押し付けられてばかりのサラリーマンの角谷透くん(受)がストレス過多の社畜生活をなんとか送っているのは、家に帰るとお風呂もご飯も用意してくれてて掃除やベッドメイクまでしてくれてる「彼」のおかげ。

ちゃんと姿を見たことのない「彼」は、家事をやってくれることに加えて夜中になるとベッドにやってきて透くんを抱いて帰る。
そう、「彼」はたぶんストーカー。

エロい!まず導入がエロい!!見開きのページで心を奪われましたね。ぜひ試し読みしてほしい。

あまりにも日々の生活に疲れてしまってる透くんは異常な事だとは理解しつつもQOLを爆上げしてくれるあげく、快楽まで残して帰ってくれるストーカーさんにほぼ依存してしまっている。

ストーカーさんの世話焼きのおかげで健康になってしまっているし。朝ごはんやお弁当まで作ってくれるからね。「お昼抜かないように」みたいな、お母さんみたいな書き置きも置いてあって尚ヨシ。

もはやストーカーというか家政婦協会から派遣されてるのかな?っていう「彼」。

【普通の事こそ いつだって心を傷つけてくる
だったら どれだけおかしくても構わない】

という透くんの悲しきモノローグに心を打たれましたね。

どれだけそれが異常な事態であっても、普通の生活で痛めた心を癒してくれるならそっちのほうがむしろ「正」なんじゃないかっていう。

疲労困憊している透くんを助けてくれる人はストーカーだけじゃなくて会社にもいる。それが仕事ができて優しくてイケメン、完璧な後輩の八雲菫くん。さりげなく透くんをサポートして仕事を手伝ってくれたりする。

まさにスパダリだ〜〜!透くんの心はストーカーさんと八雲くんの間で揺れ動くわけです。

科白やモノローグもとても良いし、姿をはっきり見たこともない、けど身体の関係だけはあるというストーカーとの恋愛というストーリーもあまり見たことないタイプで面白い。そしてエロ描写がしっかりしていて素晴らしい…!!

特にはっきり結合部や局部が見えなくても良いと思っていた私でしたが、今回ばかりは「もう少し見せてくれ〜〜〜!!!」と思いましたね。ばっちりと見えそうで見えないからこそ余計にエロを醸し出すのかもしれませんが…
あと奥ゆかしきHOUKEIの可能性を感じました。

今、二人の位置がどんなことになってるのかもう少し分かりたい!と思ってしげしげと一コマ一コマを凝視してしまいました。ぜひ18禁版出して欲しいですね。買いますのでよろしくお願いします。

さとう蜂子『淫乱上司のプライベートポルノ』

「八嶋さんこそ……今すぐ犯されたいって顔してますよ?」アプリで出会った“オキニ”の男と会うことになった会社員の酒井。キワどい下着やオモチャをチラつかせる淫らな男との一晩を楽しみにするものの、今日に限ってなぜか仕事が終わらない……!目の敵にしている上司・八嶋に嫌味を言われ、気晴らしに一服していると、オキニの彼からエロすぎる自撮り写真が届く。思わずムラムラしてトイレに駆け込むと、そこには自撮りと同じ姿をした八嶋がいて――!?ヤリたい盛りのドSワンコ部下×夜は淫らな堅物上司の極上エロティックラブ!

コミックシーモア 紹介文より引用

まー、タイトルからしてド直球!これは内容に自信が無いとつけられないタイトルですよ。期待ハズレだと思われらいけませんからね。

んで、期待以上によかったです!100億点差し上げます。

【ゲイ向けのマッチングアプリで出会ったヤラしい身体つき&下着の男が実は目の前に座っていた鬼上司でーーー?!】

みたいな作品、色んな作家さんが描かれてて今年BLを読みまくった私は100万回くらいソレ系のやつ読んだ気もするんですけど、今のところこれがそのテンプレ素材のNo.1です。テンプレだけどそれが良い!!!

絵が綺麗でキャラも表情の付け方も魅力的。エロシーンでの二人の、肌が染まってて体温を感じさせる描写が良い〜

後輩の酒井くん(攻)が軽くてチャラい優男風な奴かと思ったら、オフィスではお堅い上司の八嶋がアプリで出会ったヤらしい男だったと知るやいなや、雄っぽさ全開で急にSっ気を発揮するところがめちゃくちゃテンション上がりました!!!

だんだんお互いに本気になっちゃって嫉妬したりすれ違ったり…。けど恋愛にばかりうつつを抜かしてるわけでもなく(いや昼休みにホテル行ったりだいぶ抜かしてるけど)上司と部下でちゃんとお仕事も頑張ってる感じも伝わってきて、ストーリーがしっかりしてるとこも好き。

いつも飄々として現代っ子っぽい酒井が、とっかえひっかえ誰かとおセッセしている八嶋に独占欲を燃やし始めるところが萌えましたねえ。

ゴムのパッケージを歯で破るシーンもBL作品で100万回くらい見ましたが、私の中ではこの作品の酒井くんが今のところ【ゴムを口で開ける大賞】優勝です。

よくある感じのストーリー展開もやはり描き方で全然違うなと思いました。

普段はワンコっぽいのにおセッセで急に強気になる酒井くんも、会社ではクソ真面目なのに裏ではビッチ気味な八嶋も大好きです。よい組み合わせだな〜と思いました。たぶん無理だろうけど続編読みたい。

イクヤス『俺の絶対無敵バイタリティ』

ごくごく普通のサラリーマンを装う田上だが、
実のとこは隠れ“ガチ筋肉マニア”!!!
仕事が多忙で筋肉ウォッチング充電ができず欲求不満な中、唯一社内で目の保養になる筋肉が同期でライバルの内藤のみ。
しかし、人望も体格も恵まれている内藤に対する嫉妬からいつも粗探しや揚げ足取りをしてしまう相手でもあった。
ある日話しかけてきた内藤の豊満な筋肉から視線を外せずこのままでは趣味(トップシークレット)がバレてしまう!!と思った矢先、ハプニングで視界いっぱいに内藤の生筋肉がご開帳!!!!!
突然のラッキーマッスルに戸惑う田上だったが、実は――!?!?
田上の筋肉オタソウルメイトでもある鈍感スケベな筋肉オタ・帽子山とガチムチワンコ系天使な後輩・林くんのマッスル愛も収録!
4人の男たちが繰り広げるマッスルスクエアラブ★

コミックシーモア 紹介文より引用

この紹介文からもカオスな内容が伝わってくると思いますが、すごく面白かったですw

ナンセンスギャグ漫画みたいなノリだけどちゃんとヤラしくもあり花丸です。こちらにも100億点、差し上げます。

イクヤス先生の漫画は基本的にはガチムチで柔らかそうな筋肉および体格のデッカい攻×受が多いですが、この作品の攻めは珍しく中肉中背のメガネっ子。

メガネ攻×筋肉受というなかなか見ない組み合わせ。受けの方が大きいのが好き&ガチムチ受が大好きな私には感謝しかありません。

メガネの田上はゲイではないけど生粋の筋肉フェチで日々、筋肉を愛でて生活している。
そんな彼がライバル視するのは、その筋肉は気になる存在だけど要領が良くて人望もあり、体格にも恵まれた同期の内藤。そのため嫉妬心を燃やしてことあるごとに小さな嫌がらせをしている。

ところが内藤は嫌がらせされてることに全く気付いてなくて、むしろ田上が自分の髪型を気にしていたり仕事を手伝ってくれている(田上的には奪ってるつもり)ことに好印象。しかもメガネフェチで、なんなら田上に恋心を抱いている。まさにすれ違いコントですね。

そんな二人にラッキーマッスル(て普通に使われてるけど何だよ)が発動し、急速に関係性が展開することに…!!

そこに田上の筋肉フェチ友達の帽子山、プラス帽子山の後輩の色白ムチムチ筋肉の林くんも加わって謎の恋愛模様が繰り広げられます。

帽子をいつも被っていて表情がよく分からない帽子山の存在感もミステリアスだけど笑えてよい。

ムッキムキで心優しい好青年なのに田上にいいようにされちゃう内藤が可愛いです。そして最初は嫌味ったらしい性格だったノンケの田上がだんだん内藤を好きになって行ってしまう様子にもキュンとしましたねえ。

そしてやっぱりムチムチ感がよいのですよ!!!

何度も言いますが私はオタクなので3Dのマッスルボディには残念ながら全く興味が無いのですが2Dだととっても好きなんですよね…。だからイクヤス先生の描くマッスル重視のキャラが大好きです。

イクヤス先生の作品は『もみチュパ雄っぱぶ♂フィーバータイム』のシリーズもとても良かったです。タイトルの情緒がゼロで本屋さんで「この本って在庫ありますか?」とか店員さんにさすがの私も聞けないですが、内容はなかなかに繊細な心情描写もあってかなりキュンとさせられました。読んで読んで〜!!


以上、もっとあった気もしますが思い出したらまたエロが特に良かった作品を紹介していきます。


つづく。






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