スポーツジム、フィットネスクラブの調査②

1.まえがき
 

 前回に続き第二弾。ジムやクラブで行われる筋トレの種目とそれに付随する器具、マシンについて調査してみる。


2.筋トレの種目「フリーウエイト」、「マシントレーニング」
 

 主にジムやクラブにおいて筋肉トレーニングの種目には「フリーウエイト」と「マシントレーニング」の2種類に分かれる。

 フリーウエイト・・・ダンベルやバーベルを使用したトレーニング
 マシントレーニング・・・マシン(機械)を使用したトレーニング

2.1.メリット、デメリット
 フリーウエイトにおけるメリット、デメリットは以下の通り

 ■メリット
・名の通り自由度が高いため、バリエーション豊富に筋トレができる
・バーベルやダンベルが1セットあれば、胸・背中・肩・腕・お尻・太も も・ふくらはぎなど、全身どんな部分のエクササイズが可能

 ■デメリット
・正しい知識が必要
・闇雲にトレーニングをすればよいのではなく、
 目的とする部位に対してのトレーニングが必要となる
・怪我のリスクが高い
 器具の知識は当然ながら自身で姿勢を作る必要があるため、
 危険性がどうしてもついてくる

 次にマシントレーニングのメリット、デメリットは以下の通り

 ■メリット
・全般的に初心者向けである
・フリーウエイトと違ってマシンで筋トレをするため安全性が高い
・マシンごとに鍛える筋肉が定まっているため分かり易い
 ■デメリット
・マシンごとに鍛える筋肉が定まっていることから複数のマシンが必要、よって施設によってはマシン不備も想定される
・フリーウエイトと違って全身向けではないのでアスリート向けとはいえないものもある

2.2.代表的な器具
 フリーウエイトとマシントレーニングで使用される代表的な器具を簡単に記す。

 ■フリーウエイトで使用されるもの
ダンベル、バーベル、ベンチブレスなど
 
 ■マシントレーニングに使用されるもの
トレッドミル(ランニングマシン)、スピンバイク、エアロバイクなど

3.体力測定
 

 ジムやクラブでは一般的な体力測定を測定することがある。よくある事例は会員になった後、個別プログラムを組むために体力測定をすることがある。測定データは今後のプランを策定する際に使用される。ジムやクラブによってプログラム目的や内容が違うため、一概決まっているわけではない模様。

3.1.測定プログラムの一例
 測定項目と体力要素の一例は以下の通りである。項目は各ジム、クラブによって違う。

握力 : 筋力
閉眼片足立ち : 平衡性
長座体前屈 : 柔軟性
全身反応時間 : 敏捷性
上体おこし : 筋持久力
自転車、バイク : 心肺持久性

4.日本と海外の比較
 

 ここからはトレーニングマシン、測定器に対して日本とアメリカを比較しながら考察混じりで記していく。

4.1.日本と海外メーカー
 日本と海外のメーカー名を下記に簡易的に示す。

日本
 コナミ、セノー、ボディメーカー、アイロテック、ファイティングロード

 アメリカ
 CYBEX , MATRIX , HOIST , Life Fitness , ICARIAN , HAMMER STRENGTH

4.2.トレーニングマシンのメーカーについて
 マシンのメーカーについて調査するとアメリカ(海外)製品を日本に輸入し、日本人用に調整したものを設置することが多いようだ。これはアメリカがトレーニング、フィットネス大国アメリカと呼ばれ、スポーツ科学において日本よりアメリカのが先に進んでいるからと推測される。同様にオーストラリアもフィットネス大国と呼ばれている。話は逸れるが、シックスパッドがここ数年見かけることが多かったが、こういった海外製品が電車の中やヨドバシなどの店頭に並ぶ理由も同様ではないだろうか。

4.3.体力測定の測定器
 日本の測定器は基本的には日本人が知っている測定器が使用されている。
主に学校で使用されたものが大多数を占めている。一方で当然スポーツ選手やアスリート向けとなると違った測定器がある。ただし、これはどちらかというと海外製品を扱うことが多いように見受けられる。体力測定の測定器に限っていえば海外輸入したものを取り扱っていることになるので、もしかするとこういったところでビジネスの種が転がっているのかもしれない。海外輸入の実例、実績についてはSPORT SCIENCE SOLUTIONSを中心に調査していくと色々深堀ができそうだ。

5.まとめ
 

 自分の目で見てきたわけでも研究結果からデータを引っ張ってきているわけでもないので、正直推測、憶測混じりのオンパレードだが近からず、遠からずといった調査結果出たのではないかと思われる。ここから先はもう少しこの業界に携わっている人に話を聞くのが早いだろうなぁ・・・。

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