もうそんなことはいい、終わったことはいい、私は楽しかった。夢のようだった。夏の明け方、あなたは私の魂をさらりと掬い上げた。あなたは私と同じ色を持ち、でも同じ形ではなかった。私が紀元後ならばあなたは紀元前だ。その違いが私たちを遠く隔てても、あなたは確かに私の片割れだと、そう思う。
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