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日本個別株クラアンケート 結果発表(2023年3月分)

こんばんは、べるbotです。

お待たせいたしました。だいぶ時間が空いてしまいまして、忘れてしまった方もいるかと思いますが、結果をまとめ終わったので株クラアンケートの結果発表をしたいと思います。

Twitterで様々な意見をいただいたアンケ―トですが、皆様ご協力ありがとうございました。

結果だけ知りたい方は、設問ごとの結果は以下の目次の設問別結果のリンクを見てください。

それでは早速見ていきましょう。

はじめに

アンケートの目的

アンケートでいただいたご意見やTL見る感じ、この目的が曖昧であることに対する不信感が多く読み取れました。改めて書いておきたいですが、端的に言うと興味です。

大衆とうまい人の行動やマインドにどんな違いがあるのか、投資手法や向き合い方にどのくらい差があるのかをどのようにしたら把握できるのかが動機の源泉です。

また、それを知ることが自分のパフォに寄与するとは思っていませんが、飽きやすい自分をどうモチベートするかは常々大事と思っていまして、その手助けになればとは思っていました。

なので、このデータを誰かに売ろうとかはもちろん考えてませんし、しません。渡したりもしません。

回答者数

気になったので、アンケート回答に至った人、離脱した人の割合も見てみました。

ツイッターインプレッション:80,004
リンククリック数:2,024
note閲覧:2,336
アンケート回答総数:234

アンケートの平均回答率がざっくり33%とか言われる中、インプベースで0.3%、PVベースで10.0%と極めて低い結果となりました。
理由は上げたらキリがないですが、やはり設問数が多かったことが問題でしょうか。今後の反省材料ですね。

注意事項

このアンケートは、当然のことながら市場参加者母数全体からするとごくごくわずかであり、アンケートの形式を鑑みるに回答者には様々な偏りがあることが想定されます。結果を何かに生かしたいと考える方がもしいる場合は、そのあたり特に注意してほしいです。考えられる偏りは以下です。

  • そもそもアンケート回答母数が少ない。(1000くらい欲しかった)

  • べるbotのTwitterフォロワーを起点に拡散されたので、リーチできている層は所詮その界隈でしかない可能性が高い。

  • いわゆる生存者バイアスがかかっているアンケートなので、投資来パフォなどは実態より高く出ているはず。

  • 2022年、2023年の投資手法について聞いたが、それ以前も今回回答いただいたような投資手法とは限らない。

  • 株クラなので、正確に回答していない可能性がある。

あと、無断転載は禁止です。よろしくお願いします。

結果

設問別結果

Googleフォームの生の結果はこちら

ただこれだと、全体としての傾向しかわからず、設問間の依存関係や傾向がわかりにくいと判断したため、個別にべるbotの主観で分析してみました。分析というのはおこがましいですが。

個別分析結果

相場に長く身を置くこと自体が資産形成に有利なのは間違いないと思いますが、一方で、原資や出金、手法、かける時間、目標設定など様々な要因があるにせよ、20年いても1億いかない人もいます。
あたためてどうありたいか、そこを目指すために最短のルートを自分が歩んでいるか、は常に意識ししていきたいなと思いました。

年パフォ20%以上を出す割合は資産額が多くなるにつれて減っていくのかと思いましたが、むしろ多かったですね。50億くらいまではあまり流動性の影響を受けずにパフォを伸ばすことができそう。触っている銘柄にもよるのでしょうけど。

長く相場にいて、安定してパフォーマンスを出している人といわゆる負けがちな人。どんな違いがあるのかを見るために、下図のように回答者をクラスタリングして各設問に対する回答傾向を見ていくことにしました。

なかなか勝てない人たち(ここでは大衆と呼んでいます)には、わずかながら「雰囲気投資」とか「万能投資」に票を入れている人が多かった印象。
大衆に属する人たちはまずは、自分の投資手法を確立し、どこで戦うのか腰を据えて試行錯誤をするのがいいのかと思います。
べるさんもいつかのキャスで言ってました↓↓

「凄腕」は3か月以内のスパンで入れ替えることを前提にインしているっぽい。
その時々で、適切な値幅が適切なタイミングで取れるものに入れ替えているということか?そうでもしないと、安定して年40%は出せないってことかもしれません。

先ほど、「凄腕」は資産50億くらいまでは流動性の壁を感じさせないと考察しましたが、上記の通り、他のクラスタに比べて意外にも分散度は低く、ロットもいれている傾向があることがわかりました。流動性のある大型銘柄で値幅をちゃんととるか、相当トレードがうまくないと難しそうだけどどうなっているんでしょう。。。
そして驚くべきことに、割と同じ傾向にあるのが「大衆」でした。
上手さ下手さの闇がこの辺りにありそうですね。
少なくとも、ロット管理、集中/分散を真似しただけでは勝てるとは言えず、銘柄選定やトレードのうまさ(IN/OUTの基準)みたいなものがパフォに影響を与えていることは間違いないでしょうね。

そしてこれが、今回のアンケートで一番声を大にして言いたいスライドです。
「ベテラン」→「勝ち組」→「凄腕」の順で株に費やしている時間は多いことが明らかになりました。もちろん、このクラスタには専業の人も多く、売買時間を含めた結果であることを考えると特に異論はないですが、次のスライドも合わせてみるとより納得がいく結果かと思います。

勝ってる人、皆ちゃんと開示見てた()
ちゃんと時間を使ってた。ちゃんと相場に向き合ってた。
四の五の言わずに開示見ろですね。
ちなみに、中には開示を100社/四半期も見ていない「凄腕」がいて、その割合大体33%くらい。
この人たちの投資手法が気になったので、メインの投資手法とIN-OUTの時間軸で傾向把握を試みた結果がこちら↓

何の成果も得られませんでした。。。謎は深まるばかりです。

何を目的に四季報を活用するかですが、通読量とパフォの相関はあまり見られませんでした。
ただ、セクター内の比較がしやすいといった点に加え、無意識に排除していた銘柄群にリーチでき、新たな銘柄に出会いやすいといった非連続な銘柄カバレッジの獲得にはいいと思っています。カードが多いほど戦略に幅が出ますからね。べるさんも以前キャスでこんなことを言ってました↓↓

課金コンテンツは「株探」、次いで「四季報」。

つづいて、参考にしている投資家ランキング、良くも悪くも注目している投資家ランキングです。

リーチ層の偏りはあるにせよ、べるさんが、2位の井村さん、うーさんを大きく離し1位でした。
クラスタ別ランキングはこちら。

長く相場にはいつつも一番勝ちあぐねている「大衆」、「ベテラン」に最も支持されているというのが特徴です。

そしてこの時でした。キャスでこの話題になった瞬間、不意に彼は現れました。

ランキングを発表する前でもなく、ひとしきりほとぼりが冷めたタイミングでもなく、まさにその結果が開示された瞬間に現れたのです。
なんだかそれを目の当たりにした時、真に強い「勝ち組」、「凄腕」には特に支持されていないという点も相まって、うまく表現できないのですが、べるさんにミスターサタンのような小物感を感じずにはいられませんでした。
本当に風呂に入っていたのかもしれませんし、本当にツイキャスを開いたのがたまたまランキング発表のタイミングだったのかもしれません。
ですが、なんかその「僕が1位のべるです」と言わんばかりの登場の仕方がどことなくむず痒く感じたのです。弟子としてすごく恥ずかしかった。

昔、授業参観で「僕のお父さん」というお題で作文を呼んだ後、先生や同級生から「いいお父さんですね」、「お前のとーちゃんかっこいいな」って拍手喝采が起こっている中、黙ってればいいものを後ろの群衆に紛れている父が「私がその父です」って身を乗り出してきたときのことを思い出しました。出てこなきゃいいのに、と。

でもいいんです。ミスターサタンはいつだってみんなのヒーロー()なのです。

・・・続けます。

注目度ランキングは一転、つまつまさんがぶっちぎりで1位。
最初「良い意味で注目している投資家」、「悪い意味で注目している投資家」と設問を分けようと思いましたが、分けなくてよかったなと思いました()

おわりに

いかがでしたでしょうか?
僕自身やってみてどうだったかというと、どうせ「ふーん」という感想しか得られないだろうなと思い始めたのですが、「思ったより得るものがあった」が率直な感想ですね。
そういう意味では、本当に好奇心で始めただけですが、やってよかったですね。

そして勝っている人ほど開示を読み、株に向き合っている時間が多い傾向にある、という事実。
相場に身を置く時間が長ければ長いほど、手法や触る銘柄が固まり、開示を見る効率もあがり、どこかで見る数もピークアウトしていくものと思ったのですが、やはりコンスタントにパフォを出す人はちゃんと開示を見ているのだなと。

この結果を見て、僕は鏡の国のアリスに出てくる赤の女王の言葉を思い出しました。

その場にとどまるためには、全力で走り続けなければならない
(It takes all the running you can do, to keep in the same place.)

出典:赤の女王仮説

セオリーを無視して、化け物的なパフォを出す人はもちろん一定数いますが、基本的には、時間をかけて相場に向き合うというのがやはり相場で勝ち続けるための一番の近道なんですかね。そしてそのモチベーションを失った時、螺旋階段から降りることになるんでしょうか。

まあ、僕は螺旋階段1合目で踏み台昇降してる分際だし、これで今後の僕のパフォに影響するかはまた別の話なのですが。。。

最後に、本当に自己中心的な設問構成、選択肢構成としてしまい、それだけで、回答完了に至らなかった方もいたみたいですし、その点については申し訳ありませんでした。また、しぶしぶ回答してくださったって方もいたみたいで本当にお手数おかけいたしました。

ご回答くださった方、ご指摘いただいた方、改めてありがとうございました。

次もしこのようなアンケートをする機会があれば、その時はもう少し工夫して簡潔、コンパクトにやろうと思っていますので、ご協力いただければと思います。

アンケートへの改善要望・意見

心に留めておかなければならない意見も多数いただきました。
自分へのメモもかねてここに残しておきます。ご意見をくださった方々、改めてありがとうございました。

アンケートの設問数は20問以内がベスト👍マトリクス形式は8問、自由回答は3問までにしよう😊目的を明確にして必要な質問だけに絞ろう💡

長過ぎるアンケートは心折られるし、回答した人もだんだん適当に答えるようになって精度も落ちてアンケートの意味なくなるから良くないよ…

これ日経とかの長すぎるアンケートはエサ(抽選で金くれたり取材してもらえたり)が豪華だからなんだな〜と思った。結果の使い方も考え中になってるし、答えるモチベーションに乏しいアンケート

※アンケートの最後の設問にもユニークな回答、意見が多数ありました。
ここでは紹介しませんが、興味がある人はぜひ見てみてください。

今日のべるツイート

先生からこんな長いアンケート誰が回答すんねん、世間のコンセンサス読めてない奴に株勝てるわけない、と励ましの言葉()をいただきました。

もうすこし回答してもらえると思ってました😥
コンセンサス大事!

以上!


スキ、まってます!

# 自分メモ
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