入社4年目の挑戦。接客No.1グランプリを通じて気がつけた新しい自分。
こんにちは!ベルパーク採用広報担当の高村です。
今回はスペシャル企画第2弾!
「接客No.1グランプリ」に関する内容をお届けします。
当社に入社される方の中にも「入社後は私も接客グランプリに出場したい!」という声の多い大会ですが、
本記事は、実際に「接客No.1グランプリ」に出場し、見事「ホスピタリティ賞」を受賞された社員に当時の心境について取材し作成した記事となっております!
接客No.1グランプリに興味がある!
もっと自分の接客力を磨きたい!
そう思っている方にオススメの記事となりますので、
ぜひ、最後までお読みください!
ではさっそくいってみましょう!
▼ 今回紹介するのはこんな人
お名前:ヒナコさん
・2019年 4月 ベルパーク 新卒入社
・2022年度 初出場(全国大会出場、ホスピタリティ賞 受賞)
▼ 出場のきっかけ
「実はもともとは出場する予定はなくて、マネージャーや店長から推薦された際もお断りしたんです」
話を聞くとヒナコさんが接客No.1グランプリに出場したのは、それ以前に行われていたソフトバンク認定資格試験*の際、教育研修部が主催する対策講座の中で楽しそうに接客をするヒナコさんの姿に講師の目に留まったことがきっかけだったそうです。
それから暫くして接客グランプリの募集が始まると、すぐにマネージャーから「ヒナコさん、接客グランプリに出てみない?」と声が掛かりました。肝心のヒナコさんはロールプレイングに苦手意識を持っていたそうで、この時は自信のなさから上司からのオファーを断ってしまったそうです。
しかしそれを聞いた教育研修部は「それは勿体無い!!」と本人へ直談判。
「ヒナコさん、一度でいいから接客No.1グランプリに出てほしい」
最終的には教育研修部の熱意に負け、「そこまで言ってくれるなら、一回だけ出てみよう」とヒナコさんは接客グランプリに出ることとなりました。
※ソフトバンク認定資格試験とは、お客様対応に必要な知識や接客技術を問う試験のこと
資格試験は【1次試験:筆記テスト】【2次試験:接客実技/面談】で構成されています。
▼ 出場にあたり意識して取り組んだことは?
接客No.1グランプリ出場に際してヒナコさんが気をつけたのは、ソフトバンクのサービスを説明する際「どうすれば魅力的に感じてもらえるだろう」という点だったといいます。言い回し一つとってもただ相手に伝えるだけではなく、お客様がまだ知らないサービスを伝える際、「どう伝えればワクワクしてもらえるか」という視点で伝え方を考えたそうです。
また接客No.1グランプリのロールプレイングには制限時間があり、いかに時間内に収めてヒアリング、提案を出し切れるかがポイントとなります。想定外の出来事が発生すると時間内にロールプレイングを終えることができなくなってしまうため「時間が足りない時にはここを削ろう。時間に余裕がある時はここの話をしっかりしよう」など、あらゆるシーンを想定しながら練習に励んでいたそうです。
こうしてヒナコさんは初出場ながら見事、全国大会出場の切符を掴むことができました。
▼ 大会中、どのような苦労がありましたか?
全国大会出場が決まり、大会当日を控えた最後の調整期間、ヒナコさんにはある悩みがありました。
それは全国大会に向けて考えてきた”接客のシナリオ”では
「きっと優勝できない」
「他の出場者の方が一枚上手である」
という感覚が湧いてきたことでした。
接客No.1グランプリは、大会ごとに接客をするお客様のニーズやテーマが決まっており、それに対して、自分なりのシナリオを描いて挑むのですが、ヒナコさんは大会出場目前にして、そのシナリオに不安を感じてしまったのです。
「自分らしさをもっと出したい」
そう思っていたヒナコさんでしたが、
”何をどのようにお客様に伝えたらいいか”
”自分はどんな接客をしたらいいか”
それが分からなくなってしまったそうです。
「このままじゃダメかもしれない・・・。」
ヒナコさんの様子を見兼ねた教育研修部の佐々木は、関西出張に行った際、一台の黄色い車のおもちゃを見て「これならいけるかもしれない。」そう思い、ヒナコさんの為に一台の黄色い車のおもちゃを買ってきてくれたそうです。これがまさにドンピシャリ。
ヒナコさんはそのおもちゃの車と最新スマートフォンのAI機能を使って、ゆっくり走っている物体でもスピード感のある写真を撮ることができることを提案することにし、その接客はヒナコさんらしさが滲み出る素晴らしい接客となりました。
残された時間はあとわずか。
大会当日に向け、ラストスパートは教育研修部の人たちが何時間も一緒になって練習に付き合ってくれたそうです。
この接客No.1グランプリの出場が決まった当初ヒナコさんは「絶対に勝ち進みたい」とは思っていなかったそうです。しかし全国大会を前にしたヒナコさんの気持ちはそうではありませんでした。
「周りの期待に応えたい!!!!」そう考えながら全国大会の日がやってきました。
▼ 当日について
大会前日は不安な気持ちでなかなか寝付けなかったと話すヒナコさん。それでもいざ当日を迎えると会場には課長、マネージャー、これまで練習に付き合ってくれた教育研修部のメンバーが応援に駆けつけてくれており、「あとはやるしかない!」と気持ちが入ったそうです。
ー 以下、接客No.1グランプリ全国大会当日の様子
接客ロールプレイングを終えると開放感と「正直、完璧では無かったな」という後悔と反省の気持があったそうです。
控え室に戻ると、ロールプレイングをすでに終えたベルパークメンバーたちが「お疲れ!」と明るくヒナコさんを迎え入れ「ヒナコ、なんか訛ってたよ!(笑)」とイジられたことで肩の力が抜け「あとはなるようにしかならないか」そう思い、結果発表の時を待つことにしたそうです。
ー いよいよ結果発表・・・
表彰式はホスピタリティ賞やクルー審査員特別賞などが先に発表され、最後に3位、2位、1位が発表されるという流れで進んでいきます。
目標は当然1位のグランプリ、しかし心の中では完璧にやりきれなかったことに対する不安な気持ちがありました。
そう思いながら自分の名前が呼ばれること、そしてが早い段階では名前が呼ばれないことを願うヒナコさん。
司会者が結果を発表していきます。
「2022年度ソフトバンク接客No. 1グランプリ、ホスピタリティ賞は・・・!」
司会:「おめでとうございます!」
名前を呼ばれたヒナコさんは嬉しいような悔しいような複雑な気持ちで、「やっぱり目指していたのは1位だったので悔しい気持ちのほうが大きかった。」と話します。
それでもこうして当時を振り返ると「これまでの頑張りがきちんと形に残せてよかった」と笑顔で話してくれました。
▼ 接客グランプリを終えた今の心境
大会中のヒナコさんは自分は”どんな接客”を求められているのかが分からず、教育研修部の講師に「私はどんな人に見えますか?」「どんな接客をしたらいいですか?」とずっと自分のことが分からず、模索しながら練習をしていたそうです。
入社してから4年が経ち、これまで自分の接客を見つめ直すことから「逃げていた」と話すヒナコさんにとって、この大会を通じて自分の接客を他の人に見てもらいアドバイスしてもらえる経験は、今後の自分の接客スタイルを再構築していく上でもとても良い時間だったと話します。
大会を終え、ヒナコさんは教育研修部の佐々木に
「まだ自分を分かりきってないけど、自分と向き合えるいい経験になりました」
と伝えたそうです。
すると佐々木は
「俺はヒナコさんのことがよく分かったから来年また大会に出れば俺が見つける」
そう言ってくれたことがとても嬉しかったそうです。
ヒナコさんは大会後も、自分はどういう接客をする人になりたいんだろう。
そう考えたそうで、
「私は「『印象が良くて、この人だったら任せたい』そう思ってもらえる、そういう雰囲気を出せる、そんな人になりたい!」と思うようになったそうです。
それも佐々木に伝えると
「身近に感じてほしいなら、もっと寄り添う姿勢とか自然と体が前に出るじゃん。ヒナコさんは丁寧になればなるほど他人行儀に見えちゃって、それが少しよそよそしく距離感を感じさせちゃうんだよね。来年だな!」
と言ってくれたそうです。
約7ヶ月間練習に励んできた接客No. 1グランプリに幕を下ろしたヒナコさんでしたが、店舗に戻ってからも店長からは「接客No. 1グランプリで得たことを広めていってね!」と言われたり、自分の中でなんとなくでやっていたところを「しっかりやらなきゃ」と思うように意識が変わったと言います。
接客No. 1グランプリの経験を通じてひと回りもふた回りも成長したヒナコさん。
今後の活躍に益々期待が持てますね!
こちらの記事はここまでとなります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!