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死産後、長女妊娠まで

昨日の続きです。
死産分娩後は普通の分娩後と同じ様に産後のケアが始まります。
ただ、新生児のお世話が無いので入院は1泊だけでした。
翌朝、小さい棺に入った赤ちゃんが私の病室に運ばれて来ました。
キレイに処置されてて小さくてガリガリだけど普通の赤ちゃんが横向きで寝ている様に見えました。耳だけがとても大きく見えた記憶があります。

退院後は役所に死産届けを出し、火葬場でささやかなお葬式もしました。
私は体調が回復せず火葬場には行けませんでした。
火葬場からは小さいお骨袋が家に帰ってきました。
当時私は東京に住んでいました。
奈良の実母がしばらく私の身の回りの世話や家事をしに上京してくれたので、ただ何もせず1日中ベッドの上で体の回復と気持ちのバランスを整えるだけの日々が過ぎて行きました。
その間も私は取り乱す事なく淡々と日常をこなしていましたが、死産でも母乳は出るのでパット交換する時は切なかったですね。

母が帰ってしばらくして、私は都内の別の場所に引越しました。
「よし。また初めからからやり直そう!」
って感じでした。

生理が復活して数ヶ月後に妊娠しました。
今回も何度か流産を繰り返しましたが、再び50%の壁を破る赤ちゃんが現れました!
初期は少し出血もあり不安でしたが、今回は不安を吹っ飛ばすくらいキツーいつわりがあり、毎日船酔い状態だったので不安を感じる暇もなく臨月まで辿り着きました。

しかし、出産予定日から10日が過ぎても陣痛は起きず、とうとう入院して人工陣痛で産む事になりました。
あの、恐ろしく痛い人工陣痛です。
死産分娩ではないので子宮口へ直接ではなく、腕から点滴で。と言われましたが、恐怖が蘇りかなり焦りました。
しかし、抗うことは出来ず…私は分娩の為に入院しました。

続く…。

写真は虹雲。
稲妻型です。

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