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室蘭のヒーラーの元へ

昨日の続きになります。
新生児1ヶ月検診を終えた頃、アザの治療について今後どうするかを決める事になりました。
病院の方針は全身麻酔で赤アザに効果が期待できるVビームレーザーを定期的に打ち続ける。と言う事でした。
この小さい身体に全身麻酔…しかも定期的に。
娘はどうしたいんだろう?

赤アザは言わばホクロと同じで、疾患ではなく
美容の部類に入ります。
Vビームは保険適応内でしたが、その他の麻酔や入院費用は実費でした。

私は娘と話が出来てある程度本人が理解出来る年齢まで全身麻酔でのレーザー治療をしたくない。と、思っていました。

そんな時、夫の親戚から「北海道にヒーラーの知り合いがいるから一度見てもらったら?」と話しがありました。
ならば…と、夫と義父と私と生後3ヶ月の娘で北海道室蘭のヒーラーの所へ行く事になりました。

千歳空港に迎えに来てくれた親戚の車で室蘭のヒーラーの家へ。
そこには白いお髭の細身のお爺さんがいました。(以下、先生と書きます)
専門は内蔵系欠陥を霊視した効き目のあるサプリで外科手術せずにゆっくり確実に治療したり、家系の因縁や憑依の除霊でした。
アザの治療は明らかに専門外でしたが「治せるかは分からないけど、できる限りの事をやろう」と言って頂きました。

先ず初めに私の家系図を作りました。
泊まり込みだったので夜は人間の細胞や遺伝子、チャクラやオーラ体など多岐にわたる説明を聞き基本の勉強をします。
先生がフーチと言う10cm程のチェーンの先にオモリが付いた物を紙に書いた人体図にかざすと問題のある箇所の上でフーチがクルクル回ります。
家系図の上でも同じ様にクルクル回り、その回転数を数えて紙にチェックを入れて行きます。
結果、私の母方の家系は全員何かしらの問題がありそれに関する祝詞や呪文の様な本をコピーしてもらい毎日唱える事になりました。
因みに診察代は先生宅泊まり込みでお風呂、ご飯込み、何時間も見てもらったのにたったの3000円でした。もし通える距離ならかなりリーズナブルです!

それから私と娘は毎月1回北海道に通う事になります。
往復の飛行機代はお互いの親から援助を受けながら。
赤ちゃんと飛行機に乗った経験がある方は分かると思いますが、毎回泣かせない様に必死で、できるだけ空いている後方の席に座っていました。

ご先祖様の問題解決がある程度進んできた頃、流産した子供達への言葉も追加されました。
決められた回数をただ毎日読むだけなのですが、無意識に涙が出たり言葉にならない不思議な感情がワサワサ訪れました。
この時点で特に娘のアザに直接関わる治療は行なっていません。
どうやら、娘のアザに到達するには私自身の見えない問題点が山積み過ぎて、そこを先ずクリアしなければならなかったようです。

ご先祖様の方もほぼ終わり、流産した子供達の供養も終えた頃には北海道通いも1年以上経っていました。
その間、夫の転勤で東京から大阪に引っ越し、奈良の実家に近い事もあり私はしょっちゅう里帰りしていました。実家の近くには姉家族も住んでいて、娘は従姉妹たちと遊べて楽しそうだったし、犬達も広い庭を駆け回り私もゴロゴロのんびり楽ちんでした。

私の問題がクリアになった頃、本格的にアザの治療が始まりました。
先生がアザの箇所に手を当てて氣を送ると、その場でアザが薄くなったり変化が見て取れましたが、持続せずしばらくすると色は戻ってきてしまいます。
娘のアザに手をかざしながら先生がおもむろに
「あなた、自分で出来るよ。
やってみて。
過去世でシャーマンやってるから。」と。

ん?シャーマン?って何?
実は初めて先生にお会いした時、ご挨拶しようと部屋に入ると回転椅子に座っていた先生がクルッとこっちに振り返り「あ、魔女が来た」と言いました。
先生は覚えていないそうですが、私はインパクトが強すぎて忘れられません…。

そうして訳も分からずやり方やコツを伝授され、私は手から氣が出せるようになりました。

続く…。

写真は虹龍の雲。
一瞬で消えちゃったけど凄く美しい。

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