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最近グッときたもの3選


前回の更新から
少し間隔が空いてしまいましたが
モチベーションが
下がったわけでは決してなく。

むしろ上がっていて、
ここに限らず今後研究していきたい
テーマというか
キーワードが見つかって
記事にするにも
誰かにアクションをかけるにも
しばらくインプットに
熱量と時間を割く必要があるなぁという
きわめてポジティブな理由によって
更新頻度が落ちているだけでして。

とはいえ、
更新は続けていきたいので
今回は*凹がグッときたものについて
お話ししていきます。

変な家/雨穴


意味がない事に全力を注ぐ
古き良きネット民の一定層【*1】には
刺さってしょうがない
センスしかないWebライターたちの
自由研究の発表の場
(いや、大運動会?)
オモコロというWebサイトにて
Webライターとして
またYouTubeでも活躍中の
気鋭のクリエイター
雨穴(うけつ)氏【*2】が放つ
不動産ミステリー小説。

《不動産ミステリー》

というだけあって
私小説ではないのですが
純粋に文字からの情報だけで
作品の世界に入るよりも
まずは異質な存在感を放つ
著者・雨穴さんの
外面的特徴や動画作品に触れ
それらのコンテンツに内包される形で
この小説が存在するという位置づけで
作品を嗜んだ方が
より魅力を堪能できるかと思うので
まずは以下の動画をご覧になり
怪奇とお茶目のギャップに
揺さぶられてみてください。

【おすすめ雨穴さん動画①奇妙なおせち】

グロいけど、このクオリティーの高さよ。。。

【おすすめ雨穴さん動画②MV「茶道*DANCE SPACE」】

どことなくタモリさんの楽曲と
同じ香りがするような。
ちなみに2:14頃登場する柄杓は
発注ミスだそう。
お茶目…

そうなんです。
俗世間と表現方法が
少し異なるだけで
常識や良心を持った
やさしい生命体なんです…

【おすすめ雨穴さん動画③みんなのうた】

拙いながらも模索しながら
表現していくスタイルは
シュール(時にホラー)でありながらも
なんかこう…
グッとくるものがあります

【おすすめ雨穴さん動画④DANCE WITH ME】

視聴者が自粛期間中
運動不足に陥らぬよう
『階下が心配』
という言い訳を
封じさせる事に成功しながら
雨穴さんが手取り足取りやさしく
振付を教えてくれる動画。
体幹おばけすぎて
笑いが止まらなくなる
という
中毒性あり。

そして問題の『変な家』

小説では第一章から第
四章まであるんですが
まるまる第一章全体が
この動画の内容となっていて
動画単体でも
ひとつの作品として仕上がっており
ひと通り視聴することで
雨穴さんと栗原さんの声や
話しぶりも掴めて
より小説の世界観にも
深く没入できます。

小説で読む『変な家』感想

このテのモノって買ってみたら
無料版と大差ないんじゃないかと
疑心暗鬼だったんですが
そんな疑念とは裏腹に
動画で前情報を知っていた自分にも
充分読み応えのある
ただのホラー・ミステリー風情に留まらない
もの哀しさややるせなさをも
読了後に感じることができる
作品でした。
温もりと不器用さと
哀しみが漂う動画は
日本エレキテル連合さんの
コントが好きな人には
確実に刺さるはず(自分も大好き)

読み終わった後、少し違った角度で
世の中を見つめている自分に気がつく…
そんなストーリー。

《補足》
雨穴さんというコンテンツや
キャラクターそのものに
愛着があるファン心理としては
本来であれば
紙媒体で手に入れて読みたかったのですが
電子書籍で読んだ際に
間取り図を見返す為に
ページを何度も行ったり来たりせずに
読み進められるようにという
工夫が為されており、
それが紙の書籍に
そのまま反映されていた為
少々読みづらさを感じてしまい
後日Kindleで購入したら
そちらの方が断然読みやすかったので
購入するなら電子版が
圧倒的におすすめです。

【おすすめ雨穴さん動画⑤謎の部屋と弁当】

『変な家』が好きなら
こちらも好きでしょう。
善悪だけが
この世の全てではない事の不条理さを
教えてくれる作品。

音大生・音楽家のための脳科学入門講義/田中昌司

ガラッと世界の異なる内容ですがw

先日書店でふと目に留まり
購入してみたもので。
脳の構造や
各部位の名称についての解説から始まり

音楽家が演奏や
練習をする上で特に使う領域

特に発達していった領域

身体表現に繋がる脳の発達や
音楽が脳に与える心理的影響など

様々な観点から
音楽家の脳についての研究内容が
記されています。

著者自身が音楽を愛しており
調査に協力した音楽家への
リスペクトの念があることが
研究をより濃密で
専門的なものに昇華していて
他ジャンルから見た
クラシック音楽の領域への無関心さに
心寂しくなる隙が一切ない
気持ちの良い一冊。


“練習や本番における自分の状態を
科学的見地から知っておきたい”

という音楽家や
ソマティクスや
ボディワークに興味がある方
(諸事情あり注釈割愛するので
各自調べて下さい<m(__)m>)

音楽家を診る可能性のある
医療従事者の方はもちろんのこと、


“音楽家の生態ってどんなものなのかな”

という一般の方にも
楽しく読みやすい内容なので
おすすめです。

WHP01K/ag

>日本のオーディオブランドfinalを擁する株式会社finalが大手ブランド向けの受託開発で培った経験を生かして、めったに出会えない優れた製品を、手の届きやすい価格で実現するブランド(公式サイトhttps://www.a-g-japan.com/aboutより)

…というシロモノ。

実は*凹、今まで一度も
自分でヘッドフォンを
買った事がないどころか
オーディオ機器の音質に
さして関心がなく
(あるとしたら嫌いな
カナル型のイヤフォンを避けるぐらい)
通話が可能であるなどの
必要最低限の機能さえ備わっていれば
それでいいと考えるタイプだったんですが、

ある日ふらっと訪れたfinalの直営店
(緊急事態宣言につき現在休業中)
で受けた専門性の高い、
アツさ伝わる
店員さんの素晴らしい
商品プレゼンに心を掴まれ
品質・価格ともに心
の底から納得して購入した
はじめてのマイヘッドフォンが
これなんです。


オーディオに関心の無い人間に
ヘッドフォンの価値を知らしめるって
接客スキルの高さもさることながら
伝えようとする熱量の高さ
そしてなにより
商品に本当に自信がなければ
できないことですよね。

個人的に、
このヘッドフォンを手に取る前に
紹介されたイヤフォンが
ケーブル部分の金属の種類や
その周りに施される加工によって
音質が変わるという
超マニアックなお話がとても興味深く、
まったく知らない世界を
教えてくれたことにグッときて

“この人の接客をもっと受けてみたい”
“このお店の商品をもっと知りたい”

という気持ちにさせられ、
それが心地よかったんですよね。

ヘッドフォンの製品特長については
上記リンクに書かれている通りです。

Bluetoothでワイヤレス接続できる上に
充電が切れたら有線にすれば
そのまま普通のヘッドフォンとして
使えるというのは
非常に魅力的だし、

ノイズキャンセリング機能が
ダブルで付いているのも
言葉がよく聞き取れるので
とても良いですね。

音質自体も
安易に低音趣味に走りがちな
このテの商品も多い中で
子音の立ち上がりが明瞭な歌手の
表現したいニュアンスが
より鮮明に伝わるというのは
なかなか素晴らしいなと思います。


そして何より、この破格の設定…

オーディオに詳しい知人に言わせると
もっと世間的に
名の通ったメーカーのものだと
この品質なら3~4倍はくだらない、と
(*凹もそう思う)


***

このご時世で
厳しい面もあるでしょうが
少しでも良いものを共有して
こういった企業を
応援していきたいという思いもあり
記事にしてみました。

【*1】パンダでたそがれ!(名作:世にも奇妙なDVD)とか和治の山手線すごろくあたりが好きだった人はもれなく好きなんじゃないかな。上京したら山手線すごろくに出てきたスポットに立ち寄ってみたいと思っていたのに今見るとほとんど行けてないですね。。。
【*2】実は*凹(ゆきぼこ)という名前も雨穴さんからもじらせてもらってたりします。アウトプットの形が多彩で、媒体が変われば表現方法も変わるのに、己のカラーは損なわれない才能には惚れ惚れします。

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