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恋人がいれば幸せとかいうとんだ嘘


恋人がいれば幸せだとか、凄いだとか、そんなものはとんだ嘘だと思う。その考えには時折怒りさえ覚える。

私たちはみんなどこか欠けている。自分を自分で愛することは結構難しかったりもする。自分のことを憎んで、責めて、嫌ってしまう。もしくは、自分のことは自分で愛していても他人からその賛同を得られなければその確証を得られない。私は後者に近いのだけど。

めんどくさいよねと思う。その為に恋人を必要としてしまうんだから。欠けている部分を「いいよ、大丈夫だよ」って言ってもらいたい。頑張っている自分を他人から認めてもらいたい。そうじゃなきゃ自分がどこに立っているのかさえ、分からなくなる時がある。

それでも、その手段が恋人のみであるわけがない。恋人のいない人は誰にも認められない?そんなわけがない。
異性に好まれなければ生きている意味がないみたいなファッション誌を見ると泣きたくなる。たしかに、生物的には正常?生殖本能は必要だよね。だけどアイデンティティを異性に求めたらいつか足元から崩れるのは目に見える。

本当は、自分を自分で愛してさえいれば、その愛に確信を持てていれば、それだけでいいはずなんだ。恋人はその人生のスパイスに過ぎない。
そうだよね、私素敵でしょ?私も貴方のこと素敵だと思うよって、そんな余裕のある恋が見たい。
説明し難いことに変わりないけど、恋人はいなくとも皆は変わらず素敵だよって言いたい。恋人がいない時の自分にも言いたい。

とりあえず、自分のことを自分できちんと愛して、1人でこの地に強く立っている人を私は尊く思っています。きっと見えないところで泣いたり悩んだりするのだろうけど、それでも歩き続ける人を尊敬します。

自己愛こそ最強なんだろうなって、じんわりと理解する日々。

藍にいな

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