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ずっと真夜中でいいのに。ZFACTORY「鷹は飢えても踊り忘れず」           at. さいたまスーパーアリーナ ライブレポート


はじめにと注意書き

たいした挨拶は思いつきませんでした。それらしい事を言うと、今回初めてこういったものでこういったものを書いているので見難いだとか読みにくいとかの点では申し訳が立たないのみです。

  • 当記事では 
    ずっと真夜中でいいのに。       Z FACTORY「鷹は飢えても踊り忘れず」  at. さいたまスーパーアリーナ 
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    公演のいわゆるネタバレを含みます。

  • 付随して個人の感想、偏見的、意味不明な言葉遣い、表現の揺れ、執拗な自分語りなどが含まれます

この記事を書くにあたって少しだけ他の方のライブレポを見たんですけども、スタイルがみんなあるんだなーという感じで、参考に出来るほど自分は吸収力は無かったです。あとはオフィシャルのお写真を使おうかと思ったのですが使い所が分かんなくなった&ガイドラインみて自分で判断出来なかった、のでただひたすら文字を羅列するのみかも知れません(執筆開始時点)

問い合わせ後→
     「別にokだけど直接公認ではないよ」
って感じなので使うかもしれません

執筆後→結構使ったわ

気持ち導入

今回ずっと真夜中でいいのに。さん(以下ずとまよ)のさいたまスーパーアリーナでのライブのレポートを書く動機的な説明をすると、元々今ライブに行けなかった友人個人に宛て制作する予定でしたがその話を他の人にしたところ嬉しい事に「公開して欲しい」といくつか言われたので調子付いて投稿する事にした、です。

混沌とする世の中をものともしない快進を続けるずとまよのさいたまスーパーアリーナでの過去最大のライブ、フロントメンバーACAねさんにとって特別な舞台という事で開催前の盛り上がりは著しく、ライブにもこのステージを見届けようと遠方からも多くのファンが足を運んだ。

自分自身今回のライブは意気込みとして他のライブと卓越して期待が大きかった。自分はあまりライブ数日前に「もうすぐライブだ...」と思う事がなく「あと少しでライブなんて信じられない」というタイプの楽しみ感情が湧くのだが、今ライブに至っては珍しく「やばいもうすぐライブじゃんがんばろ...」とイメージが強く生じていた。生活のモチベーションになり助かった。でもきっとそれ以上にずとまよ ACAねさんは大きな感情を持っていたのだろうと感じざるを得ない、パフォーマンス(演出、演技 という意味合いでの)では無い程のエモーションが溢れんばかりに満ちていた。
考察的要素は恐らく少ないと思いますが、出来るだけ一度書いたことは消さずにいこうと思います。
またライブ内容の前に各日の自分の動きなど煩く書かせて頂いたので自分に興味がある方のみに推奨しますが、自分に興味がある方は是非に。

ではでは本文に入っていきます、行った方は当日を思い出せるような、また行けなかった方にはさも行ったような心情になって頂けるようなレポートにしたいと思っています。

ここまでずるらずらと並べてしまいました三文を最後まで読んで頂けると幸せです。


Day 1 自分の行動
(飛ばし推奨)

ようこそ物好きか私の承認欲求を満たしてくれる存在達(ユーモア溢れる挨拶)


前日は正直何があったか覚えてないが日付が変わる前に就寝したはず、持ち物チェックは念入りに

前日23:34に撮影された装備

もう一つ覚えているのは待ち合わせに遅刻している事(同行人Y氏ごめん)

髪と腕にごしゃあごしゃあと色を塗り出発


1時間ちょい電車に揺られ到着さいたま新都心

さいたま新都心駅改札内


ここまでくるともうテンション爆上げなのがファンの性。感嘆の声が「ウォ...」と漏れる。

ほんの少し歩き会場周辺へ。数多の同胞達が。ここに居るみんな志同じし者と考えるとかなり爆上げこれは自分特有かもしれない

さいたまスーパーアリーナ正面


多種多様な創作、コスプレや創作が見れるのはシンプルに良い。写真撮影が絶えないキャラ、常に人だかりの輪が出来るキャラ、数人に爆笑を生むキャラ。あれはあれで楽しんでるんだと思う事が大事なこと

ガチャを引いて、渡したい物をプレゼントし、失礼な事にギャップに驚いたり、久しぶりに会えた人。話すのは苦手と再認識しながら繋がりを感じる時間。同行人に寄生してうだうだと過ごしました。今思えば歩き過ぎ

思えば初めて話す人ばかりで、Twitterで普段話している数少ない人達の顔をこれからは思いながらやりとりが出来る、これが良いのだ



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ライブ自体の内容について触れていきます。全体の通しからセットリスト一曲ずつ感想つらつらと


入場 会場内の感じ

そこそこ余裕持ち入場、席は、ステージに向かって右側のスタンドの奥極まった場所。右側のモニターの真下と言っていい。言い方的に見にくいと思うかもしれないが「ステージが真横から見える」すなわち、セットの細かな造形が細部までよーく見えるわけです。かつシンプルにステージへの距離が近い事による臨場感の増幅が大きく、こういった席は初めてだけど良い体験で良い席でした

自分使用電子チケット


会場内は見上げるとスモークが濃く立ち込めていて反対側の席の人々のしゃもじライトがボヤけて視えて壮麗。
そこそこ多種のアーティストのライブコンサートに行ってきたけども現在ずとまよは自分内1,2を争うスモーク狂バンドだ。アリーナ最後方の方だとスモークでステージが見えないというのは経験あるが、当然モニター頼りになる。ぜひその辺りの参戦者には話を聞きたい。

開演までの(個人差はあるが)短くとも長いとも感じるあの時間はある種ファン人々とアーティストとの意思共有が図れる気がして自分は好きで、今日まで様々な世界、感覚で生きてきた人間達が今全く同じ感情「まだかな、早く始まらないかな」と、明瞭な期待で共通する。そしてアーティストが多くの感情に区切りをつけオンステージした瞬間初めてアーティストとも接続される。

推しの夢が叶う瞬間を見届ける  
これほどファンにとって崇高な事はない。

開演 メンバー入場&SE OPENING

定刻通り暗転、モニター映像演出と電磁音がずとまよのさいたまスーパーアリーナでのオンステージを宣告する

オープニングアクトに動き始めたのはOpen Reel Ensemble 文字通り電磁音楽、彼等の言葉で云うマグネティックパンクなラッシュが一気にずとまよらしさを会場を纏わせていく。

Open Reel Ensemble

一転静まり、遂に登場するACAねさん。毎度どんな登場をするのか楽しみ。機構が張り巡らされたこのセット、どこからでもおかしくないと思った最中、セット内の壁を破壊し現る。「壁を打ち破る」と表現したいがその演出が意味する事を完全に理解できていない限りそれはとても浅ましい気がするので控える。

1,眩しいDNAだけ

SEから1曲目に突入。イントロのビートに繋がった瞬間が実にドープでより気が引き締まる。MV、リリックからもまさに今ライブのトップバッターに相応しいフローライムナンバーがSTR(スタートラッシュ)の1番に襲来。自分個人も本曲は好みで言ったら正直1位を争う存在の1人と言ったところでめちゃくちゃに好きだ。段階的にアップを刻みサビで跳ねる、STRどころか今までのライブでセトリのどこにはめ込んでも圧倒的威力な今曲がいきなりきて自分の脳内細胞たちが身体中に一気に何かしらオタク的な成分を放ち気付いたら飛び立ち上がっていた。

一般的にライブコンサートの魅力として挙げられるものの1つに「一体感」があると思う。これがAtoF(アーティストとファン)なのかFtoF(ファン同士)の話かは分からないが、ここではFtoF、
サビで一気に沢山しゃもじが客席から上がるのは何かとは言わないスケールの巨大さを表しているようで、それを良い場所から見れるなあとスタンド席にはにはの魅力があると気付く。

眩Dの演出良いマッチポイントとしてサビの4音に連動して大きく来るライト演出がサウンドのヘビーさと最高に合っている。無論4連ヘドバンしゃもじ振り下ろしの大ジャンプがキマる。
もう一つはやはりラスサビ 

笑い方も何も知り得ずに頷くだけ
ビリビリに破り始めるだけ
逸らせない光を選ぶだけ 今なら

ここでの真っ暗3キメからの最後のフレーズでのミニライトが1つ伸びるのがこの曲最高にアガる瞬間だ。

ビートラップ刻みまくりのイントロからAメロBメロを越えサビで一気に楽器隊が混じって一気にサウンドが分厚くなりヘビーなインパクトをもろにくらってしまう曲全体のメリハリ。

ノりやすさや曲のイメージからも改めてこのライブの始まりに相応しい曲だと言える。


2,ヒューマノイド

眩Dが終わりアウトロから本曲の冒頭の呪文めいたスタートリリックが聞こえはじめる。終拍手とともに始拍手。そして誰もがここで耳を澄ます。無音がセオリーだともなる。誰もがずとまよのライブ内一大イベントご言える超重要なこと。この時点で目周りを熱が闊歩し始める者も参戦経験者。にいるだろう。ピアノ、オープンリール混じりのフィルインが入り宣言されるはACAねさんによるイントロダクション 

「ずっと真夜中でいいのに。です。」

初見も通参もファン感無量の一言。ここからイントロに突入し既にボロ泣きという人が続出しているそう。う

本曲はすごく淡白な言い方をすると、今回のライブと同じ「緑色」「機械的」のイメージがあるので演ってほしいとおもっていた。

これもまた自分の中で好みで言ったら1位を争う存在の1人で、ずとまよの中でもくっきりとしたバンドサウンドを誇るライトチューン。淡白な言い方と言ったが実際その演出は実に爽快で、沢山の緑のレーザーが大きく動くのはこの曲ならではの演出。ずとまよの一つのライブ要素として演出が会場全体を捉え大きいという点があるが本曲ではその要素を活用しつつ曲に合わせた規則的なレーザーと差し色の赤ライトがクールに広がる。ドーズに馴染むベースからタイトに響くギターはむしろ心地良くもある、ギターソロでの自分の動きと言ってはもうとんでもなかった気がする。1番身体を縦に上下に動かしたのではないかと思う。サビ前からのギャップ付けサビへのジャンプアップが極。

先程の自己紹介をすることもありSTR定番曲である本曲が次鋒に出てきたことによる会場の熱度の上がりは感じ取れるほど。オープンリールがスムースに活躍する今曲は初期から存在するアップチューンとして活躍してきたのもあり1曲目の眩Dに続くに相応しい強烈なSTRを形作る存在、
眩D→ヒュド
という流れは自分の中で理想のセトリと言い切ってしまえる。

3,勘冴えて悔しいわ

エネルギッシュなドラムとピアノから始まるはSTR定番曲の中でもトップのスピードチューンかさ悔。感冴え渡るような本曲は投票でmvが作られる人気もさることながらライブでのアガり度楽しさ盛り上がりそういったライブにおけるアクティブ高揚感の全てを兼ね備え放つ重要な曲に思う。やっぱりライブってめちゃくちゃに跳んで飛んでアガりたいと思うものだししゃもじというノりアイテムまであるのだし応えたい。そういった思いを叶えてくれる本曲が人気なのは当然に感じる。同じように自分の中で1位を争う存在の1人

跳ねる事に集中(というか夢中)してしまいがちな本曲だが演奏は聴いてみるとその勢いのために緻密に構成されていて曲のイメージにそぐわない切ない音を鳴らすストリングスと速く正確なピアノとそれを支えるドラムビートがオーディエンスをジャンプ扇情してくる。正直言って自分もそれにのせられてしまってただただ音を聴いて身体が動いてた記憶が殆どなので簡単に言うと「めっちゃ跳んだ!身体動かした!楽しかった!」

4,マイノリティ脈絡

正直この曲が4曲目にきたことはかなり衝撃。自分の中で本曲は中盤にきて会場を再度沸き立たせるミドルアップなイメージがライブではあるのだが、「困った、こんな序盤にくるとは。最高かよ」と思ってしまった。

マウントな言い方だが自分はブラス楽器がバンド編成に加わった時のヤバさをよく分かっている。ので、本当にやばかった。キューティクルなイントロにブラス隊が加わり一気にゴージャスなサウンドに。自分のくねくね動くイメージ。全楽器魅力が詰まっている、ギターは轟きこちらを突き動かしベースは共鳴しうねる、ピアノは全体をひっぱりブラスを全体を包み込み押し出しストリングスの奇しい響きに支えられている。

本曲は正直自分の中で好みで言ったら1位を争う存在の1人で、もうなんか言うことなしのずとまよチューンなのだけどこれを「ずとまよらしい」で片付けるには到底もったいない。コーラスを重ねたラップから始まり次第に大きくなっていくスケールからうねるギター、そこから別世界。ドラムビートに重なったブラス、そしてそれを支えるストリングスの勢いが全身を駆け巡ってそれを身体が発散しようとその音に応えようと無我夢中で首と腕、その他色々な関節を駆使しただひたすらに跳び動いた。

この曲の自分のムーブとして2番が始まりサビまで一旦座る事、そう決めてるというより身体がそうさせる「このままだと保たない」大袈裟に表現するとこんな具合に。そしてここで驚いた。座って気付いたそう、会場の揺れだ。もはや聴覚で捉えることが出来そうなレベルで、ウーファーだけでなく自分達各自のの呼応する動き、ジャンプなどによる振動だ。シンプルに涙がでた。このさいたまスーパーアリーナを埋め尽くす実力を持つずとまよとここまで着いてきたファン自分達。自分はACAねさんでもないし夢の舞台だとか軽々しく言っていいのか分からないがそこに今いること。推しが夢の舞台にいる、もうそれだけで色々と考えてしまっていた。

そうも一瞬のうちに考えているとBメロに突入まもなく再びサビがくる。

近づきたくて でも冷静でいるんだ

このリリックでちょっとカッコつけるのがここで立ち上がる際「よし...やりますか...」と心の中で言いつつ合わせて立ち上がる事...

カッコつけた分相応の動きをしてしまう自分の身体末恐ろしい。正直この曲は先程休んでも足りない、ギターソロなんて身体がバラバラになってしまいそうだ、当たり前のことだが、そうさせるずとまよの自分の中での偉大さというか、大きいものだと思う。

MC

STRから落ち着き再度自己紹介をするACAねさん。こちらも一旦息を整える。今日ここに来てくれた事への感謝を述べ、「飛ばし過ぎた...」とこちらも同じ思い。導入されたしゃもじリングライトによる景色に感動してくれている様子だった。正直一言一言に「くぅぅぅっ....!」と感情が爆発するので息を整える事は難しい、ただ何かしらが回復していく気は確実。

次曲に入るにあたり一言
「好きな魚の曲」 と。自分は一瞬戸惑ったがすぐに何を演るのか考えついた。

5,ハゼ馳せる果てるまで

ピアノが鳴り響き歌声に、そこから始まるイントロのギターの弾き鳴りがとっても好き。高鳴る。ピアノとギターが特徴的な本曲はACAねさんの歌唱のメリハリが多く、聴き手側の気持ちに大きく揺さぶりをかけてくる。ビート感が強くノりやすい曲だがなによりのポイント。2回目のサビが終わりCメロへの間奏。そう、「ハゼダンス」だ。正確にはスペースダンスかも)

説明をすると、本曲mvにてキャラクターが踊っているダンスである

これをみんなで踊りたい...純情にそう思っている。毎回のライブでこれを自分は踊っているがどうも自分の付近にこれを踊っている人がおらず少し寂しいのが実情。Twitterを見ていると「ハゼダンス踊った!」という声も見るので居ないわけではないよう。独特なピアノメインにしてもらしさを纏った今曲は個人的にも1番かもしれない程に好みだ。

6,違う曲にしようよ

今年2月にリリースした4thEP「伸び仕草懲りて暇乞い」から新曲の登場。「ずとまよらしさ」という言葉が含意するステージを一気に引き上げたセンスナンバー。初めて聴いた時は「やってんな〜」と思ったところ。ライブで聴けるのは自分は初めてでイントロのドラムandピアノで高揚する、ピアノとストリングスが軽快に台頭する今曲の特徴は何よりその醸し出される雰囲気に飲まれただただ浸るのが良い、という。リリース当初からファンの心を大きく掴み自分もしっかりと掴まれている。リリック感に加えた知らないイメージに胸を打たれて自分はこの曲が1番好きになっているかもしれない

7,機械油

この曲はまじでライブ定番曲になっていくんだろうなと思う。三味線の登場により他曲と一線を画すずとまよチューン。造語やずとまよ用語の多く登場する本曲はACAねさんの歌い回しも含めてファンからの支持も大きい人気ナンバーである。

長めのアレンジイントロから入り、歌詞通り電子レンジを叩くACAねさん。オープンリールと三味線を掛け合わせたエイジミックスプレーはまさにずとまよ独特ならではのサウンドを展開している。そんなに推されてはないだろうが「いえーい」で飛ぶのがマイブーム。2番の「助けてくれるナンバー 選ぶ権利もあります」の「あります」を裏声で挟んでくるのは温れ落ち度からではあるが初見殺しが過ぎる。改めて聴くと1番と言っていいほど好みな曲なのでぜひこれからのライブでの演奏を期待したい。

8,彷徨い酔い温度

イントロの太鼓の音色からくる独特の高揚感がこの曲ならでは。本曲もライブ定番曲として安定で、ライブでの演出というのか、楽しさをも超越したライブ体験が存在、展開している。「ライブで1番好きなのはこの曲」という人も多い曲で自分の中でも1,2を争う好きさを思う。やはり皆でACAねさんに合わせてしゃもじを振り思いを馳せるこの曲はファンからの景色はさることながらACAねさんの眼には絶景が映っているのだろうと思う。またそれを形作ることができていること、それがまたファン感情をよりセンチメントしていく。

サビ以外では皆で音頭をとりここまでの昂った心を違う興奮に移行させていく。最後の「La−la−la−」パートの終わり〜と思わせてもう一回〜みたいなあの流れが来るんだろうな...って分かってても良過ぎると毎回に思う。

9,夜中のキスミ

初めの歌詞「知らない」の部分でもう息を飲んだ。こちらものびこりと同入の新曲だがこれがライブで聴けるとはという興奮が一気に高まる。80年代歌謡ポップスをフューチャーしたような本曲はムード溢れるフローとビートサウンドにACAねさんによるずとまよ溢れるリリックを完全にその雰囲気に呑まれず落とし込みマッチさせているムードナンバー。しっかりと聴き込んでいるために好きさはトップクラス。

ストリングス隊がここぞとばかりに雰囲気を一気にムーディーにオーディエンスを引き込んでいく。ベースとピアノのリードしていくテンポもまた身体を動かしてくる。

またmcと言って良いのか分からないが歌う前にACAねさんが真生姜ストリングス(猫)の動画をモニターに映し近況報告。しょがストが毛繕いをする動画、ぺろぺろのに合わせて「ペロペロ」とアフレコするACAねさん。それをみまもるファン

10,MILABO

開演からちらちらと輝いていたミラーボールの御成。ライトなピアノが響き渡り三音の後に宣言される「BOW」

これはもうファンなら分かる筆頭ディスコナンバーとにかく踊る事、今回のライブタイトルにもある踊りが本曲ではとにかく推奨される。ミラーボールの煌めきとACAねさんによる歌唱、演奏隊のプレー、それらの要素の最高のミックスが繰り広げられる曲。全楽器が全開に演奏されているスーパーチューンだ。

自分の動きとしてはランニングマンや先ほどのハゼダンス、タップダンスを絡めたダンスを絡めた動きを中心に踊っている、無論「BOW」に合わせて大ジャンプしたりする。好きな曲を訊かれればいの一番に出てきてもおかしくない。

11,脳裏上のクラッカー

おおここでくるか!と思った。でも確かにセトリどこに入れても強い曲だしなと思いつつ。

イントロが非常に好きでピアノとドラムから始まる小気味良いリズムからギターが加わり赤ライトのヘビーサウンドに早変わりするのは音源でも好きな展開でこれがリアルで体感できることとても幸せ。

自分は正直この曲はなんというか、ライトなイメージじゃないけどまさかサビの演出が赤ドンライトとはなかなかギャップがあると思っている

サビの「脳裏上クラッカー打ち鳴らして笑おう」で合わせてジャンプするのはもはや皆が周知の事になっているようだった。自分のこだわりはmvの映像をイメージしてクラッカーの素的なのがぐるぐる回って昇っているのをしゃもじぐるぐるで表現している。第一に好きな曲と説明しても良い好みだ

12,Dear Mr 「F」

今ライブのMVS(Most Variable Song)として選ぶ人も多いだろう。

曲前にMCを挟み「みんなの輪に入ろうと無理して努力していたけどうまくいかず孤独だった」という想いからの曲と言い綴った。

セット内に一際目立って建っていた電話ボックスに入っていくACAねさん、硬貨を入れ「聴こえますか」と。「まさか」と思った。すると儚さ満分なピアノでイントロ、そんなんありかよと思わせてくる展開。

「電話ボックスの受話器で歌う」そして歌われるはディミF。正直語るのも難しい、ただただ儚く歌うACAねさんがいるそれだけで感動してしまった。元々自分この曲を普段あまり聴かず、理由は前に電車で聴いている際に普通に涙を流してしまう事態になった事から。それでも聴くときは全然聴いていたので心から好きな曲で1番かもしれない。

13,正しくなれない

この連チャンはなかなかクるものがあった 
正しくなれないはやきやきヤンキーツアーオーラスにて初めて聴いた曲でライト演出のグォンっていうのが好きだなぁと思った。ギターのグローリーな音色とストリングスの美しい響きがACAねさんの力強く込められた歌声と響く。自分はディミFから未だ座っていたが結構がたがたと身体が動いてしまったと思う。

アウトロで食い気味に一気に躍り出るピアノが本当に好きで、なんというかアドベンチックで情景的な本曲の最大の魅力であり最も好きな曲に入ってくる。

14,お勉強しといてよ

正直来ないんじゃないかと思った。本曲は自分の中でSTRにくるイメージしかなかったのでこんな中盤、しかも立ち上げ役にくるとはなかなかパンク。立ち位置としてはマイ脈と入れ替えって感じがする。さながらヒーローソング

画面に「強」が映ったのならファンには大歓喜、立ち上がり、ブラウン管ガムランによるイントロプレー、ど紫の豪快な演出もこの曲特有。

ずとまよ屈指のトップナンバーおBの登場に興奮が隠せなかった。ノりどころや限定演出、アレンジなどライブでの要素が最高に詰められている。


何よりはサビでのブラスが躍る踊るで一気に勢いが増す。

今日の歌だって 変わってゆくなら

の部分のバックの勢音がブラスにより大きく変貌してきた相変わらずのベースパンチチューンがより武器を増やしてきたというところで脳内ランキング首位な曲がここまで盛り上がると本当に楽しい。

15,ミラーチューン

配信からまもないこともありやはり皆の熱の上がりを感じる。冒頭の

3,2,1,mirror tune

でハンドサインをしている人間が自分以外にもいてテンションが上がる。最新曲にして今1番好きな曲と言って良いかもしれない

ACAねさんのキュートな歌声が響き渡るもここで出てくるニューカマーブラス隊。音源も去ることながらのエネルギッシュな吹き込みよう。無論それを支えるストリングスが最高なのだが。

モニターでの映像演出がかなり凝られていてmvを彷彿とさせる絵柄にメンバーの演奏が映し出されていた。

16,あいつら全員同窓会

そろそろくると思ったダンスナンバーあ全同。

こちらも踊ることを推奨される今やずとまよをイントロデュースする際には欠かせない、温れ落ち度での初公開から配信、mv公開、今もずとまよを象徴する曲を担っている大きな存在だろう。

ラップに重ねたビートとベース、そして輝くストリングス隊。グルーヴ感があるストリングスが時折くるギターのラッシュに負けじと目立っていく。
本曲も全体でのノり型があり、サビの

シャイな空騒ぎ

で一気に大ジャンプするオーディエンスの動きは圧巻で、音源からインパクト強い曲がライブでより新たな一面を生まれさせてくれる。ずとまよ新章を象徴する曲にして自分も先ず1番に好きな曲ということありえるだろう。

比べるとだいぶ全体の統一を無視した動きを自分はしているんだなと思った。基本的に今曲では歌詞に合わせた動きをしている。「絡まる電柱(連中)」では自分に何かが絡んでいる動き、「急いで飲み込む納豆巻き」では納豆巻きを丸飲みするムーブメントをしている。

MC

ここでmcトークするということからメタいがライブの終わりが近いことを悟ってしまったがまるで夢は覚めずより深くなっていくよう。

day1のライブタイトル「memory_limit = -1」
の意味について、この言葉というかコードはプラグラミングでの用語で「記憶容量を無限にする」という効果だそう。ACAねさんの言葉をお借りすると

限界を突破する

よりここでの記憶を焼き付け日々の生活での限界そ突破したいと思った。

17,秒針を噛む

もはや神聖なほどのピアノから始まり荒いギターが始まりを告げる始まりの曲。

mvに合わせたノり方のできる本曲。ノりやすさもありヒットナンバーであるが何よりファン待望はラスサビ前のコール&レスポンス(しゃもじ)だろう。会場が白ライトで明るく光り渡り

このまま 奪って 隠して 忘れたい

から間を開けクラップで応えるよう指示。フロアやエリアごとにレスポンスをさせACAねさんも楽しんでいるようでこちらも楽しく嬉しい。あらゆる展開、ずとまよらしさが詰まっていてトップクラスに好きだ。

自分の1番ポイントがここで、最後「ハレタ レイラ」をACAねさん限界まで伸ばして歌う「レイラーーーーーーー」といった具合。自分はここで反り返る。文字通り身体を後ろ反らせてみる。後ろの人が驚いていた。

Enc)18, Ham

アンコールだが自分は正直違うことに戸惑いってた。そう、しゃもじリングライトが点かないのだ。どうやら中のボタン電池が何かの拍子に扉が開き吹っ飛んだよう。自分意外にも吹っ飛んだ人が多いとTwitterから。

一気に焦りが生じ始め明日どうしようだとかそういう考えが巡り始めたが、気付いたらアンコールの拍子は歓喜の拍手に変わり、メンバーの再登場への感謝を無声喝采で伝えていた。

正直言うことなしで、アンコールでHamとかうおあああああ!!という感情でいっぱいだった。強弱もあるリズムとmvを連想させる演出がとにかく感情を揺さぶってくる。音像的な曲作りが特に目立つナンバーであるためライブ映えも強く、好む人も多く見られ自分もその1人。

Enc)19,サターン

本曲もまた「ここでくるか!」というところ。あのダンスパートはずとまよのライブの一つのピークポイントとして打点されているのか、想像がおいつかない。2つ抜けたサウンドスケープが聴く者を魅了するのダンスナンバー、ACAねさんの思いまでが深く通ってくる。初期のナンバーでありながらライブでの入り率も高くライブでの演出たるやと思う。何度聴いても飽きない様な美的要素が多く含まれ自分も何度も聴き続けてしまうほど特に好きだと思う。

Enc)20,正義

アンコールの感謝を述べ、最後の曲へ。ACAねさんの指揮とこじんまりした演奏からイントロ、過去に参戦してきた者ならすぐに何が来るか分かるだろう。

本曲もずとまよを紹介する際には欠かせない重要ナンバーで、ライブでトリを任せられるのも納得である。最高の演奏、演出全てが完璧に揃う。ビート感のあるリズムから繰り出されるオープンリールとストリングスの重ね鳴りが耳に心地良い。サビ後の間奏の銀ビカライトなど自分は大好きで堪らない一曲。

そしてトリ曲といったらやはりソロパート。次は誰だ誰だと思いを馳せつつ身体を各楽器の音色に合わせ動かしていく。既にという事から体力は限界突破している。

気付けば直ぐにラスサビ。自然に目頭が熱くなっていく。終わってほしくないと全ての細胞が叫んでいる。しかし今この瞬間を楽しむ事こそ愛するずとまよへの最大の敬意と思い全力で音に応えた。正義のアウトロは無く、ピタッとフラッシュライトで終わるのは清々しく終わりを迎えられた。

終演

こうしてday1“memory limit=-1”が幕を閉じた。ACAねさんがベルコンベアで運ばれモニターにクレジットが流れた後には「雨を告げる漂流団地」の主題歌を務めるという発表。「夏枯れ」聴いてみると今までのずとまよにないような調で疲れより好奇心が湧き上がる。

明転し、おそらくACAねさん選曲のナンバーが流れ余韻を形作っていく。

day1 終了

退場は割と早めに誘導され友人達と合流。明日が早いため帰らねばならないが、今ここにいる事の意味が大き過ぎて駅に向かう足は疲れによるものではなく感情によって重くなっていた。

ライブ直後は割と放心してしまうタイプで、脳が余韻を整理しているのを感じる。この時はまともな感想が出てこず友人達の話に対して「ね、本当にすごかった」だとかアウトプットがまるで出来ていなかったと思う。爆発的な余韻をありがとう。
明日がとにかく楽しみになった。明日またこの感動を迎えられると思うとまた身体が疼いてくる。余韻に塗れ会場を惜しみながら1日目を終了した。


夕食のグリーンカレーとミニピザ



Day 2 自分の行動
(飛ばし推奨)

帰宅後入浴夕食を食べ出来るだけ早く就寝。余韻でボーッとしていた。

11時に起床翌日案の定身体が余韻痛に満たされていた。こればっかりは避けられないが余韻が直に伝わるのは良い気分。

と、起床時の話をしたが、寝坊してます。
9時に起き11時に家を出、友人達と昼食をする約束をしていた。もうこの時点で遅刻が大確定している。髪を爆発させささっと色を塗り、親が買ってきていた牛丼を「あれこれこのあとラーメン入るかな....」と考えながらかきこむ。昨日入場時にもらった味噌汁を飲む。シンプルにめちゃくちゃ美味い。最高に美味い。生姜の風味とニラの食感がしっかりと活きている。

(写真を撮っていないだと...?)

やらかしはするが素直にホウレンソウを怠らないのが自分の偉いところ。(そもそもやらかすな)

無事待ち合わせに成功し遅めの昼にしてしまったがさいたま新都市隣駅のラーメンを頂いた

美味しかった

会場に移動し、2日目では交流こそ昨日ほどしなかったが、特に親交が深い(と思っている)好きな人達と会えた事それが嬉しい

なにか出来事といえば昨日電池が吹っ飛んだしゃもじリングライトを物販にて交換対応して頂いたこと。電池が外れてしまうことそれは商品として問題だとかほん。

流石に今日も吹っ飛ばすわけにはいかないと、ガチャにあるマスキングテープで補強するというアイデアを見、補強してくれるご親切な方に入場後合流させて頂いた。

[day2 "ob_start"]

day1同様につらつらと。

入場 会場内の感じ

入場口をきちんと把握しなかったために少しぎりぎりに入場。本日の席は愛するアリーナ席。昨日はスタンド席だったがやっぱりそれにはそれの良さがあり今日はアリーナ席の良さが良い、

プレミア席ではないものの、指定席アリーナの中でもっとも前線のブロックだった。ブロック内でもそこそこ前方で、ステージ中央から直線上だったのでめちゃくちゃ良い席だ。

会場内はday1とうってかわり、工場的な機構が荒廃しそこらじゅうに植物が這い回っていてる。

後述するが、day1 memory_limit = -1から100年が経っているということ。緑のライトに照らされ昨日よりもスモークが多い事が分かる。荒廃した世界に対してはむしろ植物によるセラピー的なものを感じ不思議な気分だ。

昨日と同じ場所と思えないイメージの場所で今日は一体どうなるのか。あらゆる事に対して期待が爆発する。時間ぎりぎりなために体操は急ぎめで済ませた。

開演 メンバー入場&SE OPENING

定刻暗転。

day1のライブ映像が流れ、100年が経過したこと、またそんな場所でも音を鳴らし続ける旨を伝えられた。

始まるはステージ向かって右手にあるグランドピアノ。YouTubeチャンネル登録者100万人を越えるフリースタイルピアニスト「けいちゃん」がシークレットゲストにいきなり登場。持ち前のスキルで即興のソロを披露し、オーディエンスは既に耳を通じて心が釘付け。

1,ばかじゃないのに

ピアノソロから続くはびっくり化け曲ばかじゃないのに。本曲は去年からの果羅火羅武ツアーにてライブでは初披露され原曲とかけ離れたロッカバラードなアレンジを施しファンの度肝を抜いた。おかげですっかりトップ大好きな曲。
1曲目から泣かせるなんて...と嬉しくも悔しい気持ちになる。ベースリーダーなバース1からグルーヴなギター、打音と音数を徐々に増やしながら灯りが増えていくのはこの廃工場の再起動を意味するのか、

ACAねさんの入場がまだだと思ったが、声のある方を指すライトの先には昨日からある電話ボックス。同じくボロくなり植物が回っているが確実にその中にACAねさんは存在し、本曲に含まれた意味を噛み締めるように呟き歌う。途中緊張からか声がうわずってしまうところもあったが、ACAねさんがこの舞台に立つ矜持と覚悟をファンに感じさせるに充分だった。

(ここ書くのに3日位かかったけど微妙)

1曲目でいわゆるしっとりタイプのナンバーが来ること、なかなか攻めていると体感したob_startの始まりを切り観せてくれた。

2,低血ボルト

前曲の拍手が終わるのを待たずしてイントロの力強く切ないピアノが打ち込まれ響くき自分もすかさず身体が起き上がり別のスイッチが入る。特に好きな一曲。一転ダークな演出と世界に早変わりする会場、力強いギターとメロディアスなピアノが特徴的なパワーナンバーの登場だ。

原曲だとピアノメインな曲だがライブでの演奏となると一気にギターやベースが頭角を現すクールな一曲。何より多くの人が印象に残っている特効がそう、ステージ裏に勢いよく立ち昇っては消えを繰り返す無数の火柱だった。ずとまよのライブでの演出で記憶上初めての炎演出を見て、演奏とのシンクロに加速する感情を刺激することによるもう一つファンによる会場の熱気の上昇を感じさせる。矛盾的な形容はあまりしたくないけれど緻密なデスポップ的マインド とぐちゃぐちゃとなってしまったが、要はめっちゃカッコいい で済まそう。

ここでも一瞬声が詰まってしまう場面があったが、先程よりも早くに立ち直しシャープに突き抜けていく。

3,感冴えて悔しいわ

day1同様のタイミングで入ってきたSTRパワーナンバー。ここまでで、セトリ的な意味合いでは自分でも言っている「安定」と言えるがその内包するディテールはアバンギャルドそのもの。軽快なビートが音楽特有の快楽ポイントを刺激し会場皆しゃもじ上げのジャンプ熱に呑まれる。ただめちゃくちゃなプレイングではなく、テクニカルさに磨きをかけた上でのアグレッシブプレーの嵐。すなわち、シンプルな演奏力の極みである。ダッシュナンバーとしてここまでのCSを一気にアッパーにしていく。

4,マイノリティ脈絡

この感じは同じかな...?と思ったら流れ出すポップビートなイントロから始まるドープナンバー。シンプルにサビとかパートで大きく跳ねる曲がライブに行く人間としては大好物で、無論めちゃくちゃ好き。なんとなくday1よりもスパートをかけるような演奏でこちらも昂りがより強くなる。緩急をつけながらも演出とシンクロしよりアッパーなアンサンブルが強烈に広がっていく。徐々に高まっていく快楽体験へ高まる期待へのワクワク感は、混迷を極めあまねく現代社会の日常を脱するのに容易い。正にライブコンサートの醍醐味なのである。

MC

day1と同じタイミングでのMC。繰り返し繰り返しこの会場が埋め尽くされていることに感謝を述べこちらこそ感謝の気持ちでいっぱいであることクラップでリターンする。またここだったかあやふやだが、モニター下角に表示されるしゃもじサインについて細かな説明もあり、ライブをより楽しく気持ち良く楽しむための案内がされた。

5,JK BOMBER

当曲について書こうと決めた時、色々な単語と文章が脳内を駆けた。「やきヤキ思い出す」「構成好き」「ライマー」「サビで脈拍が変わる」「ちゅうちゅう」が、どうもまとまることがなく不時着させられてしまうマインドになってしまう個人的に特に好きな一曲。改めて考えるとなかなかずとまよのなかでもヘビーな曲に数えられそうだなと思う。常に次の展開にわくわくする、曲聴いてて楽しい曲なんて感情に直接響き、ずとまよの訴えかけようとしているものがストレートに流れ込んでくる強ツールである。

6,違う曲にしよう

この流れはかなりキた。2連ライムフローナンバーってちょっと身体のグルーヴ細胞達が大沸騰してアツすぎる。最新EPであることから両日間でのセトリが予想されていたが、期待を裏切らない展開に鳥肌は立ち心臓が掴まれる。EPの中でもどころかずとまよ全体で数えてかなり上位に好きな曲だ。演奏隊は相変わらず最高のパフォーマンス。演奏パートも華麗すぎて、自然と身体が動き、むしろ動かずにはいられない。そんな演奏に身を任せ揺らす。

7,機械油

2dayも登場する新型古典奇怪ナンバー。温れ落ち度からここまでですっかりライブ定番曲となった当曲。人気とそのらしさに納得の理由だと思う。機械的であり歌詞世界にずとまよらしさを詰め込んだような唯一性高い一曲だ。
オープンリールレコーダーと三味線が交わるこの真夜中の世界に来れたことに感動する。

8,彷徨い酔い温度

引き続きday1同様のセットリスト。でもこの曲に至ってはいつ聴いたっていつ観たって素晴らしいと思う。前述したかもしれないが、ライブコンサートの醍醐味が大いに詰まっている。アーティストの奏でるビートとコールに合わせてオーディエンスがクラップする。演出も相まって至高の心情空間へと誘われる。泣ける。

9,袖のキルト

グルーヴ熱に包まれる身体休まるMCを挟み締めくくりに

上手く話せないわだかまりも、僕のキルト

私のキルト、袖のキルト。

感情は大爆発を起こしました。正直1番楽しみにしていたかもしれない。当曲はのびこりリリースに先駆けて先行デジタル配信されたナンバーであり、森絵都氏の小説「カラフル」を実写映画化した青春ドラマ映画作品「HOMESTAY」主題歌に据えられACAねさんもTwitterにて

原作から大好きな作品で、主題歌作ることができて嬉しいです 
シロ演じる長尾さんにめちゃ感情移入しながらつくった たのしみー

とコメント。実際自分もHOMESTAYを観てみてめちゃくううちゃ面白い観点の作品だと思ったし何より当曲への見方が圧倒的に変わった。というより深くなったように思う。
「あそういうことかぁ......」って気持ちになるのは気持ちが良く、曲に対しての想いが強くなりより秀でて好きになっていた。

曲の話に戻る。ライブでの公開は配信より早く、果羅火羅武ツアーファイナル名古屋公演(2/9)にて初披露。その模様はYouTubeにてハンディ視点であるが一部生配信された。その後MV配信もあるなどかなりの押すも推される曲である。そんな事もあり今ライブでセットリスト入りしてくれた事の喜びは名状しがたい。

方々でも言ったことがあるが、「とにかくライトに泣ける曲」に思う。なんというかこうステージを仰ぎながらにやけながらぼろぼろ泣ける。サビでのオレンジライトはさながら暁光の煌きと落暉の輝きを掛け合わせたようで、情景音像的な面が強く出ている。

10,MILABO

おーーーーーーここできちゃうか!!!!とヤバい。たしかに袖のキルトと似た系譜な感じがする。ライブコンサートここに極まるというようなztmyダンスナンバーが両日でセットリスト入りはは必定だ。本日はアリーナ席である事もあり煌々と回るダンスフロアの太陽 ミラーボールがよく見える直線状。自ずとday1よりも身体が踊り舞う。突き抜けるブラスストリングスとつんざくベースが刺激的だ。

11,脳裏上のクラッカー

きたきたきたああ!!こんなにもお洒落な形容が似合う曲はない。特にこの曲の締めくくりのアレンジは何物にも変えがたい興奮と驚き、感情の弾けをもたらしてくれる。爆発的サウンドではあるものの、ボーカル、ふとした瞬間注ぎ込んでくるメロウピアノ、粒際立つダブルドラム(なぜかここまで触れて来なかったがそう今ライブではドラム2台編成というずとまよのビッグバンド化を体現する重厚感溢れる編成となっている。特徴的なのがステージ上でのその位置関係、中央あたりに互いに位置し、横上下に対峙している。言ってしまえばほぼ真横である。自分の認識ではダブルドラムといえばステージ端に位置し向き合うという形が多いイメージなのだが、音響的な設定でもドラム同士がこんなにも近い編成は変な視点だが非常に面白いと思った。いくつか披露されたツーマンソロは劇的であった)、エフェクトギターにうねるベース、オーケストレーション、全体のインパクトを底上げするブラス、真夜中は混沌、音像はさながら摩訶不思議な世界が一気にオーディエンスを弾けさせる。

12,Dear Mr「F」

2日目も演ってくれるという感動

総じて恐らく今ライブのMVSである。もう正直今この段階で自分は思い出してニヤついている。思い出あるあるなのだけど、めちゃくちゃ感動的な描写記憶でも思い出すと表情はにやけてしまうのはなぜなのか。

ステージは前述通り荒廃し緑生い茂っているがday1にて使用した電話ボックスは健在。まさかまた見せてくれるは思わなかった。どうしても上手い表現が思いつかないのだが、言い知れぬ空間なのだ。時代は荒廃しているはずがより解像度の高く高密度なパフォーマンスのように感じられる。柔らかくも掴み所なく、決してただのパッションで操れる事のできないリリックスが深遠なる世界に溶け込んでいく。

13,暗く黒く

このセットでやってくれると最高に思う
膝も崩れ誰もが涙し、始まるはノブレス的ダークポップ暗黒。これもまたずとまよをイントロダクトする際には欠かせないナンバーであり、MVやその世界観からはずとまよを象徴する曲の大きな一つと言っていい。リリース当初から今まで特に個性を確立させ好きな一曲だ。MVでは荒廃した緑溢れる世界を2人と1台が生き抜く物語を描いているが今回のセットとのそのイメージの合致は黄金の組み合わせである。

前曲からの雰囲気を保ったまま演奏は進みサビで大きく響くピアノが内的高揚を誘ってくる。曲が進み最後のフレーズが歌われ怒涛のアウトロへ。ここまで音数をかなり絞った進行をしたもののここからの怒涛の段階振り抜きは音楽のライブパフォーマンスによる我々が得られる高揚感興奮の最高峰を感じる事ができた。最後のフレーズを歌い、するといつの間にはけていたメンバーが続々と楽器に色光を灯していく。すかさず自分も「あこれは登ってクるな」と立ち上がりそれ通りの動きをさせて頂く。ここまでくればもう止まらないまさに駆け登っていく演奏隊の音嵐はどんどんと会場を巻き起こしていく。引き伸ばされ振り回される動き達、さながら風を切って荒れ狂う。ずとまよのライブパフォーマンスで好きなのがアウトロの締め方で、吹き荒れる暴風がピタっと止むようなあのパッっていうのが良い。

14,お勉強しといてよ

この流れは効く〜〜となる。ブラウン管ガムランに「勉」の字が映しだされモニターにクローズアップされる。これはずとまよファン歓喜の演出。

前述した通り、当曲はずとまよファンの中でもトップのヒットナンバーでありライブ映え、盛り上がり、最高な要素が全面に盛り込まれている。テクニカルに奏でられるギターとメインを張るピアノと1部ソロもあるベース、重厚感増すダブルドラムやday1同様に突き抜けるブラス隊。原曲的メロディを思わせるストリングスなど演奏のレベルがぐんぐんと上がる。ライブ後半とは思わせない吹き飛ばしがオーディエンスをたちまち高い場所へ連れていくいく。

15,ミラーチューン

流れが完全にキている。もう真に飛ぶ寸前だ。
規則的かつキュートラインなギターからカウントダウンし始まる最新曲が両日で登場。過去曲を凌ぐファン度にも頷ける。正直自分は曲開始前にあったmmc(内容は飛んでしまったその訳→)ACAねさんから発せられた

「付き合ってください」

の一言。頭を抱えて胸を抱え屈んでしまった...。その時の脳内での感情文字を変換するのは少々難しかった。

16,あいつら全員同窓会

今更思ったけど16曲ってすっごいボリュームですね

なんだかこの流れすっごい好きだなと思った。すごいパンキッシュと言えるわけではないけどムード依存なわけでもないエネルギッシュな4分間となること間違いなしな当曲。ストリングスがリードしサビ前では特徴的なギターが躍り出る。フラッシュ感のある展開付けされギアチェンジする全体のサウンドに魅力される

17,秒針を噛む

個人的に忘れられない曲になっている

最後だけど最後じゃない曲ことのがday1同様に登場。ずとまよを最も象徴すると言って良いファーストナンバーだが、ライブでセトリ入り率いかにもに、最近の曲達に引けを取らない勢いとカリスマ性を持ったまさにアンセムだろう。

ここで少し自分の出来事なのだが、曲が進み恒例コールアンドレスポンス(しゃもじクラップ)に入る。day1同様に順調にだが少々長めだった気もする。そして一通りの流れが終わりラスサビに入ると思ったさなか自分は最後に大ジャンプをしたのである。まさかもう一回あるとは思わなかった。皆がわくわくとラスサビをせやせやと待っている中1人飛び出るアリーナのど真ん中。めちゃくちゃ恥ずかしかったがこれを恥ずかしいと思う事の方が多分よっぽど恥ずかしいのだろう。よっぽど目立ったのか、(もしかして自分以外に居たのか!?!)ACAねさんが直後に

あ、もう一回ある

と.....これは(今この文章を書いていてそうに気持ちの悪い分にならないよう気を付けているがどうだろうもう遅いだろうか)もうあれでsお
我ながら耐えられない駄文を書く所だったのでもうあとはもう想像に任せますすみません

Enc)18,またね幻 Acoustic ver.

day1ではアンコール時の記憶が焦りでいっぱいだったが今回は正気をしっかりと持っていた。ただ逆に言えば疲れ言わぬ最早痛みが一気に主張し始めた。前曲の最後のロングトーンにて頭が自席のパイプ椅子に付ける反りを2日連続で行ったためにとうとう身体の節々がストライキを起こした様に聞こえたが、こだわりとして、再登場を願うクラップやり切りそれに応えてくれたアーティストに拍手を送る。

やはりアンコールがあると気の入り方がこちらも変わって楽しくなってしまう。ステージ中央の滑り台から滑り降りて登場、

この曲が聴けると思ってなかった。というのが始まりの感想。申し訳ないけど今しばし意識を記憶に飛ばしていたのだけれど多くを語るのが非常に難しく思った。自分自身当曲は本当に好きだ。歌詞作りから細かな音配置まで好きでしかない。あの空間は誰もが待ち望んでいたであろう期待感と感動に満ち溢れただ幻想が広がっていた。ずとまよに珍しいダイレクトな意をサビでは強く感じられ、終始何者にも真似できない極限の神秘の美しさが場所いっぱいに満ちていた。そのまま魔法めいたずとまよの世界に感涙は避けられなかった。

個人的には冒頭の歌詞

青く光るから目を塞いだ

でオーディエンス側に青くライトアップされたのがDP(ドープポイント)だった。


Enc)19,サターン Acoustic ver.

100年振りの弾き語り

と称し始まったのは、およそ2万人の前で始まる自身の起源となるスタイルであるアコースティックギターでの弾き語り。路上で行っていた弾き語り、そこで語っていたというさいたまスーパーアリーナでライブをする夢。当時はオーディエンスに苦笑いされた言葉である夢(今考えて打ってたらちょっと涙目になっている)が今叶いそこで行った弾き語り。言ってしまえば同じ事を夢叶った舞台でも自身のスタートアクトと同じスタイルを演奏する。路上ニラ精神を感じさせるその光景は今でも忘れられない。
演出も限りなく削っているようで本当にただACAねさんの弾き語りの場として完成されたソロステージ。



このまま終わるかと思われたが終盤バースに差し掛かり一気に演奏隊と演出が煌びやかに変貌しずとまよの進み辿り着いた地をなびくアフロビートなダンスナンバーに回帰した。始まりから今の突破した限界を見せつけるまでのこの過程にオーディエンスの大きく揺さぶられた心情に続き、気付くと寂しくもライブは晴々しくも幕を下ろす時が近くなっていた。

Enc)20,正義

day1同様にトリにやってきた正義、信頼と実績圧倒的ボス感あらゆるトリ言葉が似合うラスボス曲に昇華し会場の熱を大きくあげる曲。キューティクルなセッションが長く続きスタート。最も長く感じるも短い瞬間だったような抽象的にしても矛盾し過ぎた言葉を使わざるを得ない感情となる。今ここまでのライブを振り返った時間でありただ正義という曲の演奏を聴いていた時間でもあった。最高にピュアであり混沌とした世界で繰り広げられるテクニカルプレーとダイナミックビートが入り乱れる演奏、シアトリカルでグルーヴィー、ファンキーでパンキッシュ、あらゆるメロウさが詰まった閃光的音像感に震えてしまう。まさに魔法だ。極楽に連れていかれるように身体はゾクゾクと、心はより高みに近づいていく高揚。激烈なボイシングの全体がストレートにオーディエンスの心情を貫く。嵐のような一時一時は哀しくも時を刻み続け清々しくきこえてしまう。甘酸っぱくもヘビーなキラーチューンは燦々とステージに光を降り注ぎ刺して終演を告げた。

終演

前曲の光が射し込み拍手も始まりの具合でACAねさんはオーディエンスに感謝と名乗りを伝え去っていく。去っていくと言っても正確には落ちていった。両日使用された電話ボックス入ると思うと刹那に姿が消えた。聞くとストンッと下に落ちたらしい。結構な勢いだった。

そしてday1で告知が行われもう新規はないだろうというところでステージ端に鎮座していたアーケードゲーム機にモニターがより、画面に映り伝える新ツアーGAME CENTER TOUR『テクノプア』の開催。果羅火羅武ツアーを凌大きさになり、何より話題になるのは過去にやきやきヤンキーツアーにて唯一公演となった東京ガーデンシアターでのライブがオーラスとなっていた事だろう。再びガーデンシアターに立ったACAねさんがどんな言葉を伝えるのか、気になる


完全終演

気付けば2日間の深遠な世界は終わっていた。奇跡のような2夜だった。正直これ以上自分から伝えられる感想に内容は無いように思えてしまうが、自分は今でもあの瞬間を思い出すと身震いするような記憶があるのが事実だ。
めんどくさいを突き詰めめんどくさい方の道を進み続けたずとまよのステージを観れたこと幸せに違いなかった。けれどそれがずとまよ繰り広げる世界の一つの始まりであるという期待に胸が躍る、ある意味の決意表明のようにも分かった。ずとまよ最新形態を身体全体で受け止めこれを糧に生きているのだ。言ってしまえばずとまよの世界は未だどんな類に分けてもふさわしいものがないように感じるが、それでも私達に対して何かを訴えかけ、それが漠然とでも私達の心を鷲掴み、揺さぶる存在であるのが変わらない事実に思う。

これが一つの段であったと言っていいのかは分からない、けれどずとまよのステージがまだ我々の想像するものを斜に超えてくるのは周知の事実。確実に前に、めんどくさい道を進み続けるずとまよの見据え進む道に我々ファンは心身を委ね、各々の想いを持って気を確かに、その時までの日々を全力で生きて行こうと思う。


推敲完成後記(読まなくて良い)

改めてここまで読んで頂き本当にありがとう!そして何よりライブから約3ヶ月の日数を掛けた意味は自分的にはあると思う出来栄えだと思っているが、三文駄文ではある。推敲をしていて思ったのは口調のブレと毎曲のスタイルが変わりすぎていた。

酷い誤字脱字についてはTwitterにてツイートしている。また誤字脱字を発見した場合はまじに是非一報を...@bei_ZTMY

この場所を設けた事で無限に無駄話をするスタンスになっている気がするのでここらで締めくくらせて頂きます。ライブレポートを書くっていうのは初めてだったけども、余韻がぶり返すようなものを目指したが自分自身余韻がすごく強くなった。のでBlu-rayは是非購入させて頂く。では次はTwitterの世界でお会いしましょう

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