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咆哮

まずこちら原曲 DYES IWASAKI feat. RainyBlueBellの「S.C.R.E.A.M」↓

そして今回カバーしていただいてたのがこちら↓

投稿から1週間経たずに100万再生いきそうな勢い!
余裕で本家を超えて伸びていきそう!凄すぎる!

三人とも三者三様の魅力。上手い。バイブスもシャウト感もすごくて、ネタ的な部分も美味しくて、そして単純に歌唱力・発声がとてもいいからどの1秒を切り取ってもバッチリとキマッている。星導さんの随所に溢れる遊び心と、「リズムに乗るだけではない」的確なリズム感(後述)。小柳さんの説得力ある声と滑舌、そして「わざとやってる感」がなくて自然に聞ける無理のないガナリ。皆うまいのだけれど、何度聴き返しても一番異常なのはAOパート。緋八さん凄すぎる。完コピやべー!

こちらのカバーをきっかけにして、RainyBlueBellを知っていただけた方も多いようでとっても嬉しく思います。ぜひ色々検索して聴いてみてね。どれも自信作です。どこから出会ってくれてもきっと楽しめるはず。

そしてS.C.R.E.A.Mという曲、自分のバースについて語る機会を逃していたので、ここで少し書かせていただきます。少しだけ。(3000文字)

>無事帰還 スリースターズ
>リスナーとピースサイン
>あっ ジークさん ピークちゃん
>ピクチャーも良いっすか

まず「無事帰還」は前作の3rd Albumからの繋がりです。
気づいてくれた方々本当にありがとう。

「星弦定理」という曲では3人がそれぞれの探査先の惑星で最期を迎えた―― というバッドエンド、そして「STAR BURST」という曲では3人が無事に現世で再会できて次の惑星へ―― というグッドエンド(またはそれを夢見たまま眠りにつくという悲しいエンド?)という、どちらの解釈も成り立つような2曲が連続していました。結果として「次の曲をこうして3人で作れているのだから、無事帰還したと言っていいのではないか?」と考えて、リスナーの皆さんとピースサイン!という明るいスタートにしました。無事に帰ってきました。地球の重力って動きづらいな。

そして「ジークさん ピークちゃん」というのは諌山創「進撃の巨人」という名作漫画をモチーフにしています。このくだり、分かる人にだけは分かってほしい!以下少しだけ、マニア向けに語らせてください!

ジークの能力である「叫び」は英語版ではScreamという訳が当てられています。そして「敵国産のワイン」はもちろんマーレ産のワインのことです。そしてパリン!というグラスが割れる音はレストラン地下のあのシーンへのオマージュです。あのシーンを見ながら "GO, Niccolo! GO!"(やっちまえ!ニコロ!)と叫んでいるサシャ大好き派の外国人の方が居て、その様子がすごく心に残っています。おい… お前も「森の子」の憎しみの連鎖に囚われているんじゃないぞ… その後のサシャの親父さんの話をちゃんと聞くんだ… ガビはちゃんと成長したのだから… 

>あっ ジークさん ピークちゃん
>ピクチャーも良いっすか

このラインは、親しげに2人に語り掛ける無垢な戦士候補生をイメージしています。有名人じゃん!やったあ一緒に写真撮らせてください!みたいな感じですね。(万が一例のワインを飲んでしまっていたとしたら… その後のサビの"SCREAM"でいったいどうなってしまうのか…)

…ということで、いよいよ本日11/4の深夜に、MAPPAのアニメ版最終話が放送されます!マジで進撃の巨人を一緒に見ましょう~~~!語りたい!!!!!! めっちゃ語りたい!!!!!! 以上、マニアックなお話でした!元ネタが分からない人はごめんね!気にしないで!

>正義マンのツイッター ウザいねと思う
>批判が五月蝿えな サイレントモード

このあたりのレイドバック(オフビート)感が自分ではお気に入りで、ちょっとリズムを後ろ目にズラしている感じですね。聴く方によっては「ズレてる!ここ録音ミスってる?」と聴こえてしまうかもしれない、ラフでルーズなラップの手法のひとつです。HIPHOPの伝統のひとつとも言えるかも。リズムにパキッと乗せるだけがラップではない、というのが、普段あまりラップを聴かない人にも何となく伝わっていたら嬉しいな。

とか思ってたら、そこを指摘してくださるリスナーの方がいらっしゃってすごく嬉しかった!(エゴサからのスクショですみません!!!!)

そこに気づくとは… 良い耳をしていらっしゃる…

仰る通りです!個性が出て面白いですよね!今回のカバーの星導ショウさまは、最初は堅実にスネアを捉えてカチッとオンビートでキメてくださってます。しかしその後の「ウザいねと思う」あたりでラフに(かつ的確に)ズラしてくださってて、うわ~~~再現してもらっている!すげ~!と感じました。こんな細かいところまで細かく再現してくださる方がいらっしゃるとは。感動です。

>終 息 宣 言!!!!!!!!
>サンキューテドロスッッッ
>ぶち込んでやるよ
>拡げろ ファンキーなソウル(F**ing Asshole)

数年前には世界中で話題になっていた彼ですが、今ではもはや「テドロスって誰???」となりそうなので念のため解説!

テドロスはWHO(世界保健機構)の事務局長です。例のウィルス感染拡大初期の頃から、数々の迷言で話題になりました。

↓以下、テドロスの発言を抜粋(発言ソースは割愛)↓

2020年 1/19「人から人への感染リスクは少ない」
1/22「緊急事態には当たらない」
1/28「中国が迅速で効果的な措置を取ったことに敬意を表する」
2/08「致死率は2%ほどだから、必要以上に怖がることはない」
2/24「パンデミックには至っていない」
2/27「中国の積極果敢な初期対応が感染拡大を防いだ」
2/28「パンデミックの可能性がある」

なんだこいつ…?
なんていうか… ファックユー…?

サンキューって言おうと思ったけど…
やっぱり… ファッキュー!!!!!

ということで、この曲はもともと「例の流行病」が全国的に蔓延して猛威を振るっていた時期に「叫べない」ことの悲しさ悔しさをぶつけるための曲、というのが詩想の出発点だったのです。

「えっ 今日は全員叫んでもいいのか?」
「いいぞ 全部出しちまえ」
「ナントカ禍終わった!やったーーーー!!!!!!」

というイントロのやり取りが、端的にそれを表しています。この曲を発表した当時は(いや現在も?)まだ「終わった」とは言い難い状況でしたけれども。

皆さまもどうか、流行病にはお気をつけて!
さらに今年はインフルエンザも来てますので!

原曲イラストは漫画家の中山敦支先生です。以前Pai-Pod Classic!!!という曲のイラストも描いてくださっておりまして、また描いていただけたことに感動しております。以前にも述べましたが、イルベルはずっと中山先生のファンであり、ずーーーっと大好きです。スーサイドガールの続きを楽しみにしながら既刊を読み返しています。

今回も狂気と可愛さと勢いがすべて備わっていて、本当に素晴らしいイラストでした。「こんな衣装でお願いします」と細かく指定してご依頼したわけではなかったのですが、最初に頂いたラフのときに「デモを聞かせていただいた時から絶叫する3人の顔とバニーだ、というイメージが入ってきました」と言って描いていただけました。最高です。もはやこの曲はバニー姿なしでは語れません。

そして中山先生の最高のイラストに、最高の動きと演出を追加してくださったのは野良いぬ様。最高×最高で本当にもう究極です。雨天のギャグパートまじで最高過ぎる。めちゃめちゃ笑いました。そして3人のイメージカラーを活かしながら、サイケデリックに展開する画面構成。とても中毒性が高い、まさに観るドラッグ。とても可愛くてクールに仕上げてくださり本当にありがとうございました。

要するに、みんなもこの曲をカバーすれば…

合法的に、誰でも…
可愛いバニー姿になれる… ってコト…?

最高なのでは…?

ほらほらカバーしたくなってきた人!DYES先生のインスト(カラオケ版)はこちらのCDに収録されておりますのでぜひお求めください!(隙あらば宣伝)もちろん、iTunes等で単曲でも入手できます!

カバーしてもらえるって、本当に嬉しいことですね。自分でもいろんな曲をカバーしたいし、カバーしてもらえるようなもの(一次創作)をまた作りたいです。作ります。


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