21章を通して桜坂しずくが更に愛おしくなった話
こんにちは、ベヒと申します。
ここ最近は桜坂しずくさんの事を考えるとずっとドキドキさせられています。
そしてスクスタのメインストーリー21章では彼女の良い面だけでなく、色んな一面を知れたなと思いました。
そんな21章を通して自分なりの解釈や彼女への気持ちを書いていきます。
1.どこまでも感情に素直な彼女
スクスタで描かれている桜坂しずくの一面に「しっかり者の優等生」として日々を過ごそうとしているにも関わらず、感情が高ぶってしまうと周りが見えなくなる部分があります。
特に、物語や「演じること」について話しているときは本人も自覚している通り顕著ですね。
彼女のとても可愛らしい一面なのですが、感情に素直すぎるあまり周囲に迷惑をかけてしまうこともありました。
練習の休憩中におままごとの設定を面白いと言ってくれたことが嬉しくて話に花を咲かせすぎて愛に窘められたり…
ある時は一緒に即興劇を演じたダイヤに役者としての才を感じて観劇に連れ回そうとしたり…
またある時はかすみに対してお芝居の練習として演技をしたら過去のこともあって怒られたり…
一見しっかりしているように見える彼女ですが好きなものに関わると誰よりも素直で熱いように感じます。ただ、その中で大小あれど人に迷惑をかけてしまうことがあるのは良くないことですね…
実際かすみに対して芝居をした時は、かすみだけでなく演技を聞いていた同好会のメンバー全員にも謝ることとなりました。
そして今回20章と21章でもスクールアイドルについて思い悩むあまり時と場所を考えず、自分に素直になってしまった場面がありました。
1つ目は同好会を抜けて部に行くと宣言したときです。
同好会メンバーがゲリラライブで自分たちだけの明確な何かを掴んでいた中、自分は何も掴めておらず焦っていた部分はあると思います。ただ、今回はあまりにも場の空気を読めていませんでしたね。
かすみから非難もされましたし、彼女自身も後に反省していました。
また、もう1つは部のライブを行った直後に同好会のライブにサプライズで出演して部から同好会に戻ったことです。
ランジュやミアはこの行動自体については悪感情を抱いていませんでしたが、これは部へのあてつけのようにも見えますし好ましいとは言えないものですね…
また、同好会から部に行く宣言をしたときにも盛り上がっていた空気に水を差す形になってしまい、部でも彼女自身が歌ったとはいえ間違いなく部の環境があってこそのステージで盛り上がった空気に水を差す形になりました。
ただ、部だからこそ得られたもの、気づけたことへの感謝の気持ちは彼女が言葉にしていた通り嘘偽りなくあります。
そしてその感謝の念を言葉だけでなくステージを見せることでより伝えたかったのだと思っています。彼女が言っていた「あなたのヒロインになりたい」とはランジュとミアも含んでいるのだと。
元々、言葉ではなく理想のスクールアイドルを「演じること」を通して自分を表現していた彼女なので実にらしいやり方だなあと愛おしく思えましたね。
しかしランジュとミアだけでなく、専属のトレーナーなど多くの人が部には関わっており、部にしっかりと謝罪するべきだとは感じているので今後そういったシーンが見られないか期待しています。
彼女が役者とスクールアイドル、どちらについても成長して女優への道を歩んでいくのは何よりの楽しみなのですが人間的に成長するのもまた楽しみですし、あってほしいものなので…!
2.怖がりな桜坂しずく
桜坂しずくが「あなた」と作り、歌った曲「オードリー」の1節。
「人はそんな強くない 誰も怖がりなんだ」
僕は今までこの1節は「オードリー」を歌う理想のスクールアイドルの設定からくるものであって、彼女自身の言葉とは捉えていませんでした。
というのもスクスタの彼女は失敗を恐れず挑戦し続ける一面を多く見せており、今まで考えてもいなかった自分自身をステージ上で出してみる、というときも戸惑いの感情を口にしていました。
そういったことも合わせて今までの彼女に「怖がり」な一面はあまり感じられなかったです。(アニメの桜坂しずくはまた違い、「怖がり」なことが強く表れていて幼い頃から彼女を大きく変えていましたね。)
しかし、21章を通してスクスタの桜坂しずくも確かに「怖がり」でもあるんだなと感じました。
同好会と部が何故同じくらい魅力的に感じられるのか、かすみは分かっているが自分には分かっていないもの。あくまでそれを見つけるために部へ入部したはずの彼女は部のあり方そのもの、そして圧倒的な存在であるランジュに強く惹かれました。
また、そんなランジュが作曲家として信頼してるミアには同好会内でも評価されていた彼女の声量をまだまだ足りないとは言っていましたが認めてもらえました。
かすみのライブを見て今の自分では敵わないが負けたくないと思い、そして言い争いになった際に「逃げる」と言われたことでますますかすみへの対抗心を燃やしていたしずく。
そんな中で自分を伸びしろがあると認めてくれたランジュとミアの存在や目に見えて技術面で成長できたこともあり、彼女は部のやり方こそが自分に合っている、答えを見つけたと信じ込みました。
当初の目的であったランジュと同じくらい魅力的に感じたかすみの魅力を知る。そのために部の視点に立ってみる。そんな目的を忘れ、技術を得るのに何不自由ない環境と絶対的でわかりやすい指標が存在する部に縋り染まったこと、これには桜坂しずくの「怖がり」な一面を強く感じましたね…
部に染まっていく描写は見ていてドキドキしていましたが今まで見せていた何事にも逃げない面や純粋さだけでなく、怖がりな一面も感じられてより彼女の心に触れているなと思えて嬉しい気持ちもありましたね…!
3.桜坂しずくのステージの原点
中須かすみには分かっていて桜坂しずくには分かっていなかったこと、それはスクールアイドルだけでなく、応援してくれているファン一人一人と一緒に声を届けてみんなで作り上げるステージこそが虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の魅力であることでした。
ただ、意識的か無意識的かの差はあれど、かすみもしずくもお互い出来ていたことではあったんですよね。
分かっていた側であるかすみはスクールアイドル活動で伸び悩んでいた時期に応援してくれている人に対して特別な体験をさせたいと述べていて、かなり意識的に取り組んでいた部分なのかなと感じます。
その想いは部が現れて、同好会がゲリラライブという形になり見てくれる観客が少なくなってしまった状況でも変わりませんでしたね。しずくが言っていた通り自分の可愛いやファン、それ以外のことにもまっすぐな印象があります。
一方分かっていなかった側であるしずくはスクールアイドル活動で伸び悩んでいた時期には同好会内で観客から一番評価されていませんでした。その中で自分の理想のスクールアイドル像を通して何を見せたいのか、そして自分自身のこと、彼女が大好きである「演じること」それぞれに向き合っていました。
理想のスクールアイドルにより深くなりきるため設定を考えたことによって観客にその良さは伝わっていきました。言葉にするのではなく舞台上の表現で観客の心に訴えてステージを作り上げるのは物語や演技が大好きな彼女らしいですね。
また、ファンクラブでは「演じること」と演劇の素晴らしさを彼女の創った物語でファンと共有していました。ファンレターでファンからの熱量も伝わっていましたね。
しずく自身無意識で行っていたため分かっておらず、かすみも上手く言葉にはできませんでしたが、確かにファンと作り上げるステージができていたんですよね。
また、桜坂しずくのステージへの自信が揺らいだ原因は他にもあると感じています。それは部が多くの人を熱狂させるような完璧なステージを作り上げる存在であったことですね。
彼女は将来女優になることを夢見ており、演劇はもちろんスクールアイドル活動はその夢に近づくために必要不可欠だと感じています。
そして部はプロ顔負けのオーダーとパフォーマーによって完璧なステージを作り上げて同好会よりも多くの観客を集めていました。完璧なステージは彼女自身が感じていたように、好きであり目指している女優の舞台に近いですね。
自分たちよりも多くの観客を集めているのはプロの女優であるならばまず評価される点であり、観客からの評価を気にしていたこともある彼女が自信をなくすのも無理はないですし部に行くのも自然に思えます。
ただ、かすみのステージを見たことで再び自分のスクールアイドル像に向き合うことになりました。女優になるだけであれば部が一番近い道にも関わらずです。
それは桜坂しずくの夢がただ女優になるというだけでなく、人を感動させ心に残る演技ができる女優になりたいからだと思っています。
桜坂しずくが夢にしている人を感動させる女優は技術が優れているだけでなく、誰かに寄り添う、観ている人の心に入り込めるような女優なのかなあと。
彼女が残したい存在感というのはランジュのような圧倒的なものではなく、かすみのように観客の間近で様々な表情を見せるものだったのかなと感じます。
部のステージが間違っているというわけでなく、彼女が目標とする女優の舞台に近いステージをやっていったのはかすみでした。それを技術を磨き続ける部のスクールアイドルに心からなっていたからこそ強く感じたのだと思います。
そして彼女が再び向き合ったのは「あなた」、そして彼女と「あなた」が2人で作り出した曲であったことは個人的にとても嬉しかったですね…!
今回、向き合ったのは彼女にとって一番最初の曲である「あなたの理想のヒロイン」でした。
「誰かを笑顔に出来る人になりたい」
「でも一番はあなたを笑顔にしたい」
応援してくれる「あなた」に全力で答える気持ちが歌詞にも込められていますね。そしてそれは「あなた」だけでなく同好会のみんなや応援してくれる観客みんなに対しても向けていた気持ちであることを再認識しました。
今まで「演じること」を何より意識していた彼女ですが、ステージが彼女の「演じること」だけではなく、応援してくれるみんながいてこそスクールアイドル桜坂しずくの世界が出来ていたと初めて自覚することになります。
道に迷ったとき、原点を振り返る。
これは僕自身にも記事を書いている際に最初の記事を見返して、文章構成などに反省点は今見ると多々あるものの自分の考えを発信したくて始めたという想いが特に籠もっているなあと我ながら感心することがありました。
物事に迷った時に始まりの感情と向き合って自分の想いを再認識したというのが奇しくも桜坂しずくと同じだったのはなんというか、嬉しさがありましたね…
また、しずくと「あなた」の2人の関係をモチーフにした物語。それを歌にした「やがてひとつの物語」の歌詞で「もう迷わなくていい 今の気持ちがその答えだ」と書いていた彼女でしたが再び迷ってしまいましたね。
ただ、これは桜坂しずくが「物語」に込めた願いでもあると思います。私であって私ではないイメージと喋っていたのはそういう意味もあるのかなと。
そして現実の彼女はそんな強くはありませんでした。彼女はこれからも迷うと僕は思っています。
彼女は夢に向かって突き進みますがあまりに純粋すぎますし、今回も自覚・無自覚問わず周囲に迷惑をかけてしまいましたしね…
ただ、迷いながらも前に進んでいくのは何より彼女らしいと思っています。
今回、良い面ばかりではなく悪い面も多く描写されていた桜坂しずく。ただ、それを見ていた僕個人は悪感情を全く抱きませんでした。それどころか今まで以上に人間臭さが強く感じられて更に愛しくなっちゃったんですよね…
かすみと言い争った時も部に染まっていった時も今までの彼女から納得できる一面で、ランジュとミアにステージを通して感謝の念を伝えようとするのも最初見たときはそういうこと、するよなあ…!っていう感慨深い何かを感じました。
後で考えてみればちゃんと謝ろうなとか、他にも純粋すぎて悪い人に今後騙されないかなと思う心配な気持ち、最初に感じた桜坂しずくが愛おしくてたまらない気持ち、どちらも大事にして彼女が夢へと向かって頑張る姿を見ていく、「あなた」として応援できるのが楽しみです…!
4.台詞じゃない彼女だけの気持ちや言葉
最後に、「やがてひとつの物語」の歌詞の中で僕がずっと気にかかっていたことについて書かせていただきます。下記の部分ですね。
「私のこの気持ちや 言葉は台詞なのかな」
「だけどあなたといる時だけは 自然と話せる気がする」
自分の分身である「あなた」とだけ自然と話せている、というのは特別感があって好きでもありました。ただ、同好会のメンバーとは自然と向き合える日が来るのかなと。
そして、21章の桜坂しずくは最初にかすみと言い争う中でも勉強が心配な気持ちは自然と出る。そして技術を磨き、魅力的になったとかすみに認めて欲しかったが認めてくれずまた言い争う。かすみのステージを見たら自然と叫んで応援していた。最後にはまた仲良しになりたい許してほしいという心からの感情まで曝け出してかすみに謝る。
今までナデナデを筆頭に可愛らしい保護者的な一面をかすみに多く見せていましたが今回は人間らしい感情をこれでもかとかすみにぶつけていましたね。
またかすみだけでなく今の同好会メンバー全員、そして言い争っていた姿をずっと気にしていた凛奈にも謝っていました。
「許してください。」「仲良くいさせて」なんて言ってしまえば綺麗ではない謝罪の言葉は演じている台詞では出ませんよね…
「演じること」や物語について以外で、様々な感情を爆発させて「あなた」以外とも自然と自分の言葉で話している姿を見れたのが例え笑顔ではない場面でも嬉しかったです。
最後はそんなありのままの桜坂しずくの謝罪の言葉を受け止めてくれた同好会のみんなにはありがとうの気持ちでいっぱいですね…
また、こんな謝罪をした後でもかすみが勉強について甘えようとしたらしっかり反論するのは本当に感情に素直だなあって可愛いすぎかよ…ってなりました。
彼女がみんなの前でそうでありたいと思い、演じている「しっかり者の優等生」としての姿はこれからも見せてほしいです。
しかし今回の件も踏まえて同好会のメンバーと自然と出た言葉で話す機会がより多く出てきたりするのかなあと思えますしそちらも楽しみです。
ただ一方で「あなた」に甘えている姿も今まで以上に見たいですね…
こればっかりは抑えようがない感情です。
桜坂しずく、やっぱり好きすぎますね…
5.おわりに
ここまでお読みいただきありがとうございました!
スクスタ2ndSeason、監視委員会の存在筆頭に諸手を挙げて絶賛することは難しいなと現時点で僕自身思うのですが桜坂しずくの描写については僕が好きだなあ…と思った時点でもう負けでした(?
やっぱりスクスタで描かれる桜坂しずく像が好きなんですよね…
あと部に染まっていく時の声はなんというか、言いしれぬ背徳感を感じて好きでしたハイ(ケツとか身体的な部分だけじゃなくてこういう所もエロスを感じさせてくるんだよなあ…)
邪な感情が入りましたが、1月末にはキズナエピソードの更新がありますし、まだまだスクスタの桜坂しずくが見れるのは嬉しいですね。
他の媒体含めましてこれからも色んな「桜坂しずく」に触れていきたいです。
また、過去にも桜坂しずくについては記事にさせていますので未読の方よければよろしくお願いいたします…!
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それでは改めて、ここまでお読みいただきありがとうございました!