アニメ虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会２話感想、居場所を「守る」から「作る」へ
こんにちは、ベヒと申します。
アニメ１話に続いて２話も見返してたら感想書きたいなあ～と思い、書くことにしました。（毎話そうなりそう）
１話の感想未読の方は良ければこちらもよろしくお願いいたします。
１．はじめに
今回、記事内で「ラブライブ！スクールアイドルフェスティバル ALL STARS（スクスタ）」のメインストーリー１章のネタバレがありますのでご注意ください。
（よかったらこの機にスクスタのストーリー、キズナエピソードもお願いいたします。）
本記事ではアニメ第２話で中須かすみの想いが居場所を「守る」ことから自分なりの一番をそれぞれ叶える居場所を「作る」ことに変化していく様子について、自分なりの感想や考察等を書いていきたいと思っています。
あくまで個人の解釈なので解釈違いなどはご容赦を。
それでは初めさせていただきます～
２．スクールアイドル同好会を「守る」
第２話、冒頭ではせつ菜とかすみの衝突が過去にあったことが描かれました。
「こんなパフォーマンスでは、ファンのみんなに大好きな想いは届きませんよ！」
「でも、こんなの全然可愛くないです！」
１話でせつ菜が１人でライブを行った理由が断片的ではありますが伝わるシーンでしたね。
こちらのシーンに関しては後ほど改めて触れたいと思います。
そして回想が終わり、かすみは同好会を守るために様々な活動を行いました。
まずは生徒会室から同好会のネームプレートを盗み出すことから始めます。
いい笑顔してますね…
しかし、元々同好会の部室であった場所は現在ワンダーフォーゲル部の部室となっており項垂れてしまいます。
そして生徒会長である中川菜々にも遭遇してしまいました。
こっぴどく叱られたのでしょうか、パンを食べながらしずくに愚痴をこぼしているのを慰めてもらってます。
桜坂しずくさんの登場です。
（えっこの二人もうこんなイチャイチャしてんの…？）
（というか僕の推しの桜坂しずくさんアニメでも可愛すぎか？？？）
失礼、脱線いたしました。
生徒会に対して徹底抗戦することをかすみはしずくに提案します。
しずくは徹底抗戦についてやんわり流し、せつ菜に相談したかを聞くとかすみは衝突した過去があったこともあり、強く否定します。
かすみのイメージ映像でもせつ菜を除いた４人となっている辺り、かなりひきずっているのでしょう。
（もしかしたら想像力豊かなしずくの妄想なのかもしれませんが…）
そしてしずくは演劇部の稽古に行ってしまい、同好会のメンバーであったエマや彼方とは連絡がつかず、かすみは途方にくれてしまいます。
しばらくして「かすみんが部長になって同好会を存続させるしか…！」という野望を抱いたところ、スクールアイドルにはどうやってなるか話している２人の少女が現れたのでたまらず声をかけました。
侑と歩夢ですね。
２人が同好会に加わることになり、まずは部員集めのために自己紹介の動画を取ることになります。
ここで侑はかすみの自己紹介にトキメキました。
しかし、歩夢の自己紹介はかすみに可愛いと思われず不合格とされてしまいました。その後何回も練習をしても上手くいきません。
夕焼け時には歩夢は「可愛い怖い…」といううなされたように呟くようになってしまいました。
そんな中でかすみは可愛いがアイドルの基本であると思っていることを話します、そして、同好会が廃部になった経緯も話した後、可愛いという単語に怯える歩夢に対してこう言ってしまいます。
「そんなんじゃあ、ファンのみんなに可愛いは届きませんよ。」
この言葉を言った直後、せつ菜に「こんなパフォーマンスでは、ファンのみんなに大好きな想いは届きませんよ！」と言われたことをかすみは思い出しました。
そしてせつ菜と同じく自分のアイドル像を押し付けているのではないか、ということに気づきます。
「もしかして…かすみん、同じことしてる…？」
自宅でも思い悩み、翌日かすみは校庭で１人呟きます。
「いつでもみんなが戻ってこられるように頑張ってたのに…」
この言葉はかすみの本心でもあります。同好会のために部室を取り戻す、部員集めなど１人でも積極的に動いていました。
ただしその守ろうとしていたかすみにとっての同好会は「可愛いスクールアイドル同好会」でした。ですので、部長であるせつ菜と衝突があったのは描写された通りですし、他メンバーともかみ合わない面があったと思います。
「可愛いスクールアイドル同好会」については前のシーンでも触れられていた部分でもあります。
かすみは２人を同好会に誘う際、こう言いました。
「かすみん、さいっきょうに可愛いスクールアイドル同好会にしてみますから！」
かすみにとっては可愛いがアイドルの基本、そしてそのイメージを同好会全体にも引きずっていたんですね。歩夢に対して可愛いを押し付けてしまったのも、そこから来てしまったのかと思っています。
また、同好会の活動として、何故部員集めからするのか？と侑と歩夢に聞かれたときにはこう答えています。
「人がいっぱいいた方が可愛いかすみんが引き立つからです！」
かすみにとって同好会はみんなが帰ってくる場所ですが、同時に可愛いアイドルがいっぱい集まる場所。そしてその中で頂点に立つことで自分の可愛さが引き立つ、そういう想いもあって守りたい。
しかしアイドルが可愛いものということを押し付けるのは駄目だと気付き、「スクールアイドル同好会」をただ「守る」ことについても疑問を抱いたのかな僕は思いました。
そして、かすみは歩夢に自分のやりたいこと＝可愛いを押し付けてしまったことや同好会を「守る」ことに対して悩んでいまいます。
そしてこの後かすみは１人悩むだけでなく、歩夢や侑と再び触れ合って同好会をただ「守る」のではなく新しく「作る」ように変化していく様子が描かれます。
３．自分なりの一番をそれぞれ叶える場所を「作る」
かすみが一人で悩んでる中、先日の様子がおかしかったからと様子を見に来た侑に思わずかすみは抱きつきます。
激しい濃厚接触だ…
そして場所は移動し、かすみは侑に話します。
「かすみんには一番大切にしたいものがあって、だからスクールアイドルがやりたくて、それはきっとみんなもそうなんですけど…」
「やりたいことはやりたいんです。けど人にやりたいことを押し付けるのは嫌なんですよぉ…」
歩夢に対して申し訳ない気持ちだけではなく、せつ菜のことも衝突はしましたが尊重したい気持ちはある、と見受けられます。かすみ自身がせつ菜と同じ立場になってしまった、ということもあって心の整理がついたのかなあと。
そして侑はこう答えます。
「うーん…つまりそれぞれやりたいことが違ってたって事でしょ。」
「それで喧嘩しちゃうのは仕方ないと思うけどなあ。」
侑がこういう風に平等な立場で答えられるの、せつ菜とかすみ両方にトキメいたのが影響しているのかなと思いました。
２人にそれぞれ違うトキメキを感じたからこそ、両者を尊重したいと思えたのかなあと。
かすみと侑が話してる中で自己紹介の練習をしていた歩夢が一皮剥けた表情で戻ってきて動画を改めて撮ることになりました。
かすみも侑も歩夢ならではの真っ直ぐな気持ちと可愛さが詰まった自己紹介にトキメキました。
そして歩夢が見守る中、侑はかすみとこう言い交わします。
侑「多分、やりたいことが違っても大丈夫だよ。」
侑「上手くいえないけどさ、自分なりの一番をそれぞれ叶えるやり方って、きっとあると思うんだよね。」かすみ「そうでしょうか…」
侑「探してみようよ、それにそのほうが楽しくない？」
かすみ「楽しいし、可愛いと思います…！」
まだ明確な方法は見つかってないものの、自分なりの一番を叶えるやり方について探す、それは同好会のために必要なことであります。
しかし、やり方を探すほうが楽しいと言えてしまう高咲侑、そしてそれに楽しい、可愛いと思える中須かすみ。
いや、ここめっちゃ好きです…
そして流れるように始まるかすみの「Poppin' Up!」のMV
今回も中須かすみの様々な可愛い面を映していて純粋にMVのクオリティ高いし歌詞が「一秒でも長く可愛くいたいから」というかすみらしい要素、「オンリーワンのひらめき」などアニメ２話の要素が詰まってて凄い良いですね…
そして歌い終わったあとかすみは心の中でこう言います。
「色んな可愛いもカッコいいも一緒にいられる。」
「そんな場所が本当に作れるなら…」
「そこは絶対、世界で一番のワンダーランドです。」
これからは一番可愛いを追求するだけではなく、仲間と一緒に色んな可愛いもカッコいいも一緒にいられる、ワンダーランド=「スクールアイドル同好会」を「作る」。
そんな中須かすみになっていくのかなあと改めて思わされました。
そしてEDへ…
（前回も思ったんですがソロ曲→歌い終わってからの感情などの台詞→「NEO SKY, NEO MAP!」のイントロにすっと入っていく瞬間凄い好きなので９人全部この流れでやってほしいです…）
４．果林の行動について
今回、果林は歩夢におせっかいすることで、歩夢が表現したいものは何だったのか気付かせました。それが繋がって、侑、歩夢、かすみの３人は自分なりの一番を叶えるやり方を探すことにもなります。
果林が今回この立ち位置についたの、自分をより良く魅せるモデルならではありますが、スクスタの話も関係があるのかもなあと少し思っております。
というのも、スクスタ内で同好会がソロ活動を中心にする方針に決定したのは果林を勧誘したときなんですよね。
自分ではっきりと「私の目指すスクールアイドルになりたい」と告げた果林がきっかけでスクスタ内の同好会は方針が決まりました。
アニメも間接的とはいえ果林のおせっかいが同好会をどうすればいいのか、という問題解決の糸口になりました。
ただの偶然かもしれませんが、アニメとスクスタでこういった繋がりめいたものが見えると嬉しいですね。
５．終わりに
長くなってしまいましたが、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
２話、最初見たときはあまりに話の完成度が高すぎると思いました。大筋は勿論、細かい所の演出も含めて凄かったです。
かすみがはんぺんを生徒会室に持ってきたことについて、璃奈が言及していること。果林が菜々と話している間に生徒名簿の場所を確認しているなど…
また、１話で歩夢が可愛い服がまだ好き、と言ってたことからかすみの可愛いという言葉に反応するなど前話の要素もしっかり活きていましたね。
今後もこういう細かい描写が出る、またそれが今後の話で活かされる事があると思うと毎回１話から見直したくなっちゃいますね…
次回、スクスタ通りに桜坂しずく回かあと身構えてたら優木せつ菜回なのもたまげておりました。
スクスタとアニメ、どっちも違った展開であることは大歓迎なので純粋に楽しみにしています！
あ、良ければTwitterもフォローお願いいたします。
それでは改めて、ここまで読んでくださりありがとうございました。
P.S.
「虹色Passions!」の桜坂しずくさんがやばすぎる！！！（全キャラやばい
スクスタ内でも「寄りかかってもいいからね」とか急に強めのしず→かすありましたけどアニメ内でしずかすめっちゃ推してきますね…僕も好きなので得ですが
スーツ姿、貴重すぎぃ！！！！
（あとTwitterでも書いたんですがスーツはアイドル衣装じゃないから高咲侑も自然に混じれるのが良いですよね）
本編ではまだ暗い表情ばかりなので（むしろそういう表情見れるのも嬉しいですが、感情豊かな子なので）とびっきり明るい表情見れたのがほんと嬉しかったです…
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