アスタリスクのNocturneにふき飛ばされた話


■はじめに

はじめまして、BCと申します。

シンデレラガールズの多田李衣菜さんとシャイニーカラーズの七草にちかさんに人生を狂わされているオタクです。

アイドルマスターにはじめて触れたのはデレステがサービス開始した時で、いわゆる「デレステP」に分類されます。ØωØver‼︎、Twilight Skyの奴隷になって早7年となります。そこからシャイニーカラーズに手を出し、にちかさんのWING Trueを達成したために七草にちかのことしか考えられなくなり、今に至ります。

最近友人グループチャットにライブやコミュの限界感想爆弾を送ることに罪悪感を覚え、この度こちらに爆撃地を変更いたしました。特に専門的な考察ができるわけではないですが、何卒よろしくお願いいたします。

■入院編

さて前置きが長くなってしまいましたが、さくっと本題に入ります。

2022年11月26日(土)、アイドルマスターシンデレラガールズ コンステレーション・グラデーション Day1がベルーナドームにて開催され、私はアリーナの右端辺りにて前半戦を楽しんでおりました。正直なところ、ここ最近は一身上の都合で少し距離が空いていたため未履修の曲が多かったのですが、そこはやはり久しぶりのデレライブ現地参加。鼓膜と腹に響くビートに勝手に心は踊り狂い、天井のライティングや会場全体を見渡しながら満喫していました。

You’re stars shine on meとVOY@GERはシンプルにずるいと思いました。特にYou’re stars shine on me に関しては寒空に震える私たちが見上げる先に満天の星が広がっており、そこに美しいメロディラインと12名のキャストによる優しくも重なり強く響く歌声が相乗効果となって、しっかりと涙腺を破壊してくれました。

振り返ると、この時点で私の死期は近かったんだなと思います。

■容体悪化編

私の本格的に容体が悪化しはじめたのは、シンデレラバンドとスターリーストリングスの方々が登場して披露されたSnow Wingsから。この時点で7thライブ大阪公演のアコースティックパートを連想して情緒に異常をきたしはじめています。

「ワイはこのパートから生還できるんかい?できないんかい?どっちなんだい?」と脳内き○に君が問いかけてきており、White againで生死を彷徨いましたがなんとか一命を取り留めました。

オタクはアレンジに弱いので、事前連絡なしに披露されるとすぐに危篤状態になりますので注意していただきたいですね。JUNGO頼んだぞ。

■急逝編

JUNGOは許してくれませんでした。White againの余韻に浸る私の前に、青木瑠璃子さんと高森奈津美さんが顕現していました。このパートでの多田李衣菜登場は私にとって予想外で、出るなら新ソロ曲のArrowheadかな?と思っていたので...この時点で一瞬心肺停止しています。

「え?ØωØver‼︎??確かにIMAJO神(なつきちの魂)がいるけど、ストリングスいるし...でも幸せなのでOKです」と、動揺でインスト部分をほとんど聞こえていなかった愚かな私は思考していました。

選ばれたのはNocturneでした。(綾鷹感)

Asterisk(*=小さな星)がノクターン(夜想曲)を歌うなんて誰が予想できるというんですか?いや、文字に起こしたらこれだけで論文書ける感じしますね?

私はあくまで多田李衣菜Pであり、その関連としてアスタリスクが大好きなのでカップリング厨ではないと思っているのですが、Nocturneの歌詞、多田李衣菜の想い、多田李衣菜歌唱曲の歌詞との連想によって情緒は完全に喪失。私はベルーナドームの天井に煌めく星の一つとなりました。

■死体解剖編

ここからは私の死因について解剖してみましょう。凶器はアスタリスクのNocturneで、急激に限界に達したことによるショック死であることは明確ですが、詳細を確認していきます。

*ショック要因*
多田李衣菜の「歌唱力」

多田李衣菜というアイドルには数え切れないほどの魅力があるのは皆さまご存知の通りかと思いますが、ここで私がいう「魅力」の中に一般的な意味の「歌唱力」、つまり歌唱におけるテクニック面に優れているか、は含まれていません。

誤解のないように申し上げますと多田李衣菜は歌が下手というわけではないですし、そう評価する方は七草にちかがパンチをお届けします。なんなら、彼女は別の意味で「歌唱力」のお化けだと考えています。

多田李衣菜の歌唱力は上手に歌う力ではなく、想いを伝える力だと思っているのです。自分の「好き」を「正直に、素直に、懸命に」歌うことに私は強く惹かれます。彼女のデビュー曲でも「巧く歌うんじゃなくて 心を込めて歌うよ 世界でたった一人の 君に伝わりますように」とあるように、多田李衣菜が大事にしている想いを全力でぶつけ、届けられるのが彼女の最大の魅力だと考えています。

ではそんな彼女の歌唱力がなぜショック原因になったのか?それは今まで多田李衣菜が歌ってきた歌詞と、Nocturneの歌詞で彼女「好き」が大きく変わったことにあります。

*ショック要因*
多田李衣菜の「好き」

Twilight Sky、Sparkling Girlは自分の好き、つまり「ロック」が好きだという気持ちを飾らない言葉でダイレクトに伝えてくる楽曲です。そしてØωØver‼︎とWonder goes on!! はその「好き」を大切な仲間と共に、ぶつかっても、足並み揃わなくとも追い求め続けるという楽曲です。
一曲ずつ解説していくと本当に論文になってしまうためここでは省きますが、この簡単な説明だけで多田李衣菜というアイドルが歌う歌には必ず「(ロックが)好き」という軸が存在していることがわかります。では、なぜ私はNocturneで亡くなってしまったのか?歌詞的に方向性違くないか?

*ショック要因*
Nocturneを*が歌う意味

現地にいた私は曲が始まった衝撃で木っ端微塵になっていて、最後に二人が小指を絡ませて終わるシーンで宇宙に漂う塵となっていましたが、数日間冷静になって歌詞を振り返ってしまいました。ここでは簡単に「Nocturneを*が歌った時の歌詞考察」をしていきます。


二人が 重ねた それぞれの時の流れは
まるで仕組まれたように
極限時間に 全てが収束した
あの時の出逢いから

 
シンデレラアニメでほぼ初めて(?)絡んだ二人ですが、最初は「あまりものでユニット組ませたのか!」とPに噛みついていました。実はこの時点で全て運命によって邂逅は仕組まれていたんですよね。

夜の空 星見つめ
ただ 隣にいて
駆け抜ける この想いは
どこまでも響く 鼓動となり
時が止まるほど愛してる
もう離れないで ずっと

 
ここでいう星とは*のことであり、それぞれの「好き」だということは明白ですね。そしてこの「想い」は「響く鼓動」=Heartbeatとなる。ØωØver‼︎-Heartbeat Ver.です。

いつから どこから 全ては動いていたんだろう
まるで意味があるように
どんなに 遠くて 離れても手をとって
同じ時過ごして

 
アニメ最終話以降のことです。それぞれソロ・別ユニットでどんどん活躍の場を広げていきますが、二人は自分の軸をブラさずに進み続ける→離れても*の頃とやってることは変わらないよということですね。

前を向いた瞳が好き
ただ 手を握って
 
溢れ出る この願いは
どこまでもリズム 強く刻み
光の距離さえ越えてゆく
離れていても ずっと

ド直球なメッセージですね。立ち止まらず、速度をゆるずに前を見据えて走り続けるお互いが好きなんだと。
 
愛は最後の時間止めて
意識は永遠にも似た

考察不要なド直球歌詞です。もはや考察の余地すらないので許していただきたいです。

湧き上がる この気持は
どこまでも遠く 狙い定め
夜空の果まで届けたい
星の距離超え

二人は自分達の「好き」を誤魔化したり、それが揺らいだりすることはもうありません。その果てを目指すだけ。*で見つけた溢れる「好き」への気持ち、そのさらに先を目指していきます。それは決別なんかではなく、そうすることがお互いへの最大のリスペクトであり愛情表現なのではないかと思います。なぜなら「前を向いた瞳が好き」なのですから。
 
駆け抜ける この想いは
どこまでも響く 鼓動となり
時が止まるほど愛してる
もう離れないで ずっと

ØωØver‼︎-Heartbeat Ver.です。最後の「もう離れないで ずっと」は言葉通りの意味ではないと思っています。時が止まるほど愛してるの対象は「ロック・猫ちゃん」であり、離れないで、というのは「それをずっと好きでい続けて」ということになります。上に書いた通り二人は自分の「好き」に向かって走り続けるお互いが好きなわけですので、遠回しに「私が好きなあなたのままでいつづけて」というメッセージになります。

■解剖結果

結局何が言いたいのか。3500文字以上も書き連ねてしまったのでここでまとめます。

Nocturneという比較的直球なラブソングを多田李衣菜さんという「好きを伝える力のお化け」が歌うとそれは「好きなものが好きなあなたが好き」というメッセージになり、相方の前川みくさんに向けて歌ってしまった。

要は、「I love you, because you are you」ということです。

Nocturneの歌詞を一から考察し直し、最終的に私がこの世で一番好きな歌詞にたどり着いてしまったことで原子レベルに分解されたのです。

■最後に

こんな4000文字の怪文書を最後まで読んでくださりありがとうございます。

土曜日の衝撃が抜けきらず、でも吐き出す先はない悲しいオタクの独白となり、目も当てられない内容だったかと思います。

ここに書いてある内容は全て私の妄想です。Pの皆様方におかれましては解釈不一致など不快な思いをされる方もいらっしゃるかと思いますが、「人は狂うとこうなるんだな」と生暖かい目で見ていただきたいと思います。

当ライブのアーカイブは現時点でまだ購入・視聴可能です。素晴らしい公演でしたので、是非ご検討ください!

ありがとうございました。

BC

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