Virtual Boxで変更不可のVMを変更したいけど、変更不可だから変更できない罠から抜け出したい

Virtual Boxで怪しいサイトにアクセスしたり、ハニーポットで受けた攻撃を分析する用の解析VMを作りました。マルウェアに感染することもありうるので、ぶっ壊れる前提の環境にする必要があります。Virtual  Boxは、シャットダウンするだけで元の環境に戻せる機能がありますので、それを使います。

ディスクのタイプを「変更不可」にするだけ

自分がよく使うツールの導入や設定が済んだ時点でディスクの設定を「変更不可」にします。これによりVMをシャットダウンするだけで初期状態に戻るため安全安心です。

無題

しかし、環境を作り終わったあとでも新しいツールを入れたくなったり、ブックマークを追加するなど、変更箇所はどうしても出てきてしまいます。

Virtual Boxでは「変更不可」の状態から、書き込みができる「Normal」に変えても「変更不可」の状態からなぜか抜け出せません。「Normal」の状態でいくら設定変更しても、シャットダウンをすると「変更不可」の時点に強制的に戻ってしまうのです。

わたしは「VMのWin10のスタートメニューにサクラエディタをピン留めする」という、ものすごく小さな変更をしたかったのですが、どうしても「変更不可」の設定をした時点に戻ってしまうので途方に暮れていました。

ディスクのクローンを作ろう

結局、既存ディスクのコピーすることで解決しました。コピーしたディスクは「Normal」の状態で作成されます。そこから任意の変更をし、設定ができたら改めて「変更不可」にすればよいのです。

無題

コピーを作成したら古いディスクは不要です。以下画像の赤枠のイメージとともに削除しても問題ありません。

無題

小さい変更ひとつするにしてもこれらのオペレーションが必要になるため若干面倒ですね。タイプの変更だけで切り替えられると楽なのですが。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?