見出し画像

変化を楽しめた2年半〜家族の話〜

「#一人じゃ気づけなかったこと」というテーマで投稿をしてみる。
与えられたテーマについて書くのは初めてだが、これを機に家族を通じて私が経験した話を書いてみたい。

はじめに

間違いなくこの2年半は、私の人生の中で最大の変化が起きた時期で、世の中の見え方がまるで変わった時期でもあった。

それもひとえに、妻と人生を共にする決意したからであり、そのおかげで多くの変化と多くの気づきを得ることができた。

▼直近2年半に起こったイベント
1. 結婚(→親戚と絶縁)
2. 妊娠(→妻がマタハラ受ける)
3. 出産(→息子と娘の誕生)
4. 転職(→新幹線通勤から通勤ゼロへ)
5. 引越し(→親との同居)
6. 育児(→男性育休取得)

イベントごとに振り返っていきたいと思うが、まずは簡単なプロフィールから。

0. プロフィール

・1984年生まれの37歳
・2児の父(2歳♂&0歳5ヶ月♀)。
・実家で親と同居中
・ベンチャー企業勤務の傍ら、2020年からライフコーチとして活動
・現在、長期育休取得中(育休4ヶ月目)

1. 結婚(→親戚と絶縁)

私達が結婚したのは、2019年5月1日。いわゆる『令和婚』というやつだ。
婚姻届を2人で区役所に出しに行き、令和おじさんのように「令和」と書かれたボードを掲げて記念撮影したのは良い思い出だ。(しかも、白Tとジーンズというペアルックで…笑)

だが、そこに至るまでに、親戚と絶縁することになった。

私の親戚付き合いといえば、父親の姉(つまり、叔母)の家族くらいで、親戚は少ない方なのではないかと思う。家も近所で、幼少期から大変お世話になり、精神的に随分と支えてもらったものだ。実際、当時はDVなどもあり、不安定な家庭だったが、その状況を乗り越えられたのは叔母のおかげが大きい。

ところがである。詳細は省くが、叔母は私の妻を気に入らず、結婚に猛反対された。本人たちの親がOKしているわけだから、他人が口を挟む話ではそもそもない。
だが、色々と因縁をつけられ、相続の話も持ち出し、「結婚するならお前は相続を放棄しろとか」、「二度とうちの敷居をまたぐな」などの、暴言を吐かれた。
(実際過去にも父親と相続で揉めたことがあり、父親は今でも根に持っている。。いわゆる金の亡者だ。)

話し合いで解決しようと何度かトライしたものの、一切話を聞いてもらえず、今は絶縁状態となった。

信頼していた人の本性が分かってショックであるが、相手を説得して変えることは無理だと分かったので、自分が不利益を被らないよう対応していきたいと思う。

<気づき>:相続の話をすると人の本性が見える

2. 妊娠(→妻がマタハラ受ける)

妻とは前々職での社内結婚だったのだが、社内結婚は初だったのだが、残念ながら祝福ムードにはならなかった。。

女性が大半の職場で、特に同僚から妻への嫉妬がすごかった。社内で発表の場を設けてもらったが、3分の1くらいは露骨に拍手もしてなかったと記憶している。女性同士の嫉妬を目に見えるカタチで体験したのはこれが初めてで、この結婚がなければ体験気づくことはなかっただろうと思う。

特にその時、第一子を身ごもっていたこともあり、産休に入るまでマタハラを受けることに。。妻曰く、「お腹が目立つ服を着てくるな」とか言われていたそう。会社に掛け合ったが改善はされなかった。
非常に辛い時間だったが、マタハラを身近に感じた経験であった。

<気づき>:嫉妬は恐ろしい

3. 出産(→息子と娘の誕生)

本当にありがたいことに、息子と娘という子宝に恵まれた。妊娠・出産の期間中は、とにかく妻に寄り添うことを心に決めていた。そこでの気づきで印象深かったのが、街中で妊婦さん、子供連れの家族がやたら目に入るようになったこと。

「妊婦さんや子供連れの家族ってこんなにいるのか!?」と本当に驚いた。それくらい今までは全く認識できていなかった。

自分が現在置かれている環境に関する情報は目に入るが、それ以外のものは見えなくなっている。自分が見てると思っている世界は、所詮自分フィルターを通した世界なのだ(=他人が見えている世界は人それぞれ違う)、ということを体験した。

<気づき>:自分が見ているのは所詮自分フィルターを通した世界

また出産について、息子のときは分娩室で立ち会いをさせてもらえたのだが、こんなにも壮絶なものだとは想像できていなかった。(ちなみに夫婦の希望で出産シーンを動画に残したのだが、まだ一度も再生できていない…)

<気づき>:出産は命がけ

4. 転職(→新幹線通勤から通勤ゼロへ)

これまで私は3回転職してきている。その時大切にしていた考え方はnoteにしているので、興味がある方は↓ご覧ください。

特に現職への転職は、「家族の時間をもっと増やしたい」ことをテーマとしていた。当時新幹線通勤だったのだが(なんで新幹線!?というツッコミは置いておき…)、フルリモートワークという当時はまだ目新しかった働き方に大きく振り切った。
正直、最初はどうなることやらと思ったが、全然問題なく働けており、結果3時間以上のゆとりが生まれ、家族の時間に充てることができた。

ただ1つ誤算だったのが、通勤しなくなったことにより、体重が増えてしまった。転職当初よりも7kg増量してしまったので目下ダイエット中である。

<気づき>:フルリモートワークは全然問題ない(オンラインでOK)
<気づき>:通勤は意外と良い運動だった

5. 引越し(→親との同居)

フルリモートワークへの切り替えを機に、ゆくゆくは同居になるのかなくらいにしか考えられていなかった実家での同居へ。

私自身、都内で社会人生活を10年以上送っていた中で、実家がとても田舎に感じており、妻を連れて行くことにすら引け目を感じていたのは事実。まさかこのタイミングで実現できるとは思っていなかった。

実家は田舎の一軒家で、祖父母の代までは百姓であったので、なんとなく農家の家を想像してもらえると良いと思う。築50年の古民家だ。
周辺の家には屋号があり、町内の連絡事項は回覧板が回ってくる。近所付き合いは昔も今も盛んで、寺や神社との関係性もとても大事にしている。家では毎朝仏壇と神棚に手を合わせ、仏壇には毎日欠かさず食事を供える。そんな環境だ。

自分だったら都内から移り住むのは相当な覚悟がいると思うのだが、妻は嫌な顔ひとつせずに、むしろ田舎暮しを楽しんでくれている。コミュニケーション能力に長けているので親との関係性も良好。
「よくできた嫁」という言葉があるが、私からすると「よくできた嫁」をはるかに超越している。

さらに、これまで友達を家に呼ぶという発想自体がなく、一度も呼んだことがなかったのだが、妻の提案で都内から友達を呼んでホームパーティをすることもできた。友達たちも大喜びで、自分の実家ながらこんな楽しみ方ができるんだと素直に驚くとともに、本当にありがたいことだと思った。

<気づき>:自分の捉え方を変えれば、良い環境になりうる

6. 育児(→男性育休取得)

娘が2021年4月に生まれたのだが、思い切って長期で育休を取得した。(現在4ヶ月目に突入)
ここまで紹介した転職、引越しと同様、家族の時間を増やすことの一環でチャレンジしている。ここまでの感想だが、「もし育休取ってなかったら妻はどうにかなってしまっていたかも…」と思う。それくらい2児の育児は大変で、息つく暇がまるでないため、日に日に疲弊していくイメージ。自分の時間を妻と交互に取る形でだましだまし回復しながらも、トータルとしてはとても充実した日々を過ごしている。おかげで将来への悔いは一切残らないと思う。

(参考)育休の体験談はnoteにしているので、興味がある方は↓ご覧ください。

<気づき>:育児は継続が大変である(息をつけないのが最も大変)

最後に

この2年半の変化は当時の自分の想像をはるかに超えている。以前は変化することに対して少なからず抵抗があったと思うが、今では変化を楽しめている。

このような変化をしてきた今、とてもすがすがしい気持ちで充実した日々を送れている。時間の流れも以前とは違い、1年がとても長く感じられるようになった。以前は「もう1年経ったのか」と言っていたが、今は「まだ1年しか経っていないの!?」という感覚が強い。体感で言えば、この2年半は過去の5年間に相当するくらい長く感じている。

それもこれも全て、妻と歩みを共にすることになったから体験できている話である。

妻には感謝しかない。ありがとう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?