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いちばんの謎

私は東京の下町の都営住宅で育ちました。

中学1年生の途中に大きな団地の群れが建ちましたが、それまでの都営住宅は平屋の長屋で各家には庭があり、空は広く自然も豊かでした。

その平屋に住んでいた頃、庭からお風呂の窓に足を掛けて屋根に登り、瓦に体育座りをしていつも空を眺めていました。

そして、
「ある日突然人生が始まったのはなんでなんだろう。死ぬってどういうことなんだろう。どうしてこんなに孤独なんだろう。」

と答えのない疑問についていつも考えを巡らせていました。

私が愛情豊かでお金にも苦労のない家庭に生まれていたら、きっとこんな疑問は持たずに目の前の現実が全てと思って人生をエンジョイしていたかもしれません。

しかし、そうではない家庭を自ら選び、人生とはいったい何なんだ?自分はいったい誰なんだ?といつも不思議に感じていました。

20代半ばの時、夏の間だけ軽井沢の洋服屋さんで住み込みのアルバイトをしたことがありました。

私のすぐ後から入って来たバイトの子は武蔵美に通う大学生で、出逢ってすぐ意気投合し色々な話をして盛り上がりました。
大好きになったイギリスのバンド、OASISを教えてくれたのも彼女でした。

バイトに励んでいたある日、彼女の大学に詩人の谷川俊太郎が講演に来た時の話をしてくれました。

講演の最後に質疑応答のコーナーがあり、とある学生が質問をしたそうで。

「僕は孤独なんですが、どうしたらいいですか?」といった質問に、

「君の孤独は電話1本で済む。

しかし私は、宇宙の一部として孤独を感じる。」

と谷川俊太郎は答えたそうな。

若かった私はただ、ひでえ爺さんだなと思った記憶がw


あれから長い年月が経ちましたが、子どもの頃の謎は解けていません。

輪廻転生やこの世は魂の成長のためにあると言われているのは知っているけれど、私が知りたいのはもっと根本的なことで、この世がマトリックスの世界であることを実際に体験し、全ての謎を肉体を持ったこの地球にいる間に全て解き明かしたいのでした。

そしてそれはきっと実現出来る気もしています。他人という存在はいないこと。自分という存在もいないこと。

地球がアセンションすると言われているこの時代に、この地球に生まれて来られるだけでもすごいことだそうで、更にはこの日本という国に生まれて来られるのはものすごい難関を突破した魂だけなんだそう。

そんな今の日本に生きていられるだけでも感謝感激ですが、せっかく与えて頂いた生命を、少しでも地球や人様のお役に立てられたらなあと想うのでした。


この動画を観た時、あまりの嬉しさに叫びそうになりました。同じ疑問を持っていた人が存在してくれていたこと。答えはそんなに遠くないところにありそうなこと。


こちらはこれからの活躍が楽しみな大瀧冬佳さん。彼女の話は時々難しいけれど、いちばん心に響きます。動画は東寺と高野山での神秘体験。

私の記事を読んで下さった皆さま、今年もありがとうございました。

皆さまにとって素晴らしい2024年になりますように。

どうぞ良いお年を〜。

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