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第三の戦争の手段

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インターネットを見てると、最近の中国がまるで第二次世界大戦時の日本の様である、
世界から孤立しておるみたいに言われておりますが、
じゃあアメリカが空から降りた神様のように鉄槌を下して世界は平和になるのかと言うと、全然そんな事は無くて。
むしろ核ミサイルを持った国同士がどうなるかと言うのは、近い例ではソ連が示しておりますよね。
あの時も結局は武力解決なんてせずに、経済的にソ連を崩壊させるべく、何十年と掛けて行った訳です。

つまり状況は大日本帝国というよりソ連に近い、そしてあの時のソ連よりも、
中国はずっと経済的に良好ですわね。なんだかんだ。
経済的に潰そうとしても、潰そうとした側までも大ダメージを受けてしまう状況。

つまり核により、武力解決という意味での戦争は封じられ、
その上に来るのが経済封鎖だったのだけど、それも今回はだめであると。
その状況では、第三の戦争の手段というのが出て来る訳です。
しかもその第三の手段というのは、武力より経済が上に来た様に、
経済よりも上に位置づけられる、より高度な手法であることが予測されます。

ではそれは何かというと、ずばり、内部からの崩壊でしょう。
自国民が暴動を起こしたとして、これには核なんて論外、武力さえもなかなか使えない。
そして経済にも大損害を与えますからね。
もはや核を持ち、充分に経済がある国同士の戦いは、この手法での戦いが主に取られる事でしょうと。

ではそうして考えた時にですね、
移民から成り立っている国であるアメリカと、そして移民をむしろ輸出する側である中国。
どちらが有利かなと考えますね。
中国は代々、民(たみ)の蜂起で国が傾いた歴史がありますが、
それだけに、今の共産党は他の国と比べても監視ノウハウとしては秀でいるだろうなと予想できますし。

話は少し変わりますが、ファーウェイのスマホが情報を盗み取ってるんだとか囁かれ、
でもそんな一個人の些末な情報盗んでどうするんだよ、とか疑問を口にされるんですよね、
で、それに対しての答えは、その中から主要人物を選び抜き、罠を仕掛けるんだ、というのが一応の説明ですけども。

しかしこれも第三の戦争の手段を考えると合点が行って、
例えば暴動が起きた時、届くはずのメールがなぜか届かない、あるいは警官同士で送ったハズの連絡が、
暴動側の市民にも行き渡ってしまう。
そういう事が仮に事故として起きるだけでも、暴動は長引く、捻った言い方をすれば、暴動の成果が数倍も違う訳ですよね。

皆は中国とアメリカ、ぶつかる時が来ればなんとなくアメリカが勝つと考えてるでしょうが、
さてこの第三の戦争という目で見たとき、果たして大丈夫か。
あの国はあの国でやはりその観点からも、きちんと戦略を練れているのか。

私もなんとかツテを辿り、ペンタゴンやホワイトハウスに働きかけておるのですが、杳(よう)として反応が無いのが気になる所であります、と。


*この音声はライセンスフリーです、自由に使って頂いて構いません

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