秋祭りの自作品を語る
『食と旅の秋祭り』お疲れさまでした!
もう10年以上ブーン系にしがみついて生きている人生なんですけれど、まさか自分がブーン系のお祭に作者側として参加することになるなんて思ってもいませんでした。
読んでくださった方、感想書いてくださった方、本当にありがとうございました!めちゃくちゃ楽しかった〜〜!!!
書いた作品
今回書いたのは
o川*゚ー゚)oFall in the every nightのようです(食・旅)
o川*゚ー゚)oFall in the every nightのようです - 1696508816 - したらば掲示板 (shitaraba.net)
水族館を巡るようです ~アクアマリンふくしま編~(旅)
水族館を巡るようです ~アクアマリンふくしま編~ - 1696859733 - したらば掲示板 (shitaraba.net)
( ^ν^)ショソン・オ・ポムにアンコールを、のようです(食)
( ^ν^)ショソン・オ・ポムにアンコールを、のようです - 1696417933 - したらば掲示板 (shitaraba.net)
の3作品でした!
睡眠時間を削りに削ったお陰でなんとか3作品書けたぜ!これは参加者の中でも多い方やろ~と高を括ってたら、なんと6作品も書いてらっしゃった作者さんもいたぜ!凄すぎるぜ!絶対に精神と時の部屋持ってるぜ!ズルだな!!
今回のテーマは『食』と『旅』ということで、片方をメインにしたものを一つずつ書こうと最初に思いついたんですよ。
ただそれだけじゃちょっと寂しいなと思って、どうせなら夏頃に投下した拙作『プラスチックの心臓が痛い』の番外編を『食・旅』両方の部門に入る作品として書いたらバランスいいんじゃないかなって思ったんです。
作中に出てくる食べ物も、聖地も、全部個人的に僕がめちゃくちゃ好きな物や場所ですね。ショソン・オ・ポム(アップルパイ)は本当に僕が一番好きな食べ物だし、アクアマリンふくしまは一番予想を超えてきた素晴らしい水族館だったし、紅葉が咲いた日比谷公園はマジでめちゃくちゃ綺麗なんですよ。超オススメです。良ければ行ってね。いや行け。
ちなみに、書いた作品ぜーんぶ祭りの準備スレ内でバレてた。
ショソン・オ・ポムは投下した次の日に”日本酒の拘りが強いから”って理由だけでもうバレてたし、アクアマリンふくしまに至っては作品の作者まとめをしてくれてた人に特に言及されることなく速攻でバレてた。僕一応、自作品まだ1作しかなかった新人ブーン系作者ですよ??なんでバレた??おかしくない??
誰か僕の家に監視カメラか何かつけてたりします?正直に名乗り出てくださいね、先生怒らないから。
ショソン・オ・ポムについて
『食』だけをテーマにして書こうと思った作品。「食べ物の描写に特に力を入れるか~!!」って意気込んで書いたんですけど、読み返すと”つみれ鍋”に”ショソン・オ・ポム”に”日本酒”と、しっちゃかめっちゃかなレパートリーになってて笑った。何が書きてぇんだお前は。
ちなみに出てきた料理で言うなら、後に投下した”Fall”の方が多いです。そっちの方が食に力入れてるじゃんなんて野暮なこと言わないで下さい。僕の心臓はプラスチックみたいに脆いんです。成人男性のガチ泣きほど見苦しいものはないですよ。見てぇか?キツイぞ???
せっかくなら、自分が一番好きな食べ物を題材にしようと思ったんですよね。僕の大好物はリンゴでして、とりわけアップルパイ(ショソン・オ・ポム)が世界で一番好きな食べ物なんですよ。『明日お前死ぬよ』って言われたら絶対にアップルパイ食べてから死ぬ。
ただ、スイーツ一つだけじゃ物足りないかなと思って、秋になって美味しくなった野菜も食べれて暖も取れる「つみれ鍋」と、秋しか飲めない大好きな「秋上がり」と呼ばれる日本酒を出しました。ちなみに鍋の作り方はそのまま僕が考えたレシピなので、あんまり信用しない方がいいかもしれないです。一応調理師免許は持ってますが、別に料理人でも何でもないのでね。大人しく『衛宮さんちの今日のご飯』とか読もうね。あれマジオススメだよ。
タイトルは昔作った自分の曲をそのまま流用しました。中身に関してはちょっと違うんですけど、まぁどっちにしろラブソングではあるのでその内何かしらの形で公開出来たらなと思ってます。ちなみに歌ってるのはテトちゃんです。
話の内容に関しては三日で考えて、三日で書きました。合計六日。
僕、昔から夏目漱石が大好きで、”月が綺麗ですね”っていう言葉に物凄く魅力を感じるんですよ。この言葉に形容し難い美しさを子どもの頃から感じてた。
ちなみに大学生の頃、文学部のマジで超偉いらしい先生に「”月が綺麗ですね”って、本当に夏目漱石が言ったんじゃないんですか?」って聞いたらすんげぇニッコリスマイルで「うん!!!」って言われました。出典がマジで不明らしいですね。それはそれとしてもうちょいはぐらかしてもいいと思いませんか?うんじゃねぇよジジイが……。
で、仮に本当にあの大文豪が「I love you」を「月が綺麗ですね」なんて訳したんだとしたら、「おかわり」って訳しても別に許されるんじゃないかと思ったんですよね。それで、おかわりをアンコールに見立てたなら上手く話もまとまるんじゃないかと思い、そこからは一心不乱に書き進めました。
最初は美味しいご飯の話を書く予定だったのに、まーた恋愛小説になっちまったぜ~しかも主人公がこれまたとんでもねぇヘタレ野郎だぜ~ホント好きだなお前はそういうのがよ~~~(クソデカため息)
ちなみに、本編はハッピーエンドというかまぁ、誰も死なないし血も流れない話に落ち着いたんですけれど、元々は違ってました。
当初のプロットではニュッ君が待ち合わせのビルの前に向かうまでに、デレちゃんが事故に遭ってたんですよね。
それで、ぐちゃぐちゃになったデレちゃんの前で呆然としながら潰れたショソン・オ・ポムを抱えて、気が付いたら葬式とかも全部終わってて、お墓の前で「ああ、もうお前の作る菓子をおかわりすることは出来ないんだな」とか「お前の笑顔は二度と見れないんだな」って嘆き、想いを伝えなかったことを後悔しながら、もう一生来ない「アンコール」を願い続ける。そんなお話でした。
今となっては投下前日に展開変えてよかったと思う。だってこのタイトルだと「おっ!スイーツ系のほのぼの作品だ~!」と思って釣られた人から訴えられたかもしれないもんね。あぶねぇあぶねぇ。
細かいネタですと、本作に出てくるのが満月じゃなく、少し欠けた十六夜の月なのは”ヨルシカ”というバンドの影響を受けているからです。そういうネタがあるんですよ、分かる人には分かる。
煌々と輝く満月なら人の記憶に残っても不思議じゃないんですけど、それが少し欠けたものなら多分、あんまり誰かの思い出にはならないと思うんですよね。なぜなら普遍的な人々が求める月の形としては不完全で、もっと完璧なもの、満月を求めるだろうから。
でも、それが大好きな人の隣で見た景色なら、きっとそれは例え少し欠けていようが満月よりもずっと綺麗に、網膜に焼き付くと思うんですよ。
枯れ木に花が咲いたような狂い咲きの桜でも、少し濁った夕焼けの海でも、相手にとっては明日にでも消えそうなその景色が、もう片方にとってはかけがえのないものとして心に残り続ける。そんな想いに価値を与えたかった。そういう描写でした。
あ、ニュッ君を弁護士という設定にしたのは特に理由ないですね。まぁパティシエと違って全然人を笑顔にしない仕事って何かなと思った時に2秒で思いついたからってだけです。
もしこれ読んでくれてる方の中に弁護士がいたらごめんね。でも君も毎日小難しい単語並んだ紙切れ作ってるだけでしょ?分かるでしょ?弁護士なんかがパティシエに勝てる訳ねぇんだよな。はーあ、やんなっちゃうよ。
Fall in the every nightについて
これは元々、プラ心を投下してた時に同時並行で書いてた番外編をちょっとだけ弄ったものです。こんなん書いてたのになんであんなに投下遅れたんだよって?何ででしょうね、僕にも分かりません。全部社会と政治のせいです。知らんけど。
出した料理は、かぼちゃのポタージュを始めとする秋の味覚を使った一般家庭の夜ご飯と、お酒に合うホットサンドと、スイートポテトです。
夜ご飯は、本編だとあんまり猫田家の食卓を描いたシーンがなかったから番外編で書きたいなぁと思ってたんですよね。あいつら本編だとめちゃくちゃ外食してるからね。あるじゃねぇかよ金がよ。
ちなみに、ハンバーグは氷を使って焼くとふっくらジューシー肉汁たっぷりになるのは本当だし超オススメです。やってみな、飛ぶぞ。
ホットサンドは実際に僕が最近、ホットサンドメーカーを某お値段以上のお店で買ったので出しました。ところであのお店別にお値段以上じゃないですよね。めちゃくちゃお値段通りだと思うのは僕だけなんでしょうか。
スイートポテトは、というかショソン・オ・ポムとかのスイーツ系は昔僕に菓子作りを教えてくれた幼馴染が使ってたレシピそのままです。裏ごしとかの細かい作業はめんどいならやらなくても無問題。というか僕が一人で食べる時はやりません。何故って?めんどいからっつってんだろ。
それと、「卵とか砂糖とか色々用意するのすらめんどくせぇぜ~~!!」って方は普通にプリン一つぶち込むと楽ですよ。あれの中にもう卵だのなんだの全部最初から入ってるので。
日本酒はショソンオポムで”秋上がり”を出したので、こちらでは”ひやおろし”を出すことにしました。
ちなみにショソンオポムの方で書きましたが、この二つに大した違いはないです。”なんかまろやかな秋特有の美味しいお酒”とだけ覚えていただければそれでOKです。なんかうぜぇ蘊蓄語ってくる酒飲みオヤジがいたら空いた一升瓶で後頭部を殴打し黙らせてから、静かに落ち着いてお酒を楽しみましょう。
酒は嗜好品。ご自分の好きなようにかつ、他人に迷惑をかけないように楽しむのがベストです。
こんな感じで料理に関してはキャラクターの感想だけじゃなく、それをどうやって作るのかについての描写も割と力を入れてたりしました。作品をそのままレシピとして使えるように出来てたのなら嬉しいなって思います。
もし実際に作ってくれた方いたら絶対にTwitterか何かに載せて下さい。何でもしますから。
聖地である『日比谷公園』は都内ですね。ちょうど職場というか、仕事の出先のすぐ傍にあってよくサボ休憩をする時に訪れたりしてて、凄く思い入れがあるんですよ。
11月頃に咲く紅葉は本当に写真以上の美しさなので、是非行ってみて欲しいですね。ちなみに作品内ではレジャーシート広げてご飯食べながら紅葉を見るというオッシャレ~なことをしてましたが、僕はやったことないです。なんだその目は。文句あるのか。創作なんだから別にいいだろ。
内容に関しては、とにかくタカラ君とキュートちゃんをイチャイチャさせようって最初から決めてました。書いてる時超しんどかった。多分タカラくんが勇気出すまであと2年くらいかかりますからね。なにもたついてんですかねはっ倒すぞ(怒)
本編ではまぁ、色々あってあの二人は結ばれることはなかった上に互いの想いを伝え合うことすら出来なかったんですけど、やっぱりどこか救いをあげたかったんですよね。”幸せになれた世界もあるよ”っていうありえた未来を書きたかった。
この番外編は、本編の7話で誰かの行動がほんの少し違っていたら、という世界線を書いた話です。禁止命令が一つ少ないとか、水族館を出るのが数分遅かったとか、その程度の違いで未来は変わってました。
事故にさえ遭わなければ、こんな風に間違いなく幸せに二人で暮らしてたんだよ~~!!まぁ残念ながらあくまでこれはIFで、正史ではこうなってないんだけどね~~!!てへぺろ~~!!!
本編が1スレ丸々使ったくらいには長いので、この番外編だけで楽しめるように頑張ったつもりなんですが、どうだったんでしょうか…(不安)
もし先にこの番外編読んだって方がいらっしゃったらその辺りのご意見伺いたいですね。
あと一応、タイトルは”日比谷(日々 夜)の秋”と”毎晩恋に落ちている”という意味合いを持たせてるんですけど、”本編ルートのどちらかが見ている夢”としても解釈出来るようにしてみました。好きなんだ、タイトル拘るのがよ…。
この番外編が夢の中の出来事だったのか、それとも本当にあるどこかの世界線の話なのか、お好きな方を信じてください。僕は明確には決めてません。めんどいから
ちなみにですが、Fallとショソン・オ・ポムはリンクしてたりします。
元々は完全に別世界のお話として書いてたんですけど、せっかくのお祭作品だから少し繋がりを持たせようと思ったんですよね。
ただプラ心本編にデレを出してたので一瞬困ったんですけど、そこは"めちゃくちゃ顔と見た目がそっくりなだけの別人"ってことでゴリ押しました。別にいいよね!ねっ、ハム太郎!ヘケッ!!
アクアマリンふくしまについて
これは完全な水族館紹介作品ですね。
とにかく、”ここがどういう水族館なのか”ということを分かりやすく説明することを念頭に置いて書きました。他の作品と違い、地の文がないのはそのためです。
構成としては、旅立つところから僕の体験談をできるだけ忠実にブーンに辿らせる形ですね。
所々に(実話)って書いてあると思うんですけど、マジのガチで実話です。嘘じゃないもん!!福島のイオンモールにエスカレーターを爆走するヤバそうな人いたもん!!
投下した後にエスカレーター爆走幽霊読んだ時は目ん玉飛び出ましたね。マジやっちまったと思いました。作者様は笑って許してくれたみたいですが、やっぱ迷惑かけちゃったなって反省してます。他作品とのネタ被りは気を付けないといけないですね…。あの、本当に無関係なんです…信じて…そして許して…。
せっかくの福島、水族館だけ紹介しても味気ないなと思ったので東京からのアクセスから帰るところまで書きました。マジでJRは信じない方がいいです。結局、帰りは遅延のせいで終電なくなって、深夜に3時間以上歩いて次の日泣きながら仕事行きましたからね。皆は新幹線とか飛行機使ってね。JRはダメだよ。
水族館については書きたいことは書けましたね。全国各地の水族館を巡ってきましたが、ショーの類がないのにあんなに楽しめた水族館は初めてでした…本当に凄くて楽しかった…。
写真は結構拘って撮ったので、そこを褒めてくれる感想が多かったのは嬉しかったですね〜流石iPhone。
ただ注意事項として、僕が行ったのって実は最近じゃなくて、去年の11月なんですよ。
投下終わった後に色々調べてみたら、もうアクアマリンふくしまにはバショウカジキはいなかったり、紹介したお寿司屋さんの名前が変わってたりしてたんでその辺はご注意下さい…申し訳ない…何回謝るんだお前は…。
福島、本当に良いところでした。
海鮮物はめちゃウマ&都内の4割くらい安いし、海風は気持ちいいし、震災や原発の悪評なんて全く感じなかったですね。また行きたい。
あ、それとオススメのお土産は作中でも紹介した通りですね。”廣戸川”って日本酒と”エキソンパイ”。
日本酒の方はまだ酒屋で買えたりするんですけど、エキソンパイは本っっっ当に手に入らないんですよ。
福島物産展とか行ってもない。偶に入荷したと思ったらエキソンパイだけないなんてザラです。
サクサクもちもちのパイ生地に包まれた白餡の優しい甘みと、中の胡桃の食感が最高なんですよね…毎日食べたい…。
と言う訳で、もし福島に行かれたら”エキソンパイ”だけは絶対に買って下さい。買わないと人生レベルで損しますそれくらいの美味しさです。
福島=エキソンパイ、いいですね!ここテストに出すぞ〜!!!(高校教師風)
まとめ
以上、ろくろになってるか分かりませんが、秋祭りろくろ(自作品解説)でした〜!ぱちぱち〜!!
本当は他作品の感想について語りたいんですが、そちらはnoteではなくX(旧Twitter)のスペースでやります!そっちの方が語りたいことずっと多いので!
ところでX(旧Twitter)っていちいち書くのめんどいですね!!皆さんは今どちらで呼んでますか!?僕は法律で禁止されない限りはTwitterって言い続けます!
という訳で、初めてのブーン系お祭り参加でした!
主催者さんにも、素敵な作品を書いて下さった作者様方にも、感想を下さった読者の方々にも頭が上がりません!
皆さん、本当にお疲れ様でした〜!!!
感想祭も頑張るぞ〜!!全作品の感想書くぞ〜!!
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