羨ましいなぁこんちくしょう!
こんにちは。
あるいはこんばんは。
べべと言います。
画像は道に落ちてたカルガモ?です。
何してたのかな…
今回は、5月18日に行われたあきやさんの講演会の感想として、本のワークをやった結果をここにまとめていこうと思います。
お付き合いいただければ幸いです。
講演会についてはこちらです。
本のワークをやるぞ
家にあった本や自分が読んだ本の履歴から、本のワークについてはすでに取り掛かっていました。
ですが、今回改めて町の本屋さんに行って棚を眺めてきたところ、新しい発見があり、ムギーっ!となりました。
順に書いていきますね。
今回の本のワークの進め方は以下の通りです。
①町の本屋さんに行ってフロア中歩き回る。
②気になった本をピックアップして、その場で検索して Amazon の欲しいものリストに入れる。
③本屋から一度撤退して、本の表紙とタイトルとAmazon の概要だけで、「なりたい」「似合う」「好き」を決める。
フロア中を歩き回って、欲しいものリストに入った数はだいたい30冊ぐらいでした。
だいたい1時間から1時間半くらいフロアをさまよっていたと思います。
出来上がったリストから、まずは「なりたい」を探してみたのですが、
そもそも、本に対して、「なりたい」って何だ…?と行き詰まってしまったため、
「なりたい」は一旦置いておくことにしました。
分かりやすいのは「好き」ですが、気になった本を選んでますので、だいたいが「好き」に分類されてしまいます。
なので、消去法でまずは「似合う」から探してみることにしました。
「似合う」は私が書きそうな本。
才能であったり、素質であったり、事実であったり。
ついつい考えてしまうことがテーマの本と解釈しました。
30冊の本のリストのひとつひとつを眺めながら、「これは”似合う”か?」と自分に問うていきます。
そうすると不思議なことに「これは好きだけど、自分が書く本ではないな」という本が分類されていきました。
逆に「これは自分が書きそうだ」、「すごく興味がある分野だ」、そういったものがリストに残りました。
Pinterest に新しくボードを作り、本のワークと名付け、その下にサブボードで「なりたい」「似合う」「好き」を作りました。
「似合う」に、今分類した、似合う本の書影をスクリーンショットして、保存していきます。
最終的に2冊の本が「似合う」に分類されました。
その2冊を、なぜ「似合う」と思ったか深掘りしていくと、最後の1つに絞ることができました。
「好き」と「似合う」がどうやらちょっと違うということを体感できた私は、このまま「なりたい」について考えてみることにしました。
あきやさんによると「なりたい」は、哲学。骨に刻みたい言葉。
それでもちょっとピンと来なかったので、
「こういう本を書いてみたいかどうか」
という観点で考えてみることにしました。
「似合う」は、「自分が書きそう」だけど、「なりたい」は、「自分で書きたい」という風な考え方です。
そういう風に考えると、「なりたい」についても、
2冊まで絞ることができました。
結構、対極の2冊だと思います。
さらに、このなりたい2冊について深堀りを進めます。
意外ッ!それは嫉妬!
なぜ「この本を書いてみたい」と思ったのか。
自分が「書きそう」ではなくて、「書きたい」と思ったのか。
一冊は私の大好きな作家さんの物語でした。
その物語はその作家さんにしか書けないだろうというようなものです。
まあ、中身はまだ読んでいないのですが、あらすじを見る限りこの人じゃないと書けないだろうなという物語だと思います。
そしてその表紙すら、私には絶対に描けないイラストで、私はそれがとっても羨ましくて。
あきやさんは「なりたい」は、ちょっと痛みが伴うものだと言いました。
その本は私にとって、コンプレックスを刺激してくる、そんな少し痛い本なんです。
その作家さんの書かれる本は、私にとってはちょっとずつ、そういうことを感じる本で。
すごく好きな書き方だけど、でも私にはな出来ない書き方、みたいな。
そういう少しの痛みもあって、
でもすごく好きで。
苦しいなぁって思います。
そうか、これが本当に「なりたい」なのかもしれない。
そこから、私の頭蓋骨に刻みたい言葉はなんだろうな?とコネコネしていたところ、
「唯一無二」という言葉にぶつかりました。
「唯一無二」だなって思ったから、私はこの本を「なりたい」に入れたんだな、と急に腑に落ちました。
私は、「唯一無二」という言葉は多分、意識的に避けてきた言葉だと思います。
「唯一無二」という言葉を聞くと、私は宇宙空間に一人だけ体を投げ出されたような、そんな孤独感を感じるのです。
唯一無二って、同じようなことをしている人や、同じような考えを持ってる人がいないってことです。
だから宇宙空間にポツンと1人取り残されてるような、そんな気分になるのです。
でも待てよ、と私は考えました。
当のあきやさんは「唯一無二のスタイリスト」(一部抜粋)というコンセプトを持っています。
はたして、あきやさんは孤独でしょうか?
そんなことはなくて、講座でも言っていたとおり、あきやさんは「巨木」をコンセプトに取り入れて、唯一無二の、その大地にドカンと立つ大きな木なんだと言っていたんでした。
その巨木の周りにたくさんの自問自答ガールズたちが集まっています。
絶対に孤独ではないです。
自問自答の活動をあきやさんは「モグラ活動」と言っています。
私が「唯一無二」と聞いて、宇宙空間に投げ出されるような感覚を持つのは、その「モグラ活動」のようなものなのかなと思いました。
自問自答って孤独です。
でも巣穴から顔を出せば、周りにはたくさんの巣穴があって、その一つ一つに自問自答ガールズがいるんだなと実感することができます。
唯一無二って悪いものではないのかも。
もっと、自分が心地よく目指していける形があるのかも。
あなたにはあなたの自問自答。
ひとにはひとの唯一無二。
しかしながら、唯一無二を目指すことは、実は私にとっては苦しいことです。
唯一無二になろうとして、挫折したことがあるからです。
でも、本能が目指しているものなんだと思います。
だから本屋さんに行っても目に入るし、
「こんな書き方ずりぃなぁ!」
とマスクの下で文句を言いながらも、
ニヤニヤしながら全部読み切ってしまう。
そんな本なのです。
でも唯一無二って言葉には、やっぱりちょっと違和感があります。
個性的であることって、時には自分を含めた誰かを傷つけることもあると思うからです。
そういうものにはなりたくないな。
でも、そういうものを生み出しても「こいつならしょうがねえか」って思ってもらえるような。
そういう人になりたいのかもしれないな。
本当にずるいと思うんだけど
私が選んだ「なりたい」は森見登美彦さんの「シャーロックホームズの凱旋」です。
シャーロックホームズというファンの母数が多いミステリー小説な上に、その舞台が京都なんですよ。
何だよ。なんでだよ。
ホームズも京都も、お前はどうしたいんだよ!って、本屋さんで平積みになっているのを見た時に、真っ先にツッコミました。
でもさ…森見さんが書くなら京都だよね。っていう納得感がありました。
表紙にもシャーロックホームズのイラストが描いてあって、周りがごちゃごちゃとしていて、おそらく原作のシャーロックホームズはこんな表紙にはならないと思います。
でも、森美さんと、このイラストレーターさんのコンビだったら、こういう表紙になるんだろうなって。
仕方ねえなって、思わず受け入れちゃう。
それは、何か一つのスタイルを極めるっていう事が、仕方ねぇなぁ、につながるような気がしています。
どっちつかずの人がこれをやったらきっと原作ファンの方も京都在住の方もちょっとイラッとするでしょう。
1つのスタイルを極める…やっぱ唯一無二かぁ?
ここら辺の言葉の掘り下げはもう少し必要かもしれません。
先日、Twitter で「あなたっぽい漢字2文字」の診断があったので、やってみたところ、私は「標準」でした。
唯一無二とは真逆ですね。
この単語を聞いて「おっとぉ」と思いましたが、
その時の私は、まだ唯一無二という言葉に出会っていなかったし、
唯一無二であろうとしたために、ちょっと厳しい道に進んでしまったという過去がありましたので、
多分見ないふりをしたんだと思います。
「標準」という言葉は多分誰も傷つけないです。
でも私の心は少しチクンとしたのかもしれません。
笑い飛ばすしかなかったけど、やっぱり「標準」からは抜け出していきたいかなぁ。
そんな発見があった本のワークでした。
ちなみに「好き」は結構簡単でした。
心がキュンとするものを選べばよかったので。
よりキュンとする方はどっちかなと、天下一武道会を開いて行った感じです。
最後に、私の「なりたい」、「似合う」、「好き」にピックアップした数冊の本と、
1冊に絞った理由をまとめて、終わりにしたいと思います。
本のワーク結果
「なりたい」部門
1位:シャーロックホームズの凱旋
この人にしか書けない本だから。表紙含めてずるい。本当に買いたくない。けど買う。読む。この本を生み出してくれて有難う御座います。(こんなに語っておきながらまだ読んでないことに驚きだよ)
次点:ビッグバンからあなたまで
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遠くに感じる現象を身近に感じれそうなので。そういう好奇心を持ち続けたいので。
「似合う」部門
1位:ハマれないまま、生きてます
ずーっとこどもとおとなの間にいるので。
次点:いとしいたべもの
美味しいは愛しいので。幸せいっぱい腹いっぱい。
「好き」部門
1位:世界
中身が全部素敵なイラストで、それが振り切っててキュンとしたので。
次点:アルケミスト 夢を旅した少年
選んだ中で、装丁が一番好きなので。
以上になります。
採れたてホヤホヤを提供したかったので、推敲は甘いかもしれませんが、
自分が書きたいことは書けたと思います。
なお、ここに出した本はまだ1冊も中身を読んでいません。
タイトルと装丁のイメージから独断と偏見でお送りしております。
そのうち、手に入れていこうと思います。
最後までお読みいただき有難う御座いました。
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