WRA T.K

　2056年10月7日　中華人民共和国は日本へ侵略した。

　日本政府は自衛隊と戦争志願者、アメリカとヨーロッパ諸国からの支援された武器で対抗したが、5年後の春先、2061年4月17日に降伏し占領された。

　東中州と改められ、AIでの監視、強制労働、生産高やあらゆる情報の操作、渡航禁止、文化の廃絶、日本語の使用禁止と言った統制が行われ日本人を苦しめた。

　希望もなくどう死ぬかを探す人生の中で日本人は唯一サーキットに熱中した。

そこでは日本語の使用が認められ、大きなレースが2日後に控えている。

そのレースの名前はWorldhood Road-Sailing Associations。通称WRA。