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祝!「幸せな人になれました」と断言したテテ!

※この記事は個人の感想です。


おいおいテテちゃん、幸せな人になれましたとはどーゆーことやねん!ちょっとそこんとこ、詳しく話してもらおーか!(ドンッとビール瓶を置く)

なんてね…。つい、盲目オタク心が。
違う。これはそんな表面的な話しじゃないんだな。
これはね、きっと、テテのアイデンティティ確立のお話しだ。

なんとめでたい!!


「幸せな人になれました」なんて、なかなか言えることじゃない。しかも、幸せを訪ねて三千里をしていたあのテテが(泣)。

『(コロナの影響で)ON以降はARMYの前でステージが出来なくなり、ARMYが目の前に存在していないと愛されているという確信が持てなかった。weverseをたくさん見てたのも、ARMYとなにかをしようとしてたのも《僕は愛されている人なのか》と確かめたかったからだと思う。ARMYと話す時はいいけど、ARMYとなにかをする時はいいけど、それが終わってから1人でただベッドに横になっていると、《これって(ARMYに愛されていると確信出来るのって)すごく一時的なんだな》(と思ってしまう)』
『虚しいですか?』(ジョングクの質問)
『うん。だから、コンサートをしたい理由も、実はこれが1番大きいと思う。僕が愛されているのかどうかを、確かめたい、僕は』
              In the SOOP EP6 より

「愛されているのかを確かめたい」と思う行為は、「自分の存在する意味を知りたい」と思うことと同じだ。「自分はここにいていいのか」と思うことと同じだ。

テテはそれを、アミを目の前にした時に確かめていたのだ。

その大事な機会が奪われた。アミに会うことで自分らしさ(アイデンティティ)を感じていたのに、それが出来なくなった。さぁ、大変...。「BTS Vとはどういう意味?キムテヒョンってなに?」と、ゲシュタルトが崩壊するかのように、自問自答の渦に放り込まれたのだろう。ステージでアミに会うことは、テテにとって、仕事の辛さが報われる瞬間だった。


そして、
『トンネルの中にいるような気がして出口が見えず、本来の道が見えなくなっていたかもしれない』
という、仕事の先にある光を見出せなくなってしまっていた時期に書いたBlue &Grey。

Blueはバーンアウト、GreyはARMYに会えない悲しい気持ちを表現したとMTV Unpluggedでテテは語っていた。

アミにうんと愛されていても、テテがそれを真正面から受け取るにはたくさんの障害があったのだろう。
(心ない言葉やバーンアウト、などなど......)

自分の存在意味とは?この大変な仕事をする意味とは?という、これまで死にもの狂いでやってきた自分の足元を揺るがすような恐ろしい疑問が立ちはだかる。しかしテテは逃げなかった。苦しみながらも真っ向から自分の問題にきちんと向き合った。


そして、ある日のインタビューで
「アミに会えなくても、会えた時のために準備をしながら過ごしています」と答えた。
「おや?」と思った。
そこには確実に前を向き始めていたテテの姿があった。


テテは一体どのように乗り越えたのだろう?
その答えとなるキーワードがこのインタビューで見えてくる。

『Blue&Greyは憂鬱な感情を表現した曲ですが、その「憂鬱」という言葉からネガティブな印象を受けたり、そこから目を背けたいと思う人も多いかもしれませんが、その暗いイメージに拘る必要はないと思います。
Blue&Greyはそれ(憂鬱)に打ち勝つために作った曲であって、僕はこの曲のおかげで「憂鬱」という言葉を克服することができました。
それで、自分の場合、(憂鬱な)感情から抜け出すためには「達成感」が必要なんだと気付きました。

          BTS V's BE-hind 'Full'Storyより


テテは、「達成感」によって、憂鬱な気持ちを克服したのだった。

なるほど、アルバム『BE』のビジュアルディレクターとして初めてPDFにチャレンジし会社にプレゼン、肉体改造【二の腕限定】、クリスマスにはアミが幸せを感じてくれればと、ミクテが遅くなったので申し訳ない気持ちで急いで作ったというクリスマスソング : 大好きな友達と作ったsnow flowerをアミにプレゼントをし、年末のテテの誕生日には、アミに早く見せたい気持ちがはやり、ミクテのネタバレをしてスタッフに悪戯そうな顔でヒヒヒと笑う。

そこにはもう、光のすじの行方を不安気な瞳で探すテテは居なかった。


では、もう一方の重大な問題、テテのアイデンティティに関わる『愛されているか確認しなくちゃいけない不安な思い』についてはどうやって克服したのだろうか。それはこのテテのメッセージの中に素晴らしいヒントがあった。

『Love myself について話しをする時、誰もがいつも、自身の周りの人々について話しますが、僕も(Love Myselfについて話すことが、自分についてではなく周りの人々について話すことに)全く同感です。
Love myselfは「あなた自身を愛しなさい」というメッセージからスタートをしますが、突き詰めていくと、「皆んなを愛しましょう」というメッセージなのです。
僕はLove Myselfを通して、自分がどれほどの愛を受け取っているのかを知り、自分をさらに愛し、より多くの周りの人々を愛するようになりました。
自分自身やメンバーだけでなく、僕たちの周りの多くの人がLove Myselfによって幸せになっているのを見て、とても誇りに思います。Love Myselfキャンペーンを通じて、これからも全てのArmyのために、喜びと健康のメッセージを繰り広げ続けたいと思います。』

  UNICEF Love Myself キャンペーンのコメントより

このメッセージはキャンペーン用のコメントだが、まさにこのメッセージの核となるような言葉を、2019年BTS FESTAでテテが発していた。

僕の幸せの基準値が変わったと思います。
(以前は)僕1人だけが良ければいいという考えを持っていたとするなら、今は、7人みんなが幸せなら僕は本当に幸せになると思っているし、その基準になったおかげで今の僕になることが出来ただろうし、否定ではなく肯定をした方がさらに良い日が多くなるだろうと思います。だから僕は今が好きです。                

                                                  2019 BTS FESTAより

2019年、すでにテテの中に、この核となる考えは出来上がっており、今回テテ自身を救ったのも、自分の中にあったこの「周りの人を愛する」という考えなのだろう。

アミに愛されているのかという不安な疑問の心情を抱えむなしくベッドに横たわっていたテテが、「愛」についての焦点を「自分が周りの人から愛されているのかを考えること」から「自分が周りの人を愛すること」へ合わせ直した。もう受け身ではない。もう見返りは求めない、自分の成長のために精力的にどんどん自ら愛を発信して、アミに届けようとする、周りを愛す。それが自分のためになる。そんな風に生まれ変わったテテがいた。

新しい自分を見つけたテテの表情は、確実に幸せそうだった。

コロナ禍で仕事のモチベーションを失い、「愛されているか確信出来ない自分」と対峙し、その不安を見つめてどうすればよいかを考え、行動に移した。自分の能力で自分を幸せにすることに成功したテテのきらきらと輝く姿がそこにあった。


テテの良いところ。
自分の問題に真正面から向き合う。
それゆえ、ボコボコに返り討ちにあい、ボロボロの姿を見せるときもある。そんな姿とともに、一緒に成長させて貰ってきた。自分の問題を克服するために作ったBlue&Greyしかり、プラスの方法で解決して行こうとする。マイナスな方向で解決することは、誰のためにもならないとちゃんと知っている。

いつも問題を先延ばしにせず、真っ向勝負するその勇気ある姿は、見ている方もハラハラさせられるけれど、その問題解決能力の高さで、不死鳥のように蘇り、グレードアップした姿を幾度となく見せてくれる。

勇気を持って自らの問題と向き合うテテだから、これからも戦い疲れる時はやってくるだろう。でも、憂鬱を撃退するサプリである「達成感」を発見し、自分が愛されているかよりも、まず周りを愛すことに集中することが大切だと確信したテテは、これから新しいテテとしてもっともっと輝いて行くんだろうなと思う。
(最近のテテは、Vの色気とキムテヒョンの色気が綺麗に合わさっているような気がする。)


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アミにスマホ画面(アミのweverseコメント)を見せながら、BEのビジュアルコンセプトのアイデアを聞くテテ。アミに会えない間、積極的にアミと何かしようと試みた。


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ウガファミリーの友達、Peakboyさんとクリスマスソングsnow flowerを作り、アミへプレゼント🎁


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左:ミクテのネタバレをしてハート型の口でヒヒヒと笑う
右:「ありがとうARMY。ARMYのおかげで、僕は幸せな人になれました。we purple U」と書いたメッセージカードを手にするテテ


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Love Myselfの話をした後の、なんとも言えない満たされた、嬉しそうな少し照れたような、天使の祝福を受けたような表情✨


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「ARMYの部屋」にプレゼントしたい物を、メンバーそれぞれがスケッチ。
テテが描いたオブジェのひとつ、花瓶に入った小枝について
『この枝たちはあっちこっちに伸びていますが、見ているとこの無造作さにむしろ惹きつけられます。もし、何かあなたの心に重くのしかかることがあっても、あまり深く考え過ぎないでください。色んな方向へ行くこの枝たちのように、あなたの心がやりたい事をやって下さい。遂には、その花瓶のように自然で美しく、人の目を惹きつけるようになるでしょう。』




惚れてまうやろ!


(いつもエセ関西弁すみません。興奮すると心の声が関西弁になります。)

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