テテは、芸術を呼び起こすアイコン

以前、ピアニストの清塚信也さんが、「人の無意識を刺激するのが僕の仕事。学んだ美学を、自分のフィルターを通し昇華する。さまざまな種類の種を撒くことで、音楽の花を咲かせ続けたいと願っている。」とおっしゃっていて、テテの顔がパッと浮かんだ。テテという人は、存在自体がこれだ。人々が日々の生活の中で忘れてしまった感性を呼び覚ます。喜怒哀楽、哀愁、興奮、嫉妬、悲しみ喜び安心不安、夜風の香りや太陽の匂い、草いきれも官能も懐かしさも。自分の感情の一部となって入ってくる。こんなに人間の感情を呼び覚ます人はいるだろうか。人に激情を与えることがテテの仕事。だからもっともっと色々な経験をして、色々な気持ちを教えて欲しい。そこからきっとみんな絵を描いたり文章を描いたり、旅に出たくなったり、自分の感性を刺激したくなる。以前MMAで演じた太陽神アポロンのように、暗闇も閃光も、テテの毛穴から放たれる芸術のシャワーをうんと浴びる。テテが私たちの前にいる意味はこれなんだきっと。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?