生布施明レポート:Something Jazzy 2024 Day1 2024.8.24(Sat)
ついにこの日がやってきた!布施さんジャズの日。大阪は平日でさすがに都合がつかず行けなかったので、この回が今年の初ジャズでありました。
今回はセンターボックス席だったのですが、もう音が最高によかったです。そして座席位置が少し高い分、布施さんとずっと目が合っているような、ずっと私に歌ってくださっているような感覚に。この席のチケットは昨年取り逃がしたのですが、今回取れて本当によかったです!
セトリと流れはまた詳細を記載しますが、全体的にツアーで歌う曲も少し多めに入れられていた印象です。ベースが金子健さんではなく川嶋さんだったのも影響しているかもしれません。
セトリ(2024.9.1 一部訂正)
ジャズとゴロアーズ
Somebody Loves Me
Ain't Misbehavin
Because of You
Night and Day
Almost Like Being in Love (メンバー紹介)
I'm a Fool to Want You
ピエロ
銀座イエスタデイ
君に逢いたい
She
What A Difference A Day Made
The Good Life
Satin Doll(インストゥルメンタル)
I'll be Seeing You
君は薔薇より美しい
流れや感想
(ツアーレポではネタバレを避ける間を設定してますが、もう終了しているので、間は割愛します。)
ワクワクのジャズ最初の席は、ブルーノートの会員枠で必死でゲットした6名ボックス席。(脳内で何度も買うまでの工程をシミュレーションし、他のアーティストの方のチケット購買画面で画面遷移も予習していました。←必死)争奪戦になるのも納得、ステージの端から端まで、綺麗に見通せる良席でした。
開演2分前に、小堀さん、長谷部さん、川嶋さんが入られて、少し遅れて井川さんがご入場。久しぶりに見る井川さんは細くなられてましたが、でも相変わらずのかっこよさ。
そのあと少し遅れて、布施さんが入場。観客からは大きな拍手。
舞台中央に立った布施さん、今回はトークからの始まり。
「夏ですねぇ〜。ほんとにね。なんであんなに夏が好きだったんだろう?」
というセリフの後、間髪入れずに始まったジャズとゴロアーズ。歌い出し「ねぇ覚えている」の「ねぇ」から、美声!最初はアカペラで。最初のところでその声の美しさに涙が出そうでした。
そのあと演奏も入っていき、観客の手拍子は徐々に大きくなっていきました。「モンタン気取って」のところでジャケットのボタンを外し(笑)。
ライトはAメロで赤→サビで青に変わる、を繰り返してとってもムーディー。なんだろう、一年前と同じくらい、いやそれ以上に、音がよく感じる。これがボックスセンターの威力…?!
衣装は黒のベストにネクタイ、ズボンにジャケット。席からはチーフは見えず。(あと、胸元に細長いピンバッジがあったような)ポッケに手を入れたり、指差ししたり、身振りが大忙しな布施さん。初っ端から最高の歌声でした!
最初の曲を歌い終わり、大きな拍手が止まぬうちに始まったSomebody Loves Meの前奏。ノリが良いこの曲で、会場もどんどん盛り上がりを見せてきました。"Maybe it's you"で右手で観客席を指差して、もうそれが可愛いらしいのなんの。これはメロメロになってしまう(なってる)。
間奏で小堀さんが立ち上がってのギターソロ。そして井川さんのピアノ。布施さんはピアノ真似をしてご満悦な様子。「フゥッ♡」とかも言ってらして、もう可愛いゲージが満タン。
途中の「ドゥーラッタルーラ♪」では照明がオレンジ、「シャバダバシャバダバ シャバダバシャバダバ ドゥルッドゥッドゥル♪」では照明が紫に切り替わり、魅せられます。
この時点ですでにブラボーを叫びたいくらい、素敵な演奏&歌でした。
続いてはAin't Misbehavin。私の大好物曲です。青の照明で始まり、布施さんは前奏でギターを弾く真似。ベースが今回川嶋さんで、前回聞いた金子さん(ウッドベース)とは違う印象でとっても新鮮。川嶋さんもニコニコしながら演奏されていて、なんだこのイケオジ集団は!と思ってしまいました。(話はやや逸れますが、布施バンドの皆さんみんな素敵なんですよね…)
歌の途中kissesがfacesになったような気がしますが、そんな瑣末なところは気にならぬノリノリ加減。長谷部さんのドラムもなんだか新鮮!
間奏のピアノソロは、CD版に比べるとややスローテンポながら、闘病から復帰された井川さんがしっかりと弾ききられていました。途中、布施さん自ら観客に手拍子を仰ぐ場面も。何よりも、布施さんが本当に嬉しそうでニコニコされていて、やはり井川さんが戻られるのを首を長くして待ってらしたのだなと思いました。ピアノソロ終わって布施さんのアゥ!が出て、後半の歌へ。"What do I care?"の歌い方が、可愛いの!(何回可愛いいうねん!)
もう一曲続けてBecause of Youへ。もうね、歌い出しから布施さんの声が滑らかで美しくてずっと聴いていたくなる。玉を転がすような声、と言っていいのでしょうか。とにかく"Because↑ of you♪"のところを永遠にリピートで聴きたいくらいです。
そして今回メガネだったんですけれどね、やっぱりメガネ明は最高です。いや、メガネなしも素敵なんですけれども、メガネ好きとしてはメガネがあるだけで破壊力(なんの?)が2倍くらいになります。そしてそして聴きながら布施さんを頭からつま先まで観察しましたが、シュッとされてました。やつれるとか痩せたとかはなく、ちゃんと鍛えるところは鍛えてる感じのシュッとさ。(伝わるかなぁ…。)いや、足とか運動ちゃんとしないと筋肉が落ちてすごく細くなったりするかと思うのですが、そういう感じが布施さんの足は全然ないのです。(どこ見てるん)
きっと前ツアーのパンフに書かれていたトレーニングをきっちり続けられているのだろうな…すごいな布施さん…!と思いながら、聴いておりました。すみません、ちょっと話がそれました。
ちなみにBecause of Youの ”It's paradise”のところの"paradise"の発音というか、「パァ〜ァラァダァ〜イス」っていう音の一連の流れが大好きなんですが、同志の方がいたら嬉しいです。この部分だけで召されるわぁ、と思いました。
最後、長谷部さんのドラムのホウキみたいので優しくドラムを撫でるように音を出すやつ(専門用語が行方不明)の音が非常に素敵でした。
4曲歌い終わって、MCへ。
・ようこそお越しいただきありがとうございます。
・ブルーノートは毎年この時期やらせてもらってます。
・出来が悪いので来年あるかどうか…
・何より井川(いがわ、とまた言っている)さん復帰!されて
→ここで大きな拍手
・夏、どうなっちゃんたんですかね。
・熱中症アラートっていうのがくる
・コロナの時はコロナのアラートがあったけど
・熱中症アラートが一日3回も来る
・どうやら後期高齢者に来るらしい
・あ、俺もか…何せ今年で77歳ですから
→観客から拍手
・何この拍手。何この「トシだ!」みたいな…。
・世の中変ですよ、地震に雷に火事もあって、親父も…(と言って井川さんを見る布施さん。笑)
・私は演歌歌手でございますので…(笑)
・なんせ中学生くらいの子に
「おじさん芸能人?」と言われ「違うよ」と答えたら
「ごきじゃないよ!」と言って去っていったがどうやら五木ひろしと間違えた模様
(ここで井川さんに歩み寄る)
・(客席に向かって)「お飲みになって…」と勧める
・「では最後にお別れの曲を…」とボケる
・ごゆっくりお過ごしください。
なんかすごく今回はおしゃべりな感じが。きっと井川さんの復帰がよっぽど嬉しかったのかなぁと思います。
次の曲はNight and Day。青と緑のライトが素敵。ちなみに何故かこの曲はズレが生じやすい曲のようで、ファン仲間曰く大阪公演では結構ズレていたとか…。この公演も1箇所ズレがあっ(たように聴こえ)て後で調整していた感じでした。(小堀さんが苦笑いしているように見えました。そして布施さんが小堀さんの方に歩みよってちょっと「ごめん」的な仕草をしていたようにも見え…真相は分かりませんが。)
それはさて置き(置くの?)途中のドラムソロでドラム真似をする布施さんが可愛い…!そしてまた後半もちょっとズレそうになったような…なっていないような…?
最後の”Night and Day”のDayを「デーーーーーーィイエイエイエィーーー」という感じにされてました。個人的にはまっすぐ伸ばすのが好み←。そして最前列の方何名かと握手。(いいな〜と思った記憶。)
次は私は初めて聴いた曲、Almost Like Being in Love。調べたところたくさんの方がカバーされている曲のようです。フランクシナトラバージョンを貼っておきます。
ノリがよく、めちゃくちゃ素敵な曲でありました。 間奏でメンバー紹介。ピアノ井川さん→ギター小堀さん→ベース川嶋さん→ドラム長谷部さん。
布施さんが終始ニコニコで、"Like a bell that is ringing for me"のところでハンドベルを振るような仕草をしていて可愛かったです…!(布施さんは手振りで歌詞の意味まで表現してくださる時があって、本当に表現が豊かだと思います。)
そしてドラムもかっこいい。キレのある音。
雰囲気はうってかわって、I'm a Fool to Want Youへ。小堀さんのギター前奏。赤い照明。赤に照らされる布施さんが、めちゃくちゃカッコいい。落ち物悲しい雰囲気の曲。
"Time and time again I said I'd leave you" の "leave you"のところが、特に心がこもっていて好き。「ンンン〜」とちょっとハミングして"And once again these words I'd have to say"と歌い、そしてこの曲の聴きどころ、"without you"のところのながーーーい弱音。本当に綺麗な音がまっすぐに続きます。聴いていて本当にうっとりしてしまう…。弱音に入る前に大きく息を吸うのも好きです←。
そしてギター。詳しくは覚えきれてないのですが、昨年とちょっとアレンジが違ったような気が。小堀さんとのコンビが本当に好きすぎて、いつまでもぜひ演奏してほしい一曲です。
ここでMC。
・20年前Something JazzyのCDを出して、その年から夏に(ジャズライブを)やっている
・井川(いがわ←だから「いかわ」だって…)さんと、半世紀一緒にやっている
・ジャズの曲は必ず(コンサートで)一曲は歌え、と井川さんの前のピアノの方に言われた(そのピアノの方は誰だろう)
・Something JazzyのCDは代々木の小さなスタジオで録った。お金が出なかったので。(「売れねーよ」と言われたそう。)
・(ジャズライブについて)「英語の曲かジャズじゃないといけない」、と言われたのが、翌年には「日本語1曲だったら歌ってもいい」、になり、次の年には「何曲でも(日本語の歌を歌って)いい」、に変わっていった
・去年2曲?3曲?日本語の曲やったらすごいうけた。
・去年、外国人のお客さんに 「あなたは英語っぽい歌を歌うのが上手ですね」、と言われた。"Kind of English"だって。
・(次は)普段(ジャズライブで)歌ってないやつ。「ピエロ」という曲。
井川さんが作曲で、作詞は有名な人で…わたくしです(笑)。
そしてピアノの前奏から始まったピエロ。マイムはツアーより軽めの感じ。紫のライト。おどけステップも軽めだけどあって、素敵。
胸に手を当てられた時に、その手がなんだか大きく見えて。布施さんに、アズナブールに負けてませんよと言いたかったです。(過去に、布施さんはアズナブールは大きい人じゃないけど、歌っている時にふと胸に置く手が大きく見える、とどこかで話されていたので。)
1番は舞台中央、下手に寄って2番へ。その後中央→上手に移動。
「でもね」の言い方が一回、なんかいつもと違う感じがありました。いつもは「でもね」と優しい感じで、今回は「ね〜」をちょっと変えていたような。気のせいだったらごめんなさい。
最後の「涙さえも笑って見えるもの」で、笑って、涙を抑えているような表情は、本当にすごく好きな演技です。
この曲はマイムもあったりツアーの時は手品も入れたり、表情演技が豊か。アルバムUs.にも入っていますが井川さんと想いを込めて作られたんだろうなというのが伝わってきます。
再びここでMC。
・去年、友達の話をした。
・私の友達に、阿部健太郎というのがいる。本名は千昌夫。
・四年間くらいのコロナの間千さんは鬱っぽくなった
・趣味は鳥を飼うこと→鳥と話すようになったので
千さんの奥さんが近所のメンタルクリニックにでも行ったら、と促す。
「俺はそんなに変ではないよ!」(ここを布施さんがモノマネしてたのですが、上手でした笑)と言いつつも、クリニックへ。
・医者の先生は若くてこっちの方は見ない。
・(ちなみに布施さんが診てもらってるヤマザキ先生はじっと顔を見るらしい)
・千さんが名前を医者に言ったら訛っているものだから「金太郎、ですか?」と確認される。「健太郎」です、と返す。
・「ご職業は」と聞かれて「歌手をやっております」と言ったら、「いつからそう思うようになりましたか」と言われ…薬をもらって帰ってきた。
私もファン歴3年を過ぎましたが…おそらく一番数聴いているネタになります(笑)。
と、千昌夫さんについて軽ーく調べていたら、↓の記事。
どうやら2018年(コロナ前)に、似たような話を徳光さんにされていた模様。あれ?じゃあコロナ禍でうんぬんのくだりは…違うのか…?と混乱している現在。真相やいかに。
話を戻して、MCの続き。
・布施さんはその頃(つまりコロナの始まった頃?)耳下腺炎になった。歯科に見せたら歯ではない、と言われ、さらに「いわゆるおたふく風邪です」「普通6歳までにかかる」と言われた。
・前方の観客にこの4-5年の間、(そういうふうに何かにかかってしまったりすること)なかったですか?と聞く布施さん。笑
・次は植木等さんの曲をやる。スーダラ節ではないですよ。
・銀座の話
・「銀座イエスタデイ」は植木さんの歌を生で聴いたことはないけれどもテレビなどで聴いた
・銀座はジャズ喫茶がいっぱいあった
・その銀座のバンドマンの話
そして青いライトの中始まった銀座イエスタデイ。ピアノの前奏がとってもムーディー。前に生で聴いた時は2023年のCozy Theatherで、最初は布施さんのアカペラで始まったので、前奏ありで聴いたのは初めてかも。「バンドマン」のところでウッドベースを演奏するような振りをしていて可愛い。
ライトは青、白、黄、白、青。ボックス席は、照明も本当によく見通せて最高でした。
川島さんのベースはやや堅め(というのか)に聴こえつつ、ニコニコで「テネシージャズ喫茶」と歌う布施さんの可愛いことと言ったら。間奏では青ライトの中でゆらめく布施さんが、音の中を泳いでいるようで素敵でした。
最後の「銀座イエスタデイ」はちょっと入りが早かったものの、うまくまとめていらっしゃいました。あぁ、ムーディーで素敵だった…。
そして次の曲。私は初めて聴く曲でしたが、ファンのお仲間曰く君に逢いたいという曲だそうです。おそらく洋楽に布施さんが詞をつけたものと思われます。(レポを書きつつ調べたら、2007-2008年のツアーパンフに歌詞が掲載されていました。原曲についての記載は残念ながらなかったですが…
引き続き探してみようと思います。)
途中ジャケットのボタンを外されていたのですが、一回ジャケットのボタンを冒頭ら辺で外していたので「いつ付けてた…?」と脳内が忙しくなっていたのは内緒です。
ライトは紫がメイン。にしても大変切なげなメロディーで、初めて聴いたのにものすごく沁みました。
途中ポケットに手を入れて歩く動きをされていて、可愛い&かっこいい!の嵐でありました。
歌い終わって再度MC。
・ジャズライブじゃなくなっちゃったw 「(カタコト風に)ニホンゴ ワスレマシタ」みたいなw
・次の曲は"She"
・ノッティングヒルの恋人の曲
・これ歌わないかって井川(いがわ)さんに言われたけど詞が長い。
・(観客の方に向かって)「何かもっと食べますか?」
・アズナブール、トニーベネット、それからついでに平尾昌晃さんが師匠。(平尾さんについては、↑のように言った後「ついでみたいに言って申し訳ない」ともおっしゃってました)
・アズナブールのさよなら公演を聴きに行ったが結局翌年もやっていた。
・Sheをさよなら公演で歌っていた。
歌手として(知らなくて)恥ずかしいんだけれども作曲がアズナブールだった。「すごいっしょ?」(布施さんの口から「すごいっしょ」って言葉が出てくるとは思わず、ツボでありました。)
・つまり93歳くらいの時英語で(Sheを)歌ってた。「悔しかった」
(やっぱり布施さんは負けず嫌い)
・そこからSheを覚えた
・ジャズではないけど、話を続けて申し訳ないけど、マイウェイも元々はフランスの曲。フランクシナトラが引退前最後と言って歌って、売れたのでLet Me Try Againって「もう一度やらせてくれ」って曲を出すという。
・真剣に聴いても大したものではないです。歌っているほうは(She、sheばかりで)辛い。
熱い語りから始まったSheは、紫ライトの中ピアノとギターの前奏で始まり。途中からドラムの音が入ってきました。
とっても雰囲気たっぷりに歌い上げる布施さん。なぜか一瞬、1980年代の顔が重なって見えました。(自分でもなぜ?ですが)
間奏で「ラララ」歌いあり。笑顔ニッコニコで可愛い。
中央から下手へ移動しての後半。楽器編成がツアーに近いためか、歌い方?声の出し方?がしっとり穏やかというよりはしっかりだけど穏やか、という感じに聞こえました。これもまた良きです。
そしてお次がWhat a Difference a Day Made。ライトが左から赤、オレンジ、白、黄、緑、青と輝いてました。ギターソロの音が幸せ。
最後の"You know that?"と思しきセリフの言い方がキュートで大好き!可愛かった…!
立て続けにThe Good Life。こちらは師匠と仰ぐもう一人、トニーベネットのバージョンがよく知られている一曲。
最初、井川さんと音を合わせる時の動きがものすごくかっこよくて。さすが50年来のお付き合い、という感じの息の合い方でした。
"So be honest with yourself"、というくだりにジーンとし、"Like the heartache"のHeartの部分の音のちょっと低くなるところに感嘆し、聴き入りました。
間奏で歩く仕草。ギターの音が滑らかで、本当に耳心地が最高でした。音源化本当にしてほしい!!!
キスの仕草をした時の手が本当に清潔感を保ちながらもセクシー。
最初の方でも書きましたが、ボックス席が位置も高さも最高すぎて、まるで映画館で舞台を見ているように端から端までよく見えて、そして布施さんが私にだけ歌ってくださっているように錯覚できる、そんな席でございました。来年も、ここでまた聴きたい…!(またきっと争奪戦になるに違いない。)
曲が終わり、Satin Dollのインストゥルメンタル。舞台の上を右に左に歩いて、ニコニコされている布施さん。
インストゥルメンタルが終わり、布施さんが一言。
「帰るの忘れちゃったw」「どーもすいません」これには大笑い。(アンコール前に一旦舞台を降りるのが通常)
「もっと歌ってもいいんですが、(会場の人に?)怒られるので。『長いよ』って言われる」とかなんとかおっしゃいつつ、アンコールへ。
曲はI'll be Seeing You。紫のライトの中で、ゆらゆら揺れるような感じの穏やかな歌唱。"The wishing well"のところでコインを投げる仕草。これがいつも可愛くて好きです。I'll be Seeing Youといえば、サビの最後のYouの弱音が聴きどころですが、今回も素敵な長ーい弱音でした!
そして間奏でなぜか「この曲は戦場にいる兵士が…」と蘊蓄(うんちく)を語り出す布施さん(会場前方の方に向けてお話しされていたので、全部は聞こえず…もし聞こえた方がいたらコメントでぜひ教えてください)。そして2番に入るのがやや遅れるという、お茶目な展開。
でもそのあとはビシッと決めて、最後の弱音もとても気持ちよく伸びておりました。
会場からは大きな拍手と、たくさんのブラボー。そして「ブラボーなんて言われちゃったら…特別だよっ!」で始まった君は薔薇より美しい。
「確かに」を「静かに」に間違え、そのあと「歩くほどに…」のあたりも「笑う…」と間違えそこでご本人も笑ってしまい、一節くらい飛んでしまうアクシデントも。(グダグダw 逆に言えば今回、大きな抜けらしいところはこれくらいだったかもしれません。)
そのあとは上手側から舞台を降りて、握手を求める観客にもみくちゃにされながら歌いながらご移動。最後は「ありがとうございましたー!」とおっしゃって、颯爽と奥へ去っていかれました。
その後もさらなるアンコールを求める拍手が続きましたが、残念ながら会場の明かりが灯ってお開き、となりました。
まとめ
初めてのジャズだった昨年に比べて、落ち着いて鑑賞できた気がします!(笑)にしてもやはりブルーノートの音響の良さは群を抜いていると思いました。
初日にして大満足だったわけですが、その翌日さらなるドラマがありました。続きはまた、別の記事で!
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