走る朝、早起きにて

今日から朝のランニングを始めることにした。
週に3〜4回はジムに通い、ランニングマシンで運動を続けているが、時速10kmで無機質に流れるコンベアの上から落ちないように抵抗を続ける作業は退屈でつまらない。
外ならば景色は変わり続けるし、なにより早起きして活動していると得している気分になれるのが良かった。
快晴の中、汗と共に余計な思考は流れ落ち、純粋な状態で様々なことを考える。
この後の仕事のこと、彼女との結婚のこと、楽しみにしている予定のこと。
この時間は寝ているはずの過去の自分と、変化していく未来への不安をいつの間にか追い越していた。
昨日少し降った雪が染み込んだアスファルトが季節の変わり目を告げていた。

さよならポエジー - 応答するまで

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