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トイレの神さまいたぞ~!

さて 年明けに呼んでいただいて豊川の方に出張して 昨日 帰ってきました。伺って早々にテンション爆アゲな怖くないオカルトに出会ったので報告までです。

ある農家さんのお宅に伺ったのですが そこでトイレの神さまを発見!
昔ながらの呼び名でいうなら 厠神 なんでしょうね。
むかしの農家さんは作業中の地下足袋のまま行かれるように お外にもトイレを持つおうちがほとんどだったそうです。でも 時代の流れでお外にトイレを作っても今どきのきれいな水洗にしたり 農地を縮小していらなくなったので取り壊したりで むかしのまま残されているのは少ないということでした。 敷地にある新しい作業場に挟まれるように 小さいけど立派な瓦屋根の木造のおトイレがあります。敷地に入ってすぐなので 見慣れない変な人がきたので気になったのか ちょこっと覗いてみた という感じだったのかもしれませんね。
これが 歌に出てくる女神さまではないわけです。東北で一度だけ見たことがあったのも小さい男の子だったのですけど 今回も同じような感じの小学一年生くらいの男の子でした。

私がかなり挙動不審になったのを見逃さなかったお宅の方は あんな古いトイレやっぱり良くないですか?と不安そうに訊かれてきたのですけど 良くないどころか保存してくださって ありがとうございますです というお話をして 母屋のおトイレにもちゃんと烏枢沙摩明王のお札を貼られているし きちんと そういったことをされているんですね~と伺ってみたところ 代々嫁いでこられたお嫁さんに お外のトイレはだいじにするように ということを伝えられていて なんだかわからんけどトイレはだいじ だから母屋のおトイレにもお札を貼ってきれいにしているとのこと。だから 厠の神さまも居続けることができるんですね~!っていう そんだけの話なのですけど なぜか私のテンションが初日の のっけから爆アゲでした。
これからも お外のトイレを大切に保存してくださるとのことで ちょっと嬉しい気持ちで帰って参りました。

ただ そこでもうひとつ感動したのが 農家さんなので井戸もあるわけです。
井戸にね 御幣が立ててあるんですよ! これをやってくださる個人宅は少ないんです。お寺なんかは当たり前にやっていますが…。こういう気配りがあると 神さまといい関係でつきあっていかれるのかもしれませんね。

ちなみに東北にいたのも 今回豊川であったのも子どもだし座敷童的なものなのかと考察してみました。ただ 居場所が厠なんかい?っていうことですね。座敷じゃないから座敷童ではないけど。

どっかに女神さまもいるのかね? 厠神ハンターにはなりませんが…。

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