自己紹介 北川らんについて簡単に…


子どもの頃から体調を崩すことが多く、赤ちゃんの時には誤診で死にかけ、幼児のころにはプールの底に沈んでいて蘇生され、小学生で自転車ごと崖から転落し、中学生からは原因不明の頭痛で寝込むことが増え、その後もアレルギー検査をしないままで検査を受け、アナフィラキシーで血圧急降下し、ちょっと三途の川を渡りかけた時代を過ごしました。もともと幽霊だとか祟りだとか信じていないのもあって、環境を変えれば何とかなるのでは?という単純な発想から、アメリカのシアトルからほど近いタコマという場所に住まう、母の姉を頼って渡米しました。単純な現実逃避で、今、考えてもアホですね。

そこで伯父と友人であったインディアンのおじいさんと知り合います。姪が日本から来るんだよという伯父の話に、おじいさんが養殖していたサーモンをプレゼントしてくれるということで、伯父と一緒にリザベーションに挨拶に行きました。そこで、おじいさんに掌を見せて?と意味のわからないことを言われ、言われるままに掌を見せました。

それの何がヒットしたのかは分かりませんが、「おまえは同じだ。しばらく預かるよ。」という流れで、サーモン一匹と交換される形で、インディアンのおじいさんと暮らすことになりました。後々、なぜ同じなのか?と問いかけてみたところ、生まれつき掌が異常に赤いことでした。よく火傷したの?って訊かれるレベルに赤い掌をしていたので、それが目に止まったとのことでした。

そこで北西海岸に伝わるインディアンの哲学や通過儀礼を学ぶことになります。単純に薪割りだけを延々と続けるとか、飼っていたヤギの乳しぼりだとか、割とどうでもいいような日常が続きます。その中で自分が何をみつけるのか? それを試されていることに、ある日気づくのです。割った薪は二度と同じ姿に戻せない。ヤギの乳も絞り方次第で、快くミルクを分けてくれることもあれば、私が雑に接すれば気を悪くして絞らせてくれない。毎日が違う日々で単純なルーティンワークではないことを知ります。そこが終ると色々な通過儀礼が始まりした。

ひとりで森にこもる。自分と向き合う時間です。その間、様々な野生の動物たちと出会うわけですが、所持品は毛布と百円ライターのみ。食べ物は何を食べるのも自由。なので狩りをしたければすればいいし、そうでないなら食べられる木の実を、動物や鳥から教えてもらうことになります。こうして自分も自然の一部であり、生きること、食べること、お互いの縄張りを荒らさないこと、共有スペースでの距離感を学びました。今の時代なら違法かもしれません。

そんな中にあったのがアニマルメディスンという、多様な動物たちが共存している距離感や、どう自分の能力を活かしているのか、他の種との関りの持ち方でした。メディスンというのはトーテムと呼ばれる動物たちが持っている働きのことを指します。そこには循環があって、私たち人間も循環の一部であることをリアルに体感します。けして神秘的な体験をするものではありませんでした。ただ自然崇拝というものが土台にあるので、自然への畏敬の念であるとか、何を大切に考えるのかの土台の形成には大切な経験でした。

そこに何ひとつシャーマニズムが関係していないとは言いません。その代わり精神世界と現実世界を生きるためのバランスの重要さを知ることができました。精神世界の表れが、私たちの生きる現実の世界ということです。

なので私が提供するサービスは、キャッチーでもなければ神秘的でもありません。なのでたぶん人気はないと思いますし、今現在、世の中に出回っているアニマルメディスンのスピリチュアルな解釈であるとか、パワーアニマルというものとは似てに非なる物です。併せて心理学も学んできました。ちょっと今どきではないのですが、私はフロイトさんの根源的な人の心理の解釈が好きなので、今もフロイト派なのです。そこをベースに夢の解釈などもしています。

結局のところ、あまり面白みもなく神秘的でもなくスピリチュアルでもないので、たぶんココナラさんでも、ご依頼はほぼ無いと思っていたりもします。

興味はあるよっていう方はご依頼の前にメッセージを頂ければ、私が提供できる物に関しては、きちんと説明させて頂きます。ジャンルとして成立しているものではないので、明確に占い、スピリチュアルというカテゴライズには当てはまりません。あくまでも自分は循環の一部であって、この世界にとって存在することに意味があることを、腑に落ちる形でガイドしていくのが仕事です。今の時代の流れには馴染まないかもしれないし、他の方に比べて安価な設定であることも、逆に信頼度を損なうのかもしれません。ただ、一度こういった世界に触れてみる機会として、ご利用いただけたらと願っています。日本に帰ってからは修験道を学んだりもしています。日本人の自然崇拝はインディアンの考え方とよく似ていますので、私の中ではそこの線引きはしていません。人間として自然に生かされていること、この複雑化した世界でシンプルに生きること。これをお伝えしていかれればと考えています。まあ、そんなこんなで色々学んでいる間に、強くなりました。おかげさまで体調を崩すほど弱くなくなりました。目に見えないものが存在していても、つきあい方を覚えたことで乗り越えられ、現在に至ります。とりあず、こんな私ですが、よろしくお願いします。

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