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節分オニワソト!

バレンタインも過ぎといてなんですが、
今日も少し面白い…(いや、単に無知なだけか?)
子どもとのやりとりを。

節分を明日に控えた2月の2日、こんな話題を振ってみた。

「節分ってなんの日?」

こういうことを僕が接する子たちはほぼ100%知らない。
が、調子のいい奴ってのはやっぱりいるもんで、
威勢よく答えるものの大抵間違える。

そもそも「セツブン」がどういう字を書くのかすらしらないし、知ってても漢字から意味を想像しようって発想もない。

だからこういう答が出る。

「豆投げる日です!!」

いやそれは、その日に何をするのかって話でしょ。

で、違います!!!と即答すると、次はこれ。

「鬼に豆ぶつける日です!!」

いや、それさぁ…もう否定するのもめんどくさい。

で、一応教えてやる。

「クリスマスはケーキ食べる日って言わねぇじゃんよ、あれはイエスの誕生祝いでしょ」って前振りして、

じゃあセツブンって何なのよ?

すると10人くらいいるのにしーんとするから少し目先を変えてみる。

「そもそもセツブンってどういう字書くのか知ってんの?」

で、また珍回答続出。

「説文」

いやトリセツか!西野カナじゃねぇわ!

「接粉」

パン粉か!!!つなぎじゃねぇわ!

なんて瞬速ラリーの中、ぽろっとスカした感じで正解が出る。

と同時に、

「つまり何を分けんの!?」

と追い打ちかけてようやく正解にたどり着く。

「季節の分かれ目ですか?」

大拍手。

こういうやりとりひとつで、
暦の話も、当たり前の知識の「向こう側」をきちんと考えてみる姿勢も、「漢字」という素晴らしい表現の奥ゆかしさも、体感しながら学んでいける。

目的を決めて、
こちらがゴールを定めて始める必要はない。
その場で生まれる疑問の連鎖こそが、
最上の教材。

ご一読に感謝。

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