ピエール・エルメ・パリ × アニエスべー

ファッションブランドによる、”ソフトライン”を飛び越えた異業種コラボが増えてきた印象。

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フランス発ファッションブランドのアニエスべーと、パリ発のピエール・エルメのコラボレーション。片方がもう片方の受け皿(=コンテンツ流用)になるだけでなく、双方向で商品展開をしている素敵な事例。

アニエスベーとピエール・エルメ・パリは、2021年春夏シーズンに初のコラボレーションを実施します。
リアルなフレンチスタイルを提案しつづけてきた両ブランドによるアール・ド・ヴィーヴル(生活芸術)をお楽しみください。

セーヌ川のクルーズを舞台に、ブランド発祥の地パリに思いを馳せたアニエスベーの今季シーズンでは、代表的なストライプTシャツをエクリュカラーに縦縞であしらい、エレガントかつリアルなストリートスタイルをイメージした新しい形で展開。

引用:アニエスベー × ピエール・エルメ・パリ  2021年春夏シーズンにコラボレーションを実施

アニエスべーの伝統的な主力商品はボーダーシャツだったはずが、この取り組みでは縦ボーダーに。それでもしっかりアニエスべーとして認知できるのは、ブランドの為せる技で、しっかりとスイーツにも落とし込まれている。

また一方でピエール・エルメの主力商品はマカロン。それを模したバッグをアニエスベーから展開し、両者がしっかり手間ひまをかけたアウトプットになっている。タイミングはバレンタイン合わせだけど、終了してからもこのバッグは大いに活躍しそう。

昨今、ファッションブランドが雑貨やホームカテゴリーといったソフトラインを飛び越えて、フードやヘルスケアにどんどん入ってきている印象。
但し、下手に取り組むとパッケージだけの取り組みになってしまい、ブランド価値が消費してしまうケースがある。しかし、この両者は、どちらかに頼らない双方向で踏み込んだ取り組みになっていて、初対面で素直に「素敵だなぁ」と純粋に思わせてくれる企画。

後、アニエスべー、ピエール・エルメの両方のグローバルサイトで情報が出てこないのですが、これもしかして日本限定の企画なんじゃないかな、と。フランス発ブランドが日本で出会って、コラボレーションする。両社内でも日本のユニーク企画として注目されている気がします。

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参照:




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