「リバレッジ」とか効いてるのか? GoToトラベル

Go Toトラベル事務局より「OTA経由の予約のみを対象とした施設で紙クーポンを発行する場合は、管理アプリを使うように」というお達しがあったので、ようやく公にアプリ使用を推奨するようになったみたい。

しかし、「必ず読むように」というリンク(gotoトラベル公式サイト)へとんでも、そこにはアプリダウンロードのリンクもなければ、使い方の説明もない。

PDFのマニュアルを開くと、ようやくアプリダウンロードリンクと以前に紹介した、使い方をごく簡単に紹介したようなyoutube動画のリンクにお目にかかれる。

〈Go Toクーポン配布管理App〉
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.densowave.goto&hl=ja
〈「Go Toクーポン配布管理App 」の使い方動画〉
https://youtu.be/56oTuG4svNg

いつのまにか、google playにもアプリが上がってたのね。
それにしてもレビュー評価はすこぶる悪い。

私も最初エラーでログインすらできなかったが、なんとかログインでき、QRコード読み取りによる方法で、お客さんに紙クーポンを渡すことができた。
ところが発行済のクーポンの番号とか枚数の履歴を確認するような機能は一切ないので、どうにも不安を覚える仕様である。
不安なので、結局発行した分の番号を控えておくことにした(これではアプリを使う意味がないのだが)。

いっぽう宿的にはなにもしなくていいのでありがたい電子クーポンですが、こっちは案外使える店がすくなく、コンビニでもファミマやローソンは紙クーポンにしか対応してないようです。

使用期限がチェックアウト日までだし、はたしてどれだけの人がちゃんと使い切ってんでしょうか?
使っているとしても、多くの人がわかりやすいコンビニなどに落としてそうだし、じっさいに苦しんでる個人商店にどこまでこの効果があるのか疑問。

「この施策では投入した金額以上にリバレッジが効くから、ただ給付金をばらまくより何倍もの経済効果が期待できるのだー!(ドヤッ)」なんてもっともらしいこといってた人がけっこういたけど、実際あとでちゃんと、どれだけ使われたのか? どれだけゴミになったのか? ほんとうに助けを必要とする人たちのところにお金が届いたのか? をしっかり検証していただきたいものです。

紙クーポン、電子クーポンそれぞれが使えるお店を確認するサイトがあります。
https://map.goto.jata-net.or.jp

利用期間が短いですから、出発前にあらかじめ地域の使える店を検討しておくのがいいかもしれませんね。
もちろん、どこで使うのも使わないのもお客さん自由。だけど、できることなら、またいつか訪れたい場所、訪れたいお店を応援するような形で使っていただければありがたいですし、それが縁で、旅行者と地域に住む人とのいい関係ができたら最高ですね。

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