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JORDAN CP3.XI レビュー

 先日のバスケで履いた「JORDAN CP3.XI」の個人的なレビューを書いていきます。
 私自身はこの靴を"マイサイズ"(24.5cm)から「0.5cmサイズアップ」で「靴下2枚履き」+「足首サポーター着用」の上、インソールは「SUPERfeet Green」に交換しての使用、という事をご了承のほど。

※このバッシュは2018年5月頃に、輸入代行業者を通してナイキUSAの公式オンラインストアから購入

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・フィッティングについて

 まず「サイズ感」については、ナイキのグローバルラストの中でもやや細長く、歴代の「CP3シリーズ」とほぼ変わらない造り。
ただし、このカラーはほぼ「全面スエード」なので、最近の柔軟性の高い素材と比べると「融通が効かない」ように思う…。

 靴紐と連動させたサイドのナイロンバンドでアッパーを包み込むように締め上げ("Flight Web"と呼ぶらしい)、そこにストラップも加えた「ロックダウン」は強固。
 この靴は自分にとって「ハーフサイズアップ」にも関わらず、靴紐を締め込めば本当に「ガッチガチ」というくらいの「固定感」が得られる…。

 その"Flight Web"という機能があるとはいえ、この「ガッチガチ」な感じは、まるで素材が「レザー主流」だった「レトロバッシュ」を思わせる。
 むしろ、その"Flight Web"のおかげでさらに強固になっているように思えるが、そんな「ガッチガチ」のアッパーが自分の足に馴染むまでには、やはり半年くらいは掛かったと思う…笑

・ソール剛性について

 ソール周りについても、ぎっしりと詰まった厚みのあるミッドソールのおかげで「ガッチガチ」の剛性。笑
 その厚みのおかげで衝撃吸収性も高いが、やはり屈曲に対する剛性も高い為、体重の軽い自分ではこのソール剛性の「扱い方」に慣れるまでにかなり時間が掛かった…。

 ミッドソールの厚さは当然「地面との距離」を遠くしているが、アウトソールがフラットでクセの無い造りなので、「接地感」自体はそこまで悪くはない。
 むしろ、そうしたソール周りの「安定感」のおかげで、遠慮なく踏み込める事は大きなメリットのように思う。

 このように、ソールの剛性自体がとても高いという事は、当然踏み込んだ際の屈曲からの「復元スピード」は速く、「反発力」も高い。
 とはいえ正直、履き始めは私の体格&身体操作では扱い切れていない感じだったので、やはり基本的にはある程度「体重があって」、「身体能力も高い人」向けのソールだと思う。

・グリップ力について

 アウトソールの「グリップ力」も良好。
このカラーはクリアラバーなので埃を拾い易く、乾燥の酷い冬場のフロアではさすがに滑り易くなるが、それでもクセの無い造りのおかげか大きくスリップする事は滅多にない。

・総評

 個人的な「総評」としては、ある意味とても「勉強になった」一足。
 変な表現だが、アッパー・ソール共にとても剛性が高いので、やはり体重の軽い自分には相当に扱い方が「シビア」で、結果的に色々と「身体」について考えさせられるバッシュとなった。

 また、現在はアッパーもクッションもヘタってきたのか、実は個人的にとても「ちょうど良い」状態になっているので笑、そういった「バッシュの劣化」について、初めてしっかりと「勉強」する事が出来た一足でもある。

 さらに付け加えると、このバッシュが個人的に初めて「海外から購入した商品」であったりもする。
この時は「輸入代行」に頼り、手数料・送料含め¥2万越えになってしまって、その点でもある意味「勉強」になった思い出が…。
つまり、自分にとって色々と「思い入れのあるバッシュ」、という事です。笑


P.S.

 この靴の「カラーネーム」は(確か)「Rocket Fury」。

 そう、NBAのファンの方ならピンと来たかもしれませんが、このバッシュの「シグ主」であるクリス・ポール本人が、このシューズが発売された当時に所属していた「Houston Rockets」をイメージした「カラーデザイン」になっているのです。

 そのロケッツが、昨年開催された「NBA JAPAN GAMES 2019」の為に来日する事が決まった時、そのポールをプレイヤーとして尊敬しプレイの参考にしていた事はもちろん、ポールの「シグネチャー・バッシュ」も好んで履いていた私は、もし観に行く事が出来たら、このゲームにこのバッシュを履いて行こうと決めていました。

 その後、私自身は無事にチケットを入手し、初めて「生でNBAを観戦する」という長年の「夢」が叶ったのですが、しかしこれもNBAのファンの方々ならご存知の通り、その直前にポールはトレードでロケッツを離れてしまったのです。

 そうして、残念ながら私が密かに抱いていた小さな「夢」は儚く散り、正直観に行くかなりギリギリまで履いていくバッシュに悩みました。笑

 レビュー中にも「思い入れのあるバッシュ」と書いていますが、バスケで実際に履く事以外に、これほどまでの「思い出」が詰まったバッシュは今までに無かったので、そういう意味でも今回のこのバッシュは個人的に「特別な一足」です。

 ちなみに、「NBA JAPAN GAMES」当日は、結局「Jordan Why Not Zer0.1 PFX」を履いていきました。

 この当時、まだ加入したばかりで怪我明けだったウェストブルックよりも、正直ハーデンの方が個人的には「注目選手」だったのですが、ハーデンのバッシュは持ってなかったので…笑

※2020年11月10日、冒頭の"マイサイズ"についてや項目の"名称"を修正

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