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ペプシ125周年125日キャンペーン

1898年8月28日にペプシコーラが誕生してから今年で125歳のペプシ。
誕生日の8月28日から12月31日までの日数もなんと125日!
祝福ムード満載のペプシは8月28日から大晦日まで125の様々なキャンペーンを行うことを先月発表しました。

画像:公式ウェブサイトより

ご存知の方も多いと思いますが、ペプシは音楽(特にポップミュージック)とカルチャーはブランドのDNAでもあり、今回の125周年では音楽、カルチャー、スポーツなどを絡めた没入型体験、SNS、プレゼントキャンペーンなどを展開しています。
今回のブログでは125周年にまつわるキャンペーンの一部をご紹介します。


8月:125周年記念ムービーはゼロ・シュガー缶

125周年を祝福したキーヴィジュアルのペプシ缶はゼロ・シュガー。
ペプシに限らず、かつて様々なドリンクの多くは「ゼロ・カロリー」や「ダイエット」という表現が使われており、ダイエットを謳う商品が消費者の興味を惹きつけました。
しかし、近年では健康への意識が高まり、ダイエット効果よりも含まれている成分が自分の健康にどう影響するかへの関心が高く、ゼロ・シュガーの飲料や食品が増えています。
ペプシもゼロ・シュガーが最も急成長している商品で、すべてのコミュニケーションにおいてゼロ・シュガーをメイン製品としてリードしていくとペプシCMOのトッド・カプラン氏がAdAgeのインタビューで話していました。
(今年の3月に新ロゴが発表された時もゼロ・シュガー缶を使用)

8月:プレゼントキャンペーン

8月28日の誕生日当日に「PEPSI125」と81234の番号へテキストを送ると、ペプシを無料プレゼント。

9月:過去のミュージックビデオCMの公開

1986年のティナ・ターナーから、2001年のブリタニー・スピアーズまで過去に音楽アーティストとコラボレーションしたミュージックビデオCMをYouTube、Instagram、X、Twitter、ThreadsなどのSNSで公開。
ただ、ファンの間では「ペプシと音楽と言えば、マイケル・ジャクソンなのに何故出てこない・・・?」という疑問や批判の声も出ています。
マイケル・ジャクソンが125周年に登場するかしないかについては何も発表されていませんが、ファンがコメント欄にマイケル・ジャクソンとペプシの数々のミュージックビデオを投稿しており、ファンとブランドの間にある種の対話が生まれているなぁと感じます。

9月:開催MTVのビデオ・ミュージック・アワードに過去のCMがリマスター版で登場

2001年にOAされたブリトニー・スピアーズとのミュージックビデオCMと1989年のマドンナとのミュージックビデオCMのリマスター版が再び全国放送で登場。
マドンナのバージョンでは、
"Cheers for disrupting the status quo(現状を変えていくことに乾杯)"、
ブリタニー・スピアーズでは、
"Cheers to Britney, always iconic(いつの時代もアイコニックなブリタニーに乾杯)"
と映像の最後にはそれぞれ新たなスローガンが加わっています。

10月:期間限定の飲食店「ペプシ125ダイナー」がニューヨークにオープン

画像:公式ウェブサイトより

2021年から始まったプラットフォーム「Better with Pepsi」では、ペプシと合うファストフードを非公式な形でコラボを行い、ペプシが色んなフードに合うことを提唱した広告が反響を呼び、昨年のカンヌライオンズでもOOH(交通広告部門)でゴールドを受賞していました。
そして今回、Better with Pepsiシリーズで期間限定のレストランをNYにオープンし、一人50ドルから2時間単位で予約ができ、ペプシにあった3コースの料理、無料でペプシとカクテルが提供されます。

Better with Pepsi(画像:Marketing Diveより)

以上、ペプシ125周年のキャンペーンをご紹介させていただきました。
アメリカでしか体験できないキャンペーンなどもありますが、125周年を祝福したキャンペーンはまだ100日以上あるので、引き続きウォッチしていきたいと思います!

NYタイムズスクエアの3Dヴィジョンに登場(画像:Pepsi Instagramより)

執筆:高嶋くらら