E資格の勉強に使った本_2020.3.6

前回の記事にも書きましたが、2月22日(土)にE資格を受験し、合格しました。

今回は、E資格の勉強をするにあたり参考にさせていただいた本を紹介します。

(といっても、全然勉強できませんでした・・・)


①受験にあたり参考になった本

①-1 機械学習系
・機械学習図鑑
 機械学習の有名どころのアルゴリズムが図を交えてとてもわかりやすくまとめられています。SVMやkNNは特に参考にさせていただきました。kNNに至っては試験に出題された問題と類似した図や説明もあります。
・機械学習のエッセンス
 機械学習図鑑の監修をされている加藤公一さんの書籍です。この本、機械学習とタイトルにありながら機械学習に関する章は全ページの約1/4しかありません。残りの3/4は数学や統計に関する説明とコーディングに割かれており、機械学習の土台となっている部分をみっちり学ぶことができます。
・機械学習理論入門
 実はこの本は2年ほど前に購入し、E資格の存在を知るはるか前から読んでいました。機械学習とはなんぞや、というところはこの本から学びました。ところどころ数式が出てきますが、わかりやすいグラフと文章である程度理解はしやすいかと思います。

①-2 ディープラーニング系
・ゼロからつくるディープラーニング
 私が機械学習をかじり始めた頃、有識者のツイッターを読み漁っているとほとんどの方が推していたので即購入しました。いまやディープラーニングの鉄板の入門書となっています。この本で特に読み込むべきは5章以降ではないかと思います。誤差逆伝播法をグラフで理解するところはやり込んで理解しましょう。なお誤差逆伝播法を理解するには合成関数の考え方、偏微分の知識はマストです(言葉面は難しそうですがそんなに難しくありません)。疲れたら、8章の中盤以降にあるディープラーニングの実用例をみて休憩してください。
・ゼロからつくるディープラーニング2
 ゼロつく2は1を買って「一応2も買っとくか」程度の気持ちで購入しました。自然言語処理は興味がなく、E資格を受験すると決めるまでは1ページもめくっていませんでしたが、ゼロつく輪読会に参加することもあり読みました。参考になったところは6章のLSTMに関するところです。自然言語処理を学ぶのに適した本だと思いますし、LSTM、Attentionに関するところは受験する上でとても参考になると思います。前回記事にも書きましたが、私は受験するに当たりコーディングはほとんどせず知識を蓄えることに注力したため、ゼロつく2の本当の恩恵は受けていませんがコーディングとあわせて進めるとより理解が深まると思います。

①-3 数学系
・最短コースでわかるディープラーニングの数学
 この本は、E資格の受験資格を得るために受講する講座の修了試験対策のために購入しました。すべての章をやり込めていないのですが、理論編を理解するだけでもかなり機械学習(ディープラーニング)の理解度が変わると思います。この本で合成関数について復習し、その後ゼロつくの誤差逆伝播法の章を学んで「こういうことだったのか!」となったときは嬉しかったです。
・プログラミングのための線形代数
 この本は「線形代数とはなんぞや」というところを理解するには非常に適した本だと思います。ただ、E資格に直接つながるかといえば疑問です。ディープラーニングや機械学習には行列計算がつきものなので、行列ってなんぞや、線形代数ってなんぞや、と感じる方にはおすすめですが、試験合格さえできればいい、という方は読まなくても影響はほとんどありません。


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