今日は、朝からいい天気です。今日も1日ご安全に。
韓国から突然、石油・天然ガスが見つかったー!という発表があったのだが、国内でも賛否両論のようで。
尹大統領「東海ガス田のボーリング承認」…産業部「商業開発2035年」
ボーリング調査をしないと、なんとも言えないという話なのだが、そうだとしたら、何を根拠に大規模な油田があると言えるのだろうか?
ボーリング調査に1か所1000憶ウォン必要で、最低5カ所なので、合計5000憶ウォンだ。かなりな金額だ。それでも、出てくればまだいい。
韓国産業部、尹大統領の「浦項石油試掘」突如発表に当惑…「大統領室が決定」
こういう発表をすればエネルギー関連の株が買われるのは定番だ。ボーリング調査の結果も、先になるので、今回の結果で支持率が上がれば、その期間はなんとか政権を保てるかも知れない。
しかし、こういう時に上がった支持率は、少し時間が経てば、元に戻ってしまうし、油田がなければ、一気にその支持率も失ってしまう。かなりな賭けだ。
韓国の「石油・ガス埋蔵」、経済性評価は時期尚早…業界「掘ってみないと分からない」
「探査資源量とは、物理探査の資料解釈を通じて算出した推定埋蔵量で、ボーリングを通じてはまだ確認されていないものを指す」ということなので、資料解釈を通じて算出した推定埋蔵量という、資料を読んで、自分の都合の良いように解釈して、推定してみた埋蔵量とも言える。
結局、ボーリングしないと何もわからん!という話に落ち着く。最近話題になっている中米のガイアナでも大規模な油田が採掘され、経済が一気に上向いている。
2015年にエクソン・モービルがガイアナの沖合200kmで発見して、2019年に生産を開始している。生産をしながら探査地域も拡大して、新たな油田がみつかったりしている。ボーリング調査で、商業生産に向かない場所もあるので、石油が見つかっても、全てが生産できるものでもない。
隣国のベネズエラが石油が出てきた沖合の場所は、ベネズエラの土地だと言い出していたり、資源が発見されれば、こういう事はどこでも起きる。
尖閣諸島も、中国が領有権を主張し始めたのは、海底資源が見つかってからだ。結局、エネルギー、資源問題ということになる。
国に金が入ると汚職も問題になってくる。急に金持ちになると使い方がわからん!というやつだ。国も豊かになって、国民の生活も豊かになるだろう。税金も免除になり、社会保障も充実するが無料という感じになるだろう。
資源がある間はいい。資源がなくなってきたり、新しいエネルギーが開発された時が問題になる。資源がない国からすれば、羨ましい限りだ。何もしなくても国が全部支給してくれる環境というのは想像できない。
韓国の予想される埋蔵量は、そこまでではないので、経済的な恩恵は限定的だろう。
迎日湾石油を分析した米国の専門家が5日にも訪韓
アブル博士は、専門家であるのは間違いないようなのだが・・・別の記事でも、アブル博士の事が書かれている。
CEOが米堆積地質学会長出身…「迎日湾石油埋蔵分析」米アクトジオとは=韓国
物理探査というのが、弾性波検査ということで、調べてみると、海底の調査ではなかったのだが、コンクリートや地表を調べる検査方法としてはあった。超音波などを使って、海底の振動の違いを調べる方法ではないのだろうか?
振動の違いで材質の違いを予想し、過去のデータと比べることで、地底の材質まで特定する。そういう事なんではないだろうか?
この博士がエクソン・モービルにいたときに、あのガイアナの油田の開発にも参加しているので、実績があると言えばあるのだが・・・
この話題だけで、これだけ色々な記事が出てくるので、話題としてはいい。内容も、悪い話ではないので、色々と考えを巡らせるには面白い。