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日米から敬遠される韓国

【グローバルアイ】キャンプデービッド3国会談6カ月後に流れる「韓国疎外論」
 
 昨年8月18日、米国大統領休養地キャンプデービッドに集まった韓米日3国首脳の相性は非常に良さそうに見えた。

 ノータイ姿の3人の首脳が並んで小道を歩いて明るく笑う場面は3国同盟の現在と未来を見せているかのようだった。

 それから6カ月後。微妙な異常兆候が感知される。始まりは14日、日本のあるメディアで報道された岸田文雄首相の3月訪韓説だった。竜山(ヨンサン)大統領室は直ちに「推進しているものはない」とした。程度が調節された外交的論評ではなく否定から入ったことはどこか違和感を与えた。どことなく不快感がにじみ出ているようにも見えた。
 
 通常的でないことが次々と起きた。この日午後10時を越えて韓国とキューバの修交ニュースが電撃的に公開された。まさにサプライズ発表そのものだった。韓国政府の長年の宿願であり、水面下で続けてきた刻苦の努力が結んだ実であることを勘案すると、予告もなく深夜に突然公開したのは意外だった。韓国政府は米国にも12時間前にこれを知らせたという。

 翌15日、韓国・キューバ修交に関連して米国務省が出した論評も通例とはかけ離れていた。「大韓民国の主権的決定を尊重する」とコメントした。「支持」や「祝賀」はなかった。外交用語で「主権的決定を尊重する」という捜査は(1)特に反対しない(2)歓迎しない(3)遺憾だと考える、の3つのうち一つである場合が多い。

 米国とキューバの関係が良くないためという見方もある。そうだとしても米国が日本の北朝鮮への接触の試みには確かな支持を送っていることと比較するとはっきりと温度差が感じられる。岸田首相の訪朝推進説に関連し、米国務省のジョン・パク北朝鮮担当特別副代表は16日、「日本の対話努力を強く支持する」と述べた。

 日本の北朝鮮との関係改善努力も、そのような日本に対する米国の支持も納得はいく。支持率が底をついた岸田首相は政局反転の突破口が必要であり、バイデン政府は4月訪米を控えた岸田首相に渡すプレゼントを考えたかもしれない。

 それでも最近「異例」「電撃的」「予想外」などの表現でなければ説明しにくい一連の状況が続くのは釈然としない。ワシントン外交界では、そうこうしているうちに韓国だけ疎外されるのではないかという話が流れ始めた。米大統領選挙などを契機に北朝鮮が米国・日本と直接取引をして韓米日協力に亀裂を入れようと考えを巡らせているかもしれない。韓国政府が周辺国の動きを綿密に調べてみるべき時だ。外交・情報チャンネルを総動員して韓米日間の疎通と協力をより一層確実なものにしなければならない。

https://japanese.joins.com/JArticle/315646

 韓国がキューバとの修交をしても、米国には関心がないだろう。日本と北朝鮮との関係改善の方が関心が高いのは誰が考えてもわかる話だ。

 米国は、韓国を一番重要なパートナーと考えていて、日本はそれ以下という韓国のいつもの先入観で考えれば、「なぜ、アメリカは日本を優遇するのか?」「韓国への愛はないのか?」となるのだろう。

 しかし、この記事を見ても思うのは、韓国はいつも自分達の立場でしか物事を見ていない。アメリカからの視点。日本からの視点という重要な部分が外れている。

 北朝鮮は、韓国を敵視しているので、韓国が敵視している日本と関係改善を図るのは当然の話だ。敵の敵は味方という事だ。日本との関係改善で、更にアメリカとの交渉もできるのか?というのを探っている。韓国は、どうでもいい。むしろ、日本、アメリカと北朝鮮が関係改善に動き出せば、韓国は遅れてはいけないと、いつものように割って入ってくる可能性も高い。

 日米と中国、ロシアの関係だけ注力していれば、韓国はどうでもいいというのが、北朝鮮の考えるところだろう。日本も北朝鮮との関係が改善しても、得られる効果は少ない。結局、北朝鮮も日本からの経済支援だけが目的だから。

 ウクライナの件では、日本はウクライナ支援を言っている。北朝鮮はロシアに弾薬などの軍事物資を売っている。その北朝鮮との関係を改善して、経済支援でもすれば間接的に、ロシア支援としているとも判断される。

 単純な2国間の話ではない。日本との関係性も、韓国は改善したように報道しているが、実際は何も変わってはいない。アメリカも、韓国外しは進んでいるし、日本も呼応して韓国外しをしている。

 支持率も低い尹大統領が、反日、反米に傾くのは時間の問題で、次の政権は反日反米の野党がなるだろうから、韓国外しは既定路線だ。

 大国の狭間で生きている韓国なのに、いつも韓国が中心のような気でいるので、読み間違う。アメリカも、日本も韓国との関係は、二の次だ。

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