見出し画像

ドミニカの方々との交流

私は2月から3月にかけてドミニカ共和国(以下、ドミニカ)へ行ってきました。
まず、私が何を目的にドミニカを訪問したかと言いますと「野球を通して相互国間の友好関係を築く」という目的の元、外務省の広報文化外交の一環である「中南米対日理解促進プロジェクト」というプロジェクトの一員として訪問しました。数回の記事の投稿で私の経験を紹介させて頂きたいと思います。

この記事では、ドミニカ現地の人々と交流したことについてまとめています。

1. UNPHU、在ドミニカ日系人らと交流試合

我々はUNPHUとチームを組んで、Uリーグの選手達と交流試合をしました。UNPHUの大学生達はプロを目指して頑張るのではなく、野球を楽しむことにフォーカスしていました。一方、日本の大学生はというと、まだまだドラフトでのプロ入りを目指して頑張っている選手も数多くいますよね。やはり22歳ではドミニカではあまり評価されないのが現状だということを肌で感じました。

ドミニカでは野球が人気なだけあって他の学生達も試合を見にきて楽しんでいました。試合は引き分けに終わりましたが、本当に良い経験となりました。

続いて、在ドミニカ日系人らとソフトボールの試合を2試合しました。在ドミニカ日系人は現在も約800名ほどおられます。日系人は日本での既住歴がある方や全くない方がおられ、試合後に日本の食文化などを意見交換できました。試合は2試合とも我々が勝ちました。


2. アロージョオンド学校で日本文化の発表

アロージョアンド学校とは、首都サントドミンゴ市内にある私立の高等学校で、比較的富裕層の子供達が通う学校です。そのため、野球をしている生徒は1人もいませんでした。

我々はゲストティーチャーとして日本の文化に関する授業を60分間させてもらいました。

具体的な内容は、日本の位置、日本人の国民性、日本の食文化、日本の四季、東京オリンピック、日本の体育です。

質問がひっきりなしで本当に活発な良い時間が過ごせました。また、担任の先生方が日本について詳しいことに驚きました。戦争や震災といった日本の暗いニュースに加え、急速な発展のことなど生徒に既に教えてくれていたようでした。やはり、日本といえばアニメの印象が強いみたいですね。日本に行ったことがある生徒も1名いました。

中でも最も印象深かったことは、私が逆質問で「ドミニカの高校生にとって1年間で1番楽しみな行事は何ですか?例えば日本の高校生だと文化祭や体育祭なのですが。」と尋ねると、1人の生徒が「特定の楽しみにしているイベントというより、明日が休み(要するに金曜日の夜)ということが1番な楽しみだ」という回答をしました。すると、全生徒がまさにその通りだという反応をしていて、これには驚きました。これも、やはり国民性が関係あるんだろうなと思います。沢山質問してくれた高校生達、有難う!


3. ホストファミリーとの交流

我々は1日だけホストファミリーと過ごしました。ホストファミリーの方々には旧市街地やボカチカビーチに連れて行ってもらいました。彼らは日本について非常に興味がある方々で、英語で交流しながらそれぞれの文化について意見交換しました。

ボカチカビーチは息を飲むほどの美しさで、是非機会があれば皆さんにも行ってみてもらいたいです。コロナウイルスが収まったらの話ですが、いつになるのやら。

私は彼らとは帰国後も交流を継続しており、現在は両国のコロナの状況について話しています。サントドミンゴはスペインの名残があり、非常に歴史を感じました。繰り返しになりますが、是非一度訪れてみてください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?