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コロラド博士のJack in The BoxNo.006 2023/07/30(GMT) コルジ・ローゼンタール・ボックス質疑応答編

1.寄せられた質問など(随時追加)

今回は、これまでに寄せられた質問への回答集とします。004の末尾の質疑応答について独立させた記事です。今後、質問が寄せられる都度加筆してゆきます。

Q1.フィルタは組み立て式と折り畳み式があるがどちらが良いのか?

A1.本質的に違いはありません。フィルタの規格が同じならば、隙間がないように組み立てられる限り何を使っても構いません。


Q2.自動車用エアコンのフィルタは使えるか?

A2.自動車エアコンのフィルタは、HEPAでなくMERV13相当です。その為合衆国版の装置特性となります。したがって、1時間あたり10回程度の濾過が出来る室内での運用が望ましいです。また濾過後の空気にはエアロゾルが残留しており、直接顔に風を当てるような使い方は推奨できません。具体的には、ワンルームマンションは、40立米程度ですので10分に一回の全濾過となり、一基でなんとか間に合いますが、ファンの流速が小さい場合には、二基設置となります。自家用車の車内でしたら、アメリカンサイズのミニバンやハイエースまで大丈夫です。


Q.3 コロナが終わったら邪魔になるのではないか?

A.3 コロナが終わっても強力な花粉症対策となります。またフィルタは、使い捨てなので分解してファンをサーキュレータとして使えばよいです。無駄が無いという点で、いかにも合衆国らしい合理主義の産物です。
また日本は、コロナ対策に完全に失敗しましたので、今後10年程度は継続する前提で対策する事をお勧めします。


Q.4 プレフィルタはどのようなものが良いか?

A.4 日本式に採用しているプレフィルタは、本来は不要のものです。HEPAは、大きな埃などが大敵なので、埃除けに出来るだけ空気の流れを妨げない=荒いものが推奨されます。プレフィルタは、汚れてきたら交換すればよいです。


Q.5 HEPAフィルタの活性炭や銀コート、抗ウイルス加工などは意味があるか?

A.5 本質的には意味がありません。フィルタの性能を損なわないのならばあっても構いませんが、求める性能を向上させるものと評価しておりません


Q.6 既製品はないのか?

A.6 装置特性は異なりますが、クレアウィン・ボックスが製品化されています。筆者は、この製品については、まだ調査中ですので諸元は、発売元にお問い合わせください。


Q.7 互換品のHEPAフィルタで問題ないか?価格が倍ほど違うが?

A.7 純正品と互換品のHEPAフィルタカートリッジの価格差は、2倍近くあります。残念ながら互換品のフィルタが、本当にHEPAであるか否かは分かりません。
但し、HEPAであると商品説明に明記している場合は、それが嘘であれば不当表示となりますので市場から淘汰される事になります。
したがってメーカー、販社の表示を信用するという事になります。
但し、妙に安っぽい、薄っぺらいなどの場合は、性能不良の可能性があります。
互換品を採用する場合は、必ず商品説明にHEPAフィルタであると明記されている事を確認した上で、ユーザによる評価でHEPAではないと示すものがない事を確認してください。
そのうえで製品が妙にペランペランなど安っぽい場合も危ういです。
運転条件が悪くない限り年に一回の交換ですのでメーカー純正品を安心料として採用する事もありです。


Q.8 カートリッジだけでなく空気清浄機そのものの採用はだめなのか?

A.8 空気清浄機の1時間あたりの濾過容量が十分であれば製品そのものを採用しても構いません。


お問い合わせやご質問があれば、筆者のTwitterアカウントまでお寄せください。


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