ベイスターズ首脳陣問題

お断り

今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。

監督コーチ

三浦監督は周囲に気を遣う調整型の監督なのでシーズン序盤やりたい野球ができてなかった感じがします。青山ヘッドコーチも強烈なリーダーシップと作戦に関しての決断力を誇るラミレス監督の下でコーチ、選手への伝達と調整をしてきた調整型ヘッドコーチなので三浦監督と見合ってしまってチームの方向付けがうまくいってなかったように見えます。ラミレス監督はデータ依存度が高く、選手起用の組み合わせでチームを勝利に導くセイバーメトリクス向きのMLBスタイルの監督でした。このスタイルはヤクルト高津監督やロッテ井口監督とも共通するものです。一方三浦監督はベイスターズ初期の近藤昭仁監督の野球に影響を受けている感じがします。バントの多用などはデータを無視したスタイルです。ただバントが試合の流れを変えることがあることはあるので使い方次第だとは思います。いずれにしろ選手が強引に試合を作るということに慣れていないチームなので外国人選手もいなかった3,4月は惨敗する結果となりました。投手起用についてもモチベーターと言われるブルペンコーチだった木塚を当初ベンチコーチに持ってきてしまったりしてうまく行きませんでした。データで投手起用するラミレス監督時代はどの投手をどこで用意するかがわかりやすかったそうですが、2021年は投手起用の方向性が定まらず準備できていない投手が起用されたりしていたとも言われます。投手コーチと監督との向き合いも考えるべきでしょう。打順についても2番に打てないが器用な打者を配置してしまうことがあり、坪井コーチからは「上位には出塁率が高い打者を置くべき」と強く言われていたようですが監督との考えの違いもありベンチから外されることもありました。投打が噛み合わない理由にはベンチワークもあると考えられます。

作戦コーチが重要

走塁面や打撃面に関してトータルの作戦パターンを選手に覚え込ませる作戦コーチが重要だと思っています。走塁コーチと打撃コーチがそれぞれバラバラに走塁と打撃を教えてもそこは線で繋がりません。どういう意図で打撃をするのか?どういう意図で走塁するのかを作戦コーチが先頭に立ち選手にレクチャーすべきだと思います。ランナー1塁で3塁ゴロでダブルプレーが多いのは、進塁打になるためにどちら側に打つとかいう意識が希薄だからといます。ラミレス監督のように選手のポテンシャルや打撃の方向性などで選手起用をセイバーメトリクスで決める監督であれば作戦に依存しなくてもある程度は勝てますが、三浦監督はそうではないようです。そういった意味では作戦面を見るコーチが非常に重要になってきます。それがヘッドコーチなのか、作戦コーチなのかはわかりませんが戦術のパターンを教え込めるコーチを置くべきです。現在いるコーチ陣の中では二軍監督の仁志、二軍コーチの田中浩康は作戦面で現役時代からいろいろなパターンを知っている人材だとは思います。

バッテリーコーチ

投手の逃げの配球などを見ているとバッテリーコーチについても見直しが必要かと思います。山本を育てた藤田コーチのようにプロ経験がなくてもいいコーチはいます。ただ配球については百戦錬磨のバッテリーコーチがいてもいいような感じがします。経験が活きる分野もあるのでバッテリーコーチについては今一度検討してみて欲しいです。

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