ファンサービスの是非

排他的野球ファン

NPBのチームはファンサービスを本格的に始めたのは本当に最近だと思います。昭和の時代に日本ハムが少年ファイターズ友の会というのを募集して3000円程度でユニフォームを配り、大沢監督の指示のもと試合前に極力ファンへサインしたり握手したりするようになったのがファンサービスの走りではないでしょうか?1976年ぐらいのことだと思います。それまでは一部の選手はサインなどのファンサービスをしていたものの多くはファンサービスは試合で勝つこととファンとの距離を保っていたようです。1980年前後になると中日の足木広報という方の努力で球団事務所に往復はがきを送ると直筆サインを返してくれるサービスを開始しました。球団主導のファンサービスは少なく阪急が試合前に競走馬と福本選手を競争させるなど不思議なサービスがあるぐらいでした。年に1回のファン感謝デーとキャンプ時が一番選手との距離が近いという感じでした。現在ベイスターズなどは本拠地で毎試合のようにファンサービスがあり、勝利した試合の後はサインボールを投げ入れたりイベントがあります。このようなイベントは新規のファンを獲得する上では非常に重要でプロ野球を見て楽しかったと思える体験になります。選手にとっては負担になりますが、球団の管理の上で行われるファンサービスということで改善されながら進化しています。ただ新しい野球ファンを拒絶し排他的に古い概念でしか野球を見ることができない人たちもたくさんいます。代表的に祭り上げられる存在は日曜朝の大御所でしょう。(たぶん演出だと思いますが)

変化する横浜スタジアム

横浜スタジアムに来てみるとファンの楽しみ方も多様化していて旧来通り勝ち負けに拘るファンも相応にいるし、グルメに舌鼓を打つファンもいるし、dianaを応援するファンもいます。球場の雰囲気が何しろ以前と違います。何か横浜の首領気取りで勝手に横浜を語るなみたいなファンはいないし、溶け込みやすい雰囲気は野球ファン初心者にとてもいい環境だと思います。

でも勝たないといけない

大洋時代からの平均値よりラミレス監督の5年間はいい成績を残しています。ただ優勝には物足りないところです。勝つことによって野球初心者だったファンが成長して骨太のベイスターズにお金を落としてくれるファンになるはずです。そのためには勝つための努力も大事だと思います。

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