18股と無期限謹慎

プロ野球選手はモテる

ベイスターズには18股かけたことで、その中の未成年とのみだらな関係で書類送検された選手がいました。他球団選手はコロナ禍に於いてチームで禁止されている会食しかも不倫関係の女性を宿舎に呼んでいたということで無期限謹慎となりました。プロ野球選手は野球に於いて超一流ですから、一流のものに惹きつけられる女性がいることは間違いないでしょう。またテストステロンの値が高く闘争心が高いから競争に勝ち残ってきたということもあるので、性欲も人一倍強い可能性があります。私自身もいきつけの飲食店に当時ドラフト候補だった大学生選手が先輩と来ていてその会話にビックリしました。先輩が「お前、キャバクラはどうしてるんだ？」、ドラフト候補「1日1軒に抑えて体調に気を付けています。」、先輩「よく1軒で我慢できるな。その調子でプロになれ。」みたいな会話でした。いや毎日キャバクラ行ってるんだ・・・その方がすごいと思った次第です。そのドラフト候補は某球団の今でも主力選手でタイトルも複数獲得しています。有名な方とも噂になり数年間話題になっていました。プロ野球選手はモテるんだと思います。でもモテるのはプロ野球選手だけではありません。

英雄色を好む

福沢諭吉が「英雄色を好む」という言葉をはじめて使ったようですが、紀元前の英雄シーザーなどがその代表例で世界中の著名な政治家、軍人の多くはたくさんの子孫を残すことを目的としているのか多くの愛人を抱えていました。日本でも最近まで政財界の大物と言われる人の多くはたくさんの妾だったり、愛人を抱えていました。某球団の親会社を設立した方などは有名ですが100人以上の子供がいたのではないかと言われます。ある会社を乗っ取るために設立者の娘全員に子供を産ませよとして関係を持つなど今では考えられない手法で日本の経済界をリードしました。実はサラリーマン社長でも10年ぐらい前まではかなり愛人を囲っていたと考えられています。昭和の経済界の英雄の一人に数えられる経営者は実は隠し子が100人以上いて、死後財界団体がその存在を隠すために奔走したと言われます。ある企業の関連会社が運営する都心部だけあるマンションは、その企業の社長の愛人を住まわせるために作られていたとも言われます。企業のトップに立つような競争を勝ち抜く人たちは人一倍テストステロンがあり、性欲が激しいということはある程度歴史的にも証明されているのでしょう。

愛人の存在がバレない

10年ちょっと前までは会計的なチェックも甘かったので前述した愛人用マンションだったり、愛人が経営するスナックをこっそり関連会社の下の関連会社に入れたりして愛人を養っていました。日本企業の経営者が世界的に見て報酬が少ないのに愛人を囲えていたのは企業コンプライアンスが雑だったということがあるでしょう。生涯の生活（子供も含む）を面倒見てもらえる愛人は絶対に自分の秘密を他者には漏らしません。だから愛人が何人いようと愛人の存在がバレないのです。

三枚でどうだ？

時代が昭和から平成に代わった1989年に時の首相が神楽坂の芸妓さんに「もし愛人になってくれたらこれだけ出す」と指3本（30万）出したというスキャンダルがマスコミに伝わりました。これにより時の首相が退陣しました。政財界の大物が一時的な愛人を作ろうとすれば、確実にスキャンダルに繋がるということを世間に知らしめたのです。1980年代初頭に夕ぐれ族という愛人バンクという存在ができました。ただこれは当時の日本の大物が囲っていた愛人という生活基盤を保証する仕組みとは違い売春を言い換えただけの組織でした。つまりライトな愛人という存在に手を出すと危険であるということが1980年代の日本で証明されました。

スキャンダル発生

平成から令和に代わる頃、企業会計の内部統制は厳しくなり、国内でもコンプライアンスが重視されるようになりました。企業トップが会社の金で愛人を囲うということは難しくなりました。ただ競争を勝ち抜いた男に近寄る人は多いし、勝ち抜いた人々は近くで先輩たちのおいしい部分を多かれ少なかれ見て自分もそうなりたいという気持ちがあったはずです。近年、そういった企業幹部が素人（秘密を墓場まで持っていかない女性）に手を出しスキャンダルが告発され会社を去ったりする例が出ています。特に社内で手を出した場合に人事的にもみ消すことが難しくなってきています。教師に於いても長年性犯罪が曖昧だった部分が明るみに出ており、性犯罪者の再雇用について検討されています。女性が職場に元々多い学校のような場所でも近年まで「英雄色を好む」というような出来事が見逃されていました。プロ野球の事件が話題になった昨今ですが、日本国内のいわゆるリーダー格の人々もここ数年私生活面での変革を迫られているという事実があります。