見出し画像

ベイスターズ投手陣が良くなってきた

お断り

今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。

先発投手を固めた

ベイスターズは長年投手陣が揃わず下位に低迷しました。1982年に斎藤明夫投手がストッパー(当時はこのような呼び名でした。)に定着すると1988年までリリーフは斎藤投手で固定されました。1988年から中山投手がストッパーになり、1991年から佐々木主浩がストッパーになります、盛田幸妃投手とダブルストッパーの時期もありましたが、1999年までは佐々木投手がベイスターズのクローザーを務めました。ストッパーと呼ばれる投手は7,8,9回の3イニングは投げる火消し役でしたが、投手の分業化が進むと7,8回はセットアッパーと呼ばれる投手、クローザーは9回だけを占めるようになります。2000年からは木塚投手がクローザーとなり、2001年からは斎藤隆投手がクローザー、2005年からはクルーン投手がクローザー、2009年からは山口俊投手がクローザー、2014年は三上朋也投手、2015年からは山崎康晃投手がクローザーというクローザーを最優先に投手陣を構成する時代が続きました。2012年DeNAが親会社になってからはドラフトで即戦力投手を中心に獲得することで先発投手陣を固めようと努力しました。三嶋、石田という投手を開幕投手に指名するなどしながら投手陣の柱を作ろうとしましたが、選手の故障や不調で先発投手陣が揃ったことがありませんでした。一方で山崎康晃投手が不調な時期がありながらも2015年からリリーフに専念したことで、2015年ドラフト1位今永、2016年1位濱口、2017年1位東、2018年1位上茶谷を次々先発投手に振ることができました。理想通りに進んでいるわけではありませんが、2022年にようやくベイスターズの先発投手陣が固まりました。

先発投手は最低でも5回は投げる

先発投手が3回以内で降板するとリリーフ投手にそのツケが回ります。イニングを稼げない先発投手が増えたり、実績のない先発投手を入れないと試合をこなせなくなると早い回からリリーフ投手を準備する必要があり、必然的にリリーフに回す投手が多くなります。このため力がある投手をリリーフに回して試合を作ることになり、先発候補の即戦力投手が消費されてしまいます。かつてのドラフト上位即戦力投手では高崎、小林、加賀、須田といった投手がリリーフ投手として消費され、先発投手として力を発揮することなく早めにチームを去りました。こういった投手起用を脱することでチームは投手力を付けます。2022年のベイスターズはようやく先発投手を充実させて、戦力を厚くできる段階に来たと言えます。

防御率.348でリーグ3位

2022年9月28日現在でベイスターズのチーム防御率.348はリーグ3位です。ベイスターズの投手陣が底上げされたことが2022年2位の要因だと言えます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?