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98年V戦士(2試合登板だけど)大家

お断り

今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。

二軍投手コーチ5年目カットボールの伝道師

2018年にベイスターズの二軍コーチに就任した大家コーチ。エクスポズ在籍時代に設立した草津シニア出身の京山投手が入団2年目にコーチとして就任し、京山にカットボールを教えることでいきなり一軍先発ローテで6勝あげさせました。MLB時代からカットボールを操る大家は、バットの芯をずらすカットボールをベイスターズの若手に教えることで投球の幅を増やしました。今ではNPBの投手たちもカットボールを使うようになってきました。

1998年ベイスターズ優勝時は二軍で最優秀防御率

大家は京都成章高校からドラフト3位でベイスターズに入団すると入団1年目の4月に高卒1年目としては異例の初勝利をあげます。1998年優勝時は一軍では2試合しか登板してませんが、二軍の最優秀防御率を獲得。球団に申し出て98年オフにMLB挑戦します。1999年にはボストンレッドソックスに昇格しMLB初勝利をあげます。その後、2009年までMLBに在籍し、通算51勝をあげて10年間MLB選手として活躍しました。2010年ベイスターズに復帰すると7勝をあげます。2011年にベイスターズを退団すると独立リーグなどを経て、幾度か米マイナーリーグなどに挑戦し、2017年に引退しました。

野球をやれるだけで幸せ

大家はMLBやマイナーを転々としてきましたが、MLBでの成功・失敗について 「よく成功とか失敗とか言われるが、じゃあ何が成功で、何が失敗なのか。僕はアメリカに来て野球が楽しいと思えるだけで、成功だと思うんです。僕らは見せてナンボの世界にいますから、成績を残せなければ失敗と言われるのも仕方がないと思うが、やりたいことをやるのが一番だと思います。先発でもリリーフでも、マイナーでもメジャーでも、野球をやれるだけで僕は十分、幸せなんです」と語ります。

二軍で調整する一軍投手にも影響を与える

大家はケガや不調で二軍で調整する投手にも好影響を与えます。カットボールをはじめとした変化球で投球の幅を拡げることで、調整中の投手の心に余裕を与えるのです。難しい変化球ではなく、現在の自分のポテンシャルへ一工夫することで投球の幅が広がることを大家は教えます。大家はナックルボールも習得し、40歳にしてメジャー復帰を目指しました。夢は適いませんでしたが、チャレンジしなければ道は開けないことを教えるコーチは貴重です。


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