三原代表

13失点は萎える

2021年4月24日の阪神戦は弱いベイスターズを象徴するような試合でした。上茶谷が連打されていきなり6失点。阪神の容赦ない攻撃に結果としては13失点です。打線もヒットは打つものの点数には結びつかない。来季に向けて大幅に選手を入れ替える必要がありそうですね。そのカギを握るのが三原代表です。

ベイスターズ低迷の責任を負う男

梶谷、井納の流出、FAでの補強なし、外国人の緊急事態宣言での入国遅滞等々チームの不始末についてSNS上でファンからは辞任を迫る声が出ている三原代表。1993年12月ニューヨーク州立大学・バッファロー校を卒業。1994年に切削工具、計測、産業機器、工作機械等の商社株式会社NaITOに入社した三原氏は2005年にDeNAに転職します。DeNAに入社後、13年に球団の事業本部長になり、16年から球団代表になりました。球団社長が経営を担うのに対し、代表はドラフトやトレード、育成などチーム編成の責任者を務めています。人事部門の経験が長く、「チームも1つの組織体。組織の運営について考える部分には、経験が一番生かせる」といいます。その一方で野球経験はないため、「『スカウトの眼』が必要な部分は、チームの優秀なスタッフと相談しながら決めていきたい」と相談しながら運営していることが窺えます。東京都出身ですが、幼い頃から横浜ファンだったそうです。「ビジネスになると、ファンでは居続けられない」としながらも、憧れのチームに関わる喜びを日々かみしめているそうです。

高田GMが認めた男

三原代表は2017年、18年と高田GMと行動を共にし2019年に高田GMの退任と共にGM的な球団代表となりました。高田GMと同じような思考回路になってきたことが高田GMから認められ引継ぎが終了しました。三原氏が代表に就任する前から高田GMが退任の意向を持っていたため、三原氏は当初外部からGMを招聘しようとしていたようです。2017年には複数人と面談までしたようですが条件面や考え方の違いから外部からの招聘を断念した経緯があるようです。選手経験者複数名とは待遇で合致しなかったようです。他球団で画期的な取り組みをされた方が就任寸前まで行ったという話もあったようですが、高田元GMが「彼は選手をバカにしている。」と話し白紙になったそうです。その方は後に元いた球団の複数選手から訴訟があることがわかり、高田GMの眼力を三原代表は痛感しました。高田GMからは日ハムの吉村GMのように野球未経験者でもGMになれると三原代表に太鼓判を押したそうです。2018年シーズン途中にはオリックスの伊藤光のトレードに関して三原代表が自ら動くなどしたことも本人の自信になったようです。

2021年のシーズンオフ

とはいえ2021年のシーズンのベイスターズの結果が悪いものとなれば三原代表もなんらかの対応を迫られるでしょう。あくまでもDeNAからの出向なので本社に戻るということもあるでしょうし、そのまま代表を続けることもあるでしょう。代表そのままでGMを外部から招聘するという選択肢もあるでしょう。球団社長が代わって2021年のシーズンはフロントはそのままとしても2021年オフには少し人事があると思っています。

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