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ベイスターズドラフト1位森は遊撃手で育つのか?

ドラフト本やネットスカウトの評判では森の守備ではプロの内野は務まらないというものが多いです。肩や足を活かすなら外野コンバートなどという評価です。森は内野手としてはダメなんでしょうか?

まずベイスターズに森という苗字が悪運を呼ぶという問題です。5年連続Aクラスから最下位へ転落した時の監督は森監督です。この時は森繁コーチもいました。そして2003年ドラフト自由枠の森投手は一軍での登板がないまま現役を終わりました。ネガティブに考えると苗字問題で指名すべきではなかったという考え方です。

そして二遊間候補から外野手にコンバートされた選手がベイスターズでは多いのです。社会人NO1遊撃手だった波留も2年目には外野コンバートです。2000年ドラフト1位の高校NO1遊撃手内川も活躍した頃には外野コンバートです。その2000年に三塁手で首位打者新人王の金城も当初は投手から遊撃手へコンバートされ、日本代表でも遊撃手を守るほどでしたが森監督が就任するとセンターラインを固めるという理由でセンターへコンバートです。2002年ドラフト5巡目の吉村も元々遊撃手でしたが三塁手を経て外野手コンバートです。今でもベイスターズに在籍している桑原は二遊間選手でしたが早急に難があると外野手コンバート。俊足の宮本も二遊間候補でしたが1年目の終わりに外野手コンバート。ベイスターズは二遊間選手を外野手にコンバートするというのが多いチームです。森選手についてもフットワークやスナップスローについてドラフト候補に詳しい方からは不満が残るため、外野手評価ということのようです。

以前の記事にも書きましたがベイスターズファンの多くは石井琢朗という遊撃手の影を追っています。彼は元々投手でコンバートされたからは外野もやりつつ三塁手に定着し、やがて遊撃手にコンバートされファンの心に刻みこまれました。ここはチームもファンも森選手をすぐに外野の存在だとせず、遊撃手として見守ってほしいと思っています。打撃を活かすためには遊撃手でない方がいいというのも間違っていて倉本はそれでモチベーションを崩し打撃にも影響しています。ベイスターズファンのSNSを拝見していると理想の遊撃手は肩が強く、正面のゴロは怖いから逃げながら捕り、絶対打球と正対しない、守備範囲が広く丁寧なプレーはしないという選手が好みのようです。倉本などは正面のゴロをきちんと捕球し丁寧に送球して確実なアウトをとっていたのですが、ファンの希望により雑なプレーを取り入れたら守備が劣化したように思えます。ここは森選手が考える理想の遊撃手を追求しながら新しいベイスターズの遊撃手として活躍してくれることを願いたいと思っています。

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