チームの走塁改革が必要

UBRへの意識

走塁能力を評価するセイバーメトリクス指標であるUBRを意識したいです。野球において、走塁のうまさは得点に直結する重要な要素ですよね。UBR(Ultimate Base Running)は盗塁以外の走塁で、平均的な選手と比較してどれだけ得点を増やしたか=得点への貢献度をあらわすセイバーメトリクス指標です。UBR算出における対象シチュエーションは
・走者一塁からの単打
・走者二塁からの単打
・走者一塁からの二塁打
・走者三塁からの外野フライ
・走者一塁からの内野ゴロ
・走者二塁からの内野ゴロ
・走者三塁からの内野ゴロ
・走者一塁からの外野フライ
・走者二塁からの外野フライ

UBRはその選手が平均的な走塁能力の選手と比べて、チームにどれだけの得点を増やしたか(or減らしたか)をあらわします。例えば平均的な選手であればUBRは0.0となり、UBRが5.0の選手は平均的な選手よりもシーズンで5点多く得点を生み出したと評価できます。逆に、UBRが-3.0の選手は平均的な選手よりもチームの得点を3点減らしたという評価になります。UBRが1点以上の選手は2021年のシーズンで現状NPBに46人います。

ベイスターズのUBR

ベイスターズ全選手のUBRは2021年9月13日現在で-9.0で12球団最下位です。1位のロッテは+12.8ということで20点以上の走塁能力の差があります。盗塁に関しては加味されない純粋な走塁についてのデータですから、ベイスターズがいかに戦略的走塁ができていないかがわかります。次の塁に進むという意識を止めてしまっているということです。

ファンがベイスターズの走塁をダメにしている

ベイスターズについては走塁で憤死すると三塁コーチャーを「壊れた信号機」と断罪して積極的走塁を嫌うファンが大勢います。またオースティンらが猛スピードで次の塁を狙うと「ケガをするから手抜きしろ」と敗退行為を促すファンもいます。むしろファンとしては積極的走塁での失敗を許容してどんどん前の塁を狙うチームにしないとベイスターズはチャンスに点が取れない、満塁で点が取れない、ホームランでしか点が取れないチームになってしまいます。

コーチにより改革

走塁の意識改革については積極的走塁推進派のコーチを外部から呼んでくると言うのもあるかな?と思います。チーム全体の意識を変えない限りは走塁は変わっていかないと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?