ベイスターズを変えるには

今永今季初登板、石川引退試合中止

昨日も雨でベイスターズは試合中止でした。今永の今季初登板と石川選手の引退セレモニーが中止となりました。DeNAになってから戦力外→現役続行希望の選手が最終的に引退した後にも引退試合をきちんとやるようになりました。OBへのフォローも抜群になりましたね。コーチだけでの在籍でもOB会に入れると森繫和さんが仰ってました。

DeNAになっての努力

ベイスターズがDeNAの傘下に入り、データや組織としてのチーム作りというのはかなり整備されたと思います。結果としては9年間で3回のAクラスで優勝なし、日本シリーズ出場1回というものですが。データアナリストやフロントで戦略を考えている人々は正直そのギャラに合わないぐらい優秀な人が揃っています。ただ2021年のシーズンは極めて厳しい結果となっています。親会社が代わるとかフロントを総取っ換えすれば、これらの優秀な人材は他球団に高額なギャラで流れてベイスターズはますます弱くなるでしょう。もちろん1日何兆円もの収入がありお金があまって仕方がないようなオーナーが金にモノを言わせてFAの目玉を必ず毎年獲得して、MLBからバリバリのタイトルホルダー獲得して、ドラフト候補にも金を配りまくって目玉選手総取りでもすればチームは強くなるかもしれません。でもそれは現実味がないでしょう。

楽天が8年目で優勝できてベイスターズがまだ

チームを1から作った楽天が8年目で優勝、日本一になってDeNAが親会社になって10年目のベイスターズがまだできないわけはなんでしょうか?1つは三木谷オーナーがポケットマネーで優秀が選手を獲得するからということがあるでしょう。また野村、星野という名将を連れてきたと言うこともあげられるでしょう。ただ一番はそもそもチームカラーがないところからスタートしたということが大きいでしょう。色がないチームに野村、星野という名将が型にはまった野球を植え付けたことで一度は優勝できたというのが大きいと思います。ベイスターズには98年の優勝を引き摺りながら暗黒期に沈んだ時代という色がありました。それを整地するのにDeNA及び高田GMは腐心したと思われます。高田GMの日本ハム時代は本拠地変更によって東京から北海道に移ることでチームカラーをうまく変えることができました。しかしベイスターズでは本拠地変更がなく、ファンも含めたチームカラーの入れ替えが想像以上に難しかったと思われます。

即効性を求めるならチーム解散→巨人に合併

SNSなどでは親会社やフロント批判、首脳陣批判が見受けられます。そういったファンの求めるチームの理想像はだいたい巨人のチームカラーです。だったら巨人に合併しちゃうのがベイスターズファンにとって幸せなのかな?と思ってしまいます。正直、親会社が変わってもフロントが変わっても監督が変わっても今DeNAがやっている地道な努力を無視したら弱いままだと思います。SNSで面白いのは昨年まであれだけファン批判してきたラミレス監督の野球の方がよかったみたいな声です。youtubeなどでラミレス氏が発する野球観はまさに現代の野球に合致したものです。でも監督になったらまた批判されちゃうんでしょう。三浦監督だっていろいろ工夫していますし、ラミレス時代に欠けていたものをうまく足そうとしています。しっかり応援したいです。

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