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捕手QSで見るリードについて

お断り

今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。

捕手QSとは?

捕手QS 先発で「6回、自責点3以内」を試合を作った指標として、先発投手を主体に考えたデータがQSであるのに対し、先発捕手に焦点を当てたのが捕手QSとなります。正捕手だけを抜き出したデータ。チームよりも個人の方が数字がアップする傾向にあり、その平均値は2・1ポイントです。この平均値も参考に、正捕手のQS率を吟味します。正捕手の規定出場試合数をレギュラーシーズンの半分72試合までとします。今季もコロナ離脱により、チームによって出場試合数に差は出ています。

里崎智也氏の理論

里崎チャレンジ「リードを可視化して評価基準を作ってみる」ということで、日刊スポーツで里崎氏が作ったのが捕手QSです。評価基準の本質は「捕手が試合を作ったかどうか」です。リードのデータ変換にトライしたのです。投手QSをヒントにして、QSの視点を変えて活用することにしたそうです。QS達成率の担い手の一方が投手ならば、捕手はもう一方で貢献しています。スポットを先発投手から正捕手に変え、先発マスクで6回以上出場、自責点3以下の達成率をバロメータにしています。チームでは阪神、オリックス、ソフトバンクが上位に来ます。個人ではトップの捕手QS率を誇る梅野(阪神)が72.5%と光ります。

ベイスターズの捕手QS率

ベイスターズの捕手QS率は61.5%と12球団で8位。ただし嶺井捕手がQS率70.3%で捕手全体3位でチームのQS率よりも8.8%高いです。嶺井のリードがチームに貢献していたことがわかります。一方、嶺井が移籍するソフトバンクの甲斐捕手はQS率が71.2%で捕手全体で2位です。ソフトバンクはQS率2,3位の捕手を抱えることになります。一方でベイスターズはQS率の高い捕手を失った後で、伊藤光、戸柱を中心として、どのようにリードを磨いていくかが課題になります。

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